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2020.3.13 戦前日本、政府が消したもう一つの戦場

明治維新以降、日清・日露戦争から日米大戦まで、日本の歴史というと外国との戦いにスポットライトが当てられますが、実はその時期、国内で知られざる戦いも起きていました。

ことの発端は1922年。
社会主義大国・ソ連の誕生。


「平等な社会」を目指す共産主義者たちによる革命・内戦を経てのことでした。


そして、その共産主義思想は海を渡って日本へも広がりを見せ、ソ連と繋がる組織として「日本共産党」が結成されました。

しかし、「平等な社会」を目指す彼らの思想は決して穏やかなものではなく、
「理想の実現のためには暴力も厭わない」
それが彼らの考えであり、彼らの目指す「平等な社会」において、天皇陛下はあってはならない存在。

つまり、日本における共産主義思想は
「暴力によって、天皇陛下を打倒する」
というものでした。

天皇陛下を狙う暴力革命。

共産革命を強く恐れた日本政府は、「日本」という国のあり方を脅かすような組織の結成や加入を法律で禁じ、実質的に「共産党」を違法としました。

そして、その取り締まりを担ったのが特別高等警察:通称「特高」。

天皇陛下を、ひいては国家を守るため。

共産党 vs 特高の戦いが始まりました。

天皇陛下のため、日本のために戦ったはずの組織"特高"

しかし、きっと読者の皆さんもこの名前には「暴力的」「怖い」というようなイメージをお持ちではないでしょうか?

お国を守るため。

そんな使命を背負った彼らは、いつしか恐れられ、語ってはならない存在となってしまいました。

実際、日本政府は日米大戦の降伏の瞬間、
占領軍にバレては困る
と特高関係の資料を全て燃やすように指示。

その実態を歴史の闇に葬り去ろうとしました。

一体、当時の日本で何が起きていたのか?
国を守ろうとした"特高"は悪だったのか?正義だったのか?

今では語られることのない特高警察の真実が、近年アメリカで新しく発見されました。
約100年の時を越えて解き明かされる情報を、次の機会にアップできればと思います。

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