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【ONE PIECE】ムーの白鯨でわかるイム様の目的

漫画『ONE PIECE』の謎をダジャレで空想!
今回はこれに気づくと芋蔓式に伏線が見える、重要なカラクリ
「世界をひっくり返す」とは?
アニメ『ムーの白鯨』との共通キーワードで空想します!

【ONE PIECE 基本妄想】

「ダジャレ」が「人繋ぎの秘法」。

"D"は△が2つ重なったダビデの星=六芒星✡️

「Deus(神)」と「Demon(悪魔)」
「ミルク」と「ブラックコーヒー」
「始まり」と「終わり」など相反するものを融合
「ひとつなぎ」にしたら「ONE PIECE(愛&平和)」になる。

「世界をひっくり返す」とは?

いくつかある意味のうちのひとつが、

ワノ国=日本と海外認識の違いひっくり返す

ことだと考えます。

例えば、西洋でドラゴン悪魔は同一視されます。

ルフィはドラゴンの息子なので、ゾロに悪魔の息子と言われました。

『ONE PIECE』第5話"海賊王と大剣豪"より

日本でドラゴン=竜は様です。
ルフィは太陽のニカになりました。

最終章に入り、すでに世界はひっくり返りつつあります。

さらに日本で「神龍(シェンロン)」といえば『ドラゴンボール』 の願いを叶える神様。
ニカにもシェンロンのように「人の願いを叶える力」があるかもしれません。

△でわかる"D"の意志

世界をひっくり返す鍵となる"D"の一族。
Dはギリシャ文字のデルタ、三角形がもとになった文字です。
尾田先生はアニメの作画に、ルフィのシルエットはサンカクを意識するよう指示しています。
つまりサンカクはDを表します。

ONE PIECE FILM 「STRONG WORLD」 EIICHIRO ODA ARTBOOK より一部抜粋

日本では一般的に、マルは良い、バツは悪い、サンカクは中間、と認識されます。
しかし海外でサンカクの意味は通じないそうです。

このサンカクの意味を世界に広めるために、日本がモデルになった「ワノ国を開国」する必要があるのではないでしょうか?

"D"は嵐を呼ぶ

"D"が中間のサンカクだというヒントが、
扉絵連載「エースの黒ひげ大捜査線」でしょう。
海軍の苦いブラックコーヒーに、モーダの白いミルクを足し、
黒と白が一体となったコーヒーミルクでハッピー会議になりました。

海軍とモーダの間をつないだのが、"D"のエースです。

コーヒーにミルクを入れ、かき混ぜると渦ができます。
この「」が"D"の呼ぶ嵐です。
台風やハリケーンは大きな渦状の積乱雲です。

黒と白を混ぜて一体化し、中間のグレイにすること。

それが"D"の意志であり、みんながハッピーになる
ひとつなぎの秘法」=ワンピースです。

『ONE PIECE』1巻のカバー折り返しの写真は、「グレイ」と呼ばれる宇宙人のマスクを被った人です。
尾田先生は最初から"D"やワンピースの答えを暗示していると考えます。
"D"の一族はやはり宇宙からやってきたのでしょうか?

「ひとつなぎの大秘宝」にはいくつもの意味が込められていて、これはそのうちのひとつと考えます。

犬をかぶるモンキー・D・ガープは、相反する犬と猿が一体=ひとつなぎとなり、
"D"の意志を表していました。

『ONE PIECE』第431話"愛の拳"より

どっちつかずの正義

海軍大将・黄猿の技名は「日本の神器」。
黄猿(イエローモンキー)はそのまま「日本人」を表すキャラ。
掲げるのは「どっちつかずの正義」。
どっちつかず=中間=△なのが日本人だと黄猿で表しています。

光月家の家紋そのものなボン・クレーは男と女の中間、「あやふや」が「最強」という。
「どっちつかず」でいることが、むしろ日本の「強み」と考えられているようです。


白鯨 モビー・ディック

日本独自の認識「白鯨」で、イム様とニカ、巨大な王国について空想してみます。

白ひげの海賊船の名前、モビー・ディックは、アメリカの小説家・ハーマン・メルヴィルの「白鯨」という小説に登場する白いマッコウクジラのあだ名です。
マッコウクジラはラブーンのような黒いクジラなので、モビー・ディックは突然変異のアルビノでしょう。
小説の中では漁船を破壊し、「悪魔の化身」とみなされます。

日本では逆に、アルビノの個体は縁起が良いとして大事にされ、白蛇は神様として祀られます。
ワノ国でも山の神は白猪かいぶつ
ヤマトは「神速 白蛇駆はくじゃく」という技を使います。

『ONE PIECE』第961話 "山の神事件"

そして日本で「白鯨」は「ムー」の守り神です。
これは1980年に放送された『ムーの白鯨』というアニメの設定です。
海外向けのタイトルは「MOBY DICK 5(モビー・ディック ファイブ)」。

