コーチ矢野間がキャリアに向き合い直面した3つの葛藤

2023年10月18日 17:00

今のキャリアに満足していますか？　

以前の私は、自分のキャリアに満足しているつもりでしたが、心の底ではどこか満足していませんでした。

今日は、コーチ矢野間が真剣に自分のキャリアへ向き合うことになった出来事のひとつを書いていきます。

この記事を読み進めることで、あなたが今感じている閉塞感や葛藤が掘り起こされてしまうかもしれないけれど、その分あなた自身に変化を起こしやすくなります。

キャリアにおける閉塞感と葛藤を感じていた私

2021年10月の私は、キャリアにおいて未来のレールが見え過ぎて、閉塞感と葛藤を感じていました。

当時は二人目の育休中。尊敬する上司が退職するという報告が入りました。

その上司は、私が栃木に移住する際どうにかリモートワークができるよう、会社と交渉してくれた恩人。めちゃくちゃ仕事がデキる方。

彼も私も仕事が大好きで、退職のタの字もよぎらない程、互いに仕事に没頭していました。（・・・むしろ二人とも退職者を止める立場でした←!!）

そんな彼との久しぶりのミーティングで「彼が退職する」事実を聞いた時、私は、“頭が真っ白”になりました。

会社や仕事大好き人間だった彼が退職を決断したということは「相当の覚悟の上」と頭で理解しようとしたけれど、受け入れるまでに時間がかかりました。

その時、私はショックで溢れ出そうな涙を流さないよう堪えながら「〇〇さんの決断を応援しています」というのが精一杯でした。いや、実際には涙は溢れ出てしまいました。

この先も彼と一緒にもっと仕事したい！ついていきたい！と未来を描いていた矢先の出来事に心が追いつきませんでした。

ここで初めて向き合うことになったのです。「あれ？退職なんて考えたこともなかったけれど、もう一度自分の価値観の土台を見直した方が良さそうだ」と。

そして、「このまま行っても悪くない。ギリギリ合格80点だけど、私の人生このままでいいのか」という心の声に気づいてしまいました。

上司の退職をきっかけに、私の中にあった葛藤はこんな感じでした。

①自分の中の違和感に気づいてしまい、変化が起こりそうな予感にビビった
②世間的に見て合格ライン80点は見えていたけど、私の人生における120点は見えなかった
③「退職」「転職」というタブーに向き合うのが怖かった

一つひとつ書いていきますね。

上司の退職という出来事をきっかけに、これまで社会人として10年以上信じてきた価値観が音立てて崩れていきました。

自分と向き合い続けて出た答えは「もっと面白いことをしてみたい！」でした。この気づきは私にとって嬉しいモノであると同時に、怖かったです。

パンドラの箱を開けてしまったみたいな感覚で、気づけた！というよりも、「・・・気づいてしまった・・・！」という感覚で。

気づいてしまったからには、何かが変わってしまうんじゃないか、という恐れでした。その恐れの本当の正体は「安定を手放してしまうかもしれないことへの恐れ」のようなモノでした。

当時、未来を考えた時に、5年後10年後20年後の自分をありありと描けました。それも世間的に見て合格ライン80点は確実で、頑張れば100点にも届きそうな予感もありました。

しかし、そこに私は閉塞感と葛藤を感じたのです。

私の心に問うた時、一度の人生、安定の80点よりも、20点になるかもしれないけれど120点にも大逆転するかもしれない道を歩んでみたい！そっちの方が心踊る！と答えが出てきました。（・・・もちろんめちゃくちゃ悩み向き合いました）

当時、会社を辞めるなんて1ミリも思ったことがなかったので、正直自分と向き合うのが怖かったです。向き合ったら「辞める」という選択肢が出てきそうだったから。

元々辞職希望のメンバーを止める役割も担っていたので、会社の意向もよくわかるし、何より退職＝タブー（イケナイこと）だと思い込んでいました。

会社のメンバーも大好き、仕事内容や給与にも不満はありませんでした。

でもただ一つ、私が人生でやりたかった「コーチング」は会社のルール上、副業としてはできなかったのです。

「退職」というものと向き合うために、退職を経験した友人の話を聞いてみたり、視点を変えて「退職」について考えてみたりしました。

自分にとっては悩み。でも他人にとっては贅沢な悩みと言われてしまう。このような葛藤を抱える方は少なくありません。

私は「悩み」に贅沢も何もない、と思うのです。それがたとえ、人から見たら贅沢な悩みだとしても、自分の人生をどう生きるかに悩んでいるので、とても尊い悩みだと捉えています。

同じような葛藤や閉塞感を持っているあなた。私の経験もぜひあなたのパワーにしてみてください。

あなたは今何に葛藤していますか？
何に気づいちゃいましたか？
イメージしてみてください。

言語化したり視覚化するだけでも、その葛藤を扱えるようになりますよ。
応援しています！

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