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読んではいけない本

「読んではいけない本」
電車の中で。
おしゃれなカフェの中で。

そんな風にいろんな人がブログやSNSで書いていた本を
私はあろうことか
なかなかの病に伏して入院している娘の隣で読んだ。

1日のほとんどを寝て過ごしていた我が子。
暇だった。
暇さのあまり、読もうと買ったものの
読めていなかった1冊を手にしてしまった。

それは、朝井リョウさんの「そして誰もゆとらなくなった」

実はこのとき、以前心が折れて途中で止まっていた
恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」」を読んでいた。

だけど、連日続く看病で心身ともに疲れてしまい
朝井さんの文章を自ら処方したという流れ。

結果的に、声に出して笑うのをこらえ
数時間で読み切ってしまったのだけども
読み終わったあとは、心が軽くなっていた。

コロナ禍でマスクしててよかったーと
久しくしていなかったけどマスクに感謝した。

結局、心が疲れたときは朝井さんを処方し
このゆとりシリーズを3→2→1と読んだ。

肝心の朝井さんの小説は
未だに読んだことがない。
すいません。

でも、本に救われた。
作家さんって本当にすごい。

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