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2022.5.24 消えた2兆円…中国経済崩壊の足音

最近、小麦粉や砂糖といった食料品の値上げから、回転寿司などの飲食店まで値上げラッシュが続いています。

ウクライナ侵攻で原油価格も上がっていますし、家計の負担は増えるばかりで不安に感じてしまいます。

しかし、日本と比較にならないスピードで経済が崩壊しているのが中国。

中国では、先月から上海がロックダウン。

実は、これによって、かなりの餓死者と自殺者が出ており、暴動が軍によって制圧されるなど大変なことになっています。

さらに、上海以外の各地方都市でも起きており、人口14億人中4億人くらいがロックダウンされているという推測も出されているほど。

そんな状況の中、経済もかなり悪化しているようです…。

そこで今回は、今の中国経済について書き綴っていこうと思います。


今、中国から史上最大の資本流出が起きています。

実は、今年1月から今までになかった規模で資本流出が起きていましたが、IIF(国際金融協会)によると、中国からの資本流出は3月で175億ドルに上ります。

日本円に換算すると2兆2750億円です。

また、その中でも外国人投資家による中国国債の売り越し額(売買数量のうち、買い数量を超えた売り数量の金額)は、2月が55億ドル、3月が81億ドルと、お金がどんどん逃げています。

それでは、一体なぜ、史上最大規模の資本流出が起きているのか?

1つ目は、少なくとも今の中国には、これ以上の経済発展の見込みがないこと。

2つ目は、経済発展が見込めないため、中国から引き揚げて外国にお金を逃そうということ。

金利は外国も上がっているので、もっと金利の良い商品が出てきます。

外国人投資家はとりあえず、アメリカならアメリカへ自分の手元に資金を戻しています。

今の習近平のやり方は、鎖国化・再社会主義化なので、そこに未来はないでしょう。

さらに、習近平の第3期目を争う政治的な騒乱があるかもしれません。

このようなことを踏まえて、今しばらくは中国から引いておこうということが、投資家のコンセンサスになっているのだと思います。

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