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寺田愛里
2021年7月24日 15:40
1.晴天の霹靂ある日の夕方いつもの営業会議に呼び出された。会議室に行ってみるとかなり様子がおかしいそこには居るはずのない人事部長がひとり座っていた。彼は他の社員から『豚足野郎』と呼ばれ嫌われていた。30分後小さな段ボール箱を抱えた見張り役に付き添われて駐車場にいた。自分の身に起きている現実が他人事のように想えた。悲しいとか悔しいとかそんな感情すらわかない。体中が少ししびれ