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税務情報

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注目の裁判例や税制改正の情報、税務のよくわからないところをわかりやすく解説していくマガジンとなります。
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#相続税

相続対策のタイプは、「資産承継対策」、「納税資金対策」、「資産組替え対策」の3タイプしかない!

相続対策のタイプは、「資産承継対策」、「納税資金対策」、「資産組替え対策」の3タイプしかない!

節税だけが相続対策ではない
まず、相続対策の話を始める前に、理解しておかないといけないのは、「節税」だけが、相続対策ではないということです。相続税は減っても、承継に困ったり、遺産分割で紛争を招くような対策は慎重に検討する必要がありますので、ご留意ください。

コミュニケーションを強化するうえで、「伝えた」と「伝わった」は違うのかぁという経験をされたことがある人は多いのではないでしょうか。だいたいは

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1700億円の税金が還付された武富士事件って何?サクッと理解!

1700億円の税金が還付された武富士事件って何?サクッと理解!

海外に居住させた息子に、海外財産を贈与した際に、息子の住所が日本か海外で争って、結局海外居住が認められ、合計1700億円もの税金が還付された武富士事件。

租税回避の意識が明らかに読み取れるものであっても、あくまで客観的公平な立場で判断されることもあるのだということがわかる有名な裁判例です。

今回は、こちらを改めて解説してみました。

1700億円の税金が還付された武富士事件って何?サクッと理解

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不動産取得による節税対策の留意点(路線価評価額の否認事例)2019年8月27日東京地裁

不動産取得による節税対策の留意点(路線価評価額の否認事例)2019年8月27日東京地裁

相続税対策の一環で、時価と路線価評価による乖離を利用するための不動産取得を行うケースは多いと思います。

小規模宅地特例の改正なども近年数多く行われているところですが、2019年の夏に東京地裁にて、注目の裁判がありました。

路線価評価を否認して、時価評価により相続税が修正されたという事案です。

今回は、こちらの裁判のポイントや今後の学びについて整理しました。

不動産取得による節税対策の留意点

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