2021.11.26 対中外交:自民党の新しい2人のキーマン
11月15日に、『日本が「一難去って、また一難」のワケ』の記事を書きました。
この“一難”というのは、親中派のボス二階氏のことでしたが、その二階氏が幹事長を辞めさせられて去りました。
ところが、この“また一難”とは、林新外務大臣のことです。
私は、林大臣に何の恨みもありません。
しかし、彼が外相に任命されるまで、『日中友好議員連盟』の会長だったので、“また一難”なのです。
世界では『米中覇権戦争』が続いたままで、世界情勢はこれを軸に回っています。
そして、日本は勝利するアメリカ側に付く必要があります。
日本は第二次大戦で、負けるナチスドイツに付いて敗北しました。
現代のナチスドイツである中国に味方して、同じ過ちを繰り返してはいけないのです。
中国、林外相に訪中を求める
さて、11月18日に早速、懸念していたものが現実化しました。
林外相は、中国の王毅外相と電話会談しました。
その時、王毅外相は林外相を中国に招待したのです。
林外相は、どんな反応だったのでしょうか。
11月21日には、
「招請は受けたので調整はしていく!」
と発言。
つまり、
「招待されたから予定を調整していきますよ」
と。
林外相が訪中したら、何を言われるのでしょうか?
想像できる範囲で挙げてみると、
・北京オリンピックに岸田首相を参加させろ! ダメなら林外相が来い!
・日本は、麻生氏が「台湾有事の際は、米国と共に台湾を守る」と言っているが、ふざけるな!内政干渉すると日本は終わると思え!こっちは核大国だぞ!
・日本はウイグルの人権問題で内政干渉するな!
・尖閣は中国固有の領土だ!
等々。
林外相は、『日中友好議員連盟』の前会長ですから、これほど“脅迫しやすい人は他にいない”ということでしょう。
林外相は、こういった厳しい立場になることが予想される中、どうすれば良いのでしょうか?
簡単です。
行かなければ良いだけです。
佐藤正久・自民党外交部会長の正しい発言
態度がはっきりしない林外相。
そんな中、自民党の『ヒゲの隊長』こと、佐藤正久外交部長が正しい発言をされました。
「日本の外務大臣訪中というのは、完璧に間違ったメッセージを海外に出すと」
その通りです。
・中国は100万人のウイグル人を強制収容し、ウイグル女性に不妊手術を強制しジェノサイドしている国。
・中国は、台湾を「武力を使っても併合する」と脅迫している国。
・中国は返還時の約束を破って、香港の自由を全て奪った国。
・中国は情報を隠蔽し、新型コロナパンデミックを引き起こした国。
・中国はリトアニアを「ノミ」と呼ぶ国。
今、世界中で反中の国が増加しています。
アメリカを中心に、北京オリンピックを『外交ボイコット』する動きが広がっています。
こんな状況で、日本だけ『ジェノサイド国家』と仲良くしてどうするのでしょうか?
まさに“ナチスドイツと同盟を組んだ時”と同じ過ちを犯そうとしているように思えます。
しかし、佐藤外交部長が、“真っ当な発言”をされたことで、林外相は、
「まだ何も決まっていない」
と少し後退しました。
習近平の国賓訪日と林外相の訪中。
これは阻止しなければなりません。
今回の正しい発言に、佐藤正久議員にTwitterやFacebookにお礼のメッセージを書いてみても如何でしょうか。
そして、
「これからも反対して下さい」
と、一言添えて丁寧にお願いする。
政治家の方も人間ですから、
「私の発言は国民から支持されている」
と感じれば、勇気と力が湧いてくるでしょう。
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