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2023.4.18 反日プロパガンダが殺した2人の日本兵

「中国万歳!日本万歳!天皇陛下万歳!」
1948年1月28日、日中の平和を願う万歳三唱が、中国の寒空の下に響き渡った。

その声の主は、日本の若き兵士、野田つよし少尉と向井敏明少尉。
彼らは、“ある活躍劇”の武勇伝によって、日本で賞賛を集めていた人物でした。
しかし、その願いが叫ばれた直後…、

彼らは頭を撃ち抜かれ、異国、中国の地に散っていった…。
彼らの活躍劇は、終戦と同時に“戦争犯罪”と見做され、その実行犯として処刑されたのです。

その活躍劇は、大東亜戦争での日本の残虐性を示す証拠として挙げられ、現代の中国においてもなお、憎むべき日本の“残虐な事件”として、未だに語り継がれています。
「日本が侵略戦争をした残虐な国だった」
という汚名の発端となる出来事の一つでした。

しかし、彼らの遺書には、こう書かれていました。
<非戦闘員の虐殺の罪名はお受けできません。お断りします。>
彼らは最後まで無実を訴えていたのです。
一体なぜ、無実の日本兵が、そのように処刑されてしまったのでしょうか?

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