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2021.1.20 アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書

2年前に初版が出版され、作家の橘玲氏が推薦したり、オリラジの中田氏にもYouTubeで紹介されたりして、多くの方に読まれた1冊の書籍『アメリカの高校生が学んでいる お金の教科書』。

ですが……、お金に興味がある、これからの老後が不安という方もいる中で、まだ読まれてない方も多くいると思いますので、私も推薦する一人として未読の方には一度読んでほしいなと思っている一冊です。

推薦する理由は、私たち日本人は学校教育で、お金や投資に関してほとんど学んできませんでしたが、一方のアメリカでは、私たちの想像を遥かに上回る知識を学んでいます。

例えば…
「リバースモゲージ」
という制度を知っているでしょうか?

これは、持ち家のある人が、老後の生活資金のために持ち家を担保にお金を借りながら家に住み続けられるという制度です。

持ち家を一旦売って、賃貸として借りるリースバックと似たような性質の制度ですね。

これが、高校生の教科書で『老後計画』の選択肢の一つとして取り上げられているのも理由の一つです。

この制度を使うのが良いかどうかはさておき、このレベルの具体的な制度まで知った上で、きちんと計画を立てないとダメだということを高校生の時から学んでいるというのは、日本で教育を受けた側からすれば驚きです。

方や日本人はというと、特にお金について学ぶ機会もなく、
「リボ払いはなぜ極力割けたほうがいいのか?」
といった基本的なことすら知らない若い世代が社会にはたくさんいます。

社会に出て、それほど大きな役にも立たない二次関数を必須科目として教える時間があるなら、同じ数字を学ぶ数学よりも、まずお金の数え方を勉強したほうが良いと私は思います。

もちろん、誰のせいとも言うわけではないのですが、
「日本人が過去20年間、金融資産を減らし続けてきた」
「アメリカでは投資をするのが当たり前で、日本の2.86倍も金融資産を増やしてきた」
という事実の裏で、こういった当たり前にやるべきお金の勉強の格差が存在していると、皆さんはふと思ったことはないでしょうか?

資産形成に取り組んだり、老後の備えをするのに特別な能力なんかは必要ありません。

本当に知っているか知らないかの差が、将来の私たちの資産総額や収入を大きく変えます。

そういった私見から、興味がある方には是非、冒頭の書籍を読んで頂きたいと思います。

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