世界をひっくり返し、
悪魔の息子から、太陽のニカになったルフィと、
悪魔の化身から、ムーの守りとなった「白鯨」。

「白鯨」はニカルフィとリンクします。
以前こちらの記事にまとめました。↓

『ムーの白鯨』

宇宙を創造した神が投げ入れたふたつの力により、地球に高度な文明が発達。

平和を愛するの民、白鯨をシンボルとする「ムー」。
愛を育む力、ラ・グリルを持つ。

戦いを好むの民、コンドルをシンボルとする「アトランティス」。
物を生み出すと同時に、限りない欲望をも生み出す力、オリハルコンを持ち、科学を高度に発達させた軍事国家。

3万年前、100年に及ぶ戦争の末、ムーの指導者ラ・ムーがアトランティス大陸を異次元に飛ばし、ムーは海底に沈み終戦。

惑星直列を機に、現代の宇宙空間に甦ったアトランティスは、オリハルコンを求め地球侵略を始める。

「白鯨」はラ・ムーの脳が移植されたサイボーグとなって復活。
ラ・ムーの導きによって集まった5人の若者が、アトランティスに立ち向かう。

出典:『ムーの白鯨』

愛&平和 vs 欲望&戦争

『ムーの白鯨』と『ONE PIECE』の共通点はたくさんあります。

重要なのはふたつの力。
「ラ・グリル」は三日月型で、回転して力を発揮する。
「オリハルコン」は黒い球形で、ミラーボールのように輝く。

愛&平和 vs 欲望&戦争
海の民 vs 山の民
三日月 vs 黒いミラーボール

サンジ vs ジェルマっぽい。
サンジは「愛の力」を持ち、「(ラ・)グリル」ショットを使います。

イム様の目的

ラ・ムー=イム様としてリンクさせてみます。

まずイム様とは、ドフラミンゴが果たせなかった
「オペオペの実の能力を手に入れ、
 マリージョアの"国宝"を利用し、
 世界の実権をにぎる」
ことに成功した「世界の王」と予想。

『ONE PIECE』第761話"オペオペの実"より

オペオペの実の能力"人格の移植手術"でイム様になりすまし、"不老手術"で800年以上生き続けている黒幕がいる。
その黒幕は、失われた力を取り戻し、悪魔を復活させることを目指している。

これがイム様の目的と考えました。

▶︎イム様の外見はラ・ムー

ラ・ムーはおじさんだけど、『うる星やつら』のラムちゃんを採用していると予想。
ムーにはテンちゃんっぽい「ミュー」というキャラがいる。

▶︎人格はアトランティスの女帝コンドラ

コンドラは『科学忍者隊ガッチャマン』っぽいマントに、コンドルの被り物をしている。
マントを広げた姿が、ミス・ウェンズデーの「メマーイダンス」っぽい。

コンドラはアトランティスの帝王ザルゴン=悪魔の復活を目指す。
復活させるには失われた力・オリハルコンを取り戻す必要がある。

「世界の王」=アッカドの王サルゴンとリンク。
アッカド=赤土のダジャレで、赤い土の大陸(レッドライン)に君臨する王ロックスと予想。

以前考えたイム様とロックスは夫婦説とマッチする。

イム様が凍った麦わら帽子を見つめていたのは、帽子の持ち主、コールドスリープ中の王ロックスのことを考えていたと解釈できる。
王ロックスは「オーロックス」という野牛のダジャレ。

ザルゴンは百獣海賊団のジャックのような、牡牛の角がついた兜を被る。

野牛オーロックスとスサノオ・サルゴンのダジャレはこちら↓

▶︎白鯨はワノ国の地下にあるプルトン?

ワノ国の地下に眠るプルトンが、「ムーの白鯨」の最終変形、宇宙船型の白鯨と予想。
「プル」は韓国語で火。
「トン」は豚。
「海の豚」はイルカ。
クジラとイルカは生物学上は同じ「鯨類」。
大きさの違いで区別されている。

海の悪魔レヴィアタンと山の怪物ベヒモス

「白鯨」は聖書に登場する海の悪魔、レヴィアタンにたとえられます。
レヴィアタンは、とぐろを巻いた巨大な蛇や竜・クジラの姿で描かれます。

海の民の指導者ラ・ムーが白鯨=海の悪魔レヴィアタン。

山の民の帝王ザルゴンが、山の怪物ベヒモスのイメージになります。
ベヒモスは象、カバ、サイ・野牛などの姿で描かれます。

イム様(ラ・ムー)=メスのレヴィアタンで不死身

王ロックス(白鯨)=去勢され冷凍保存してあるオス(オカマ)のレヴィアタン

ズニーシャ(帝王ザルゴン)=ベヒモス

黒幕(女帝コンドル)=ジズ(空を象徴する巨大な怪鳥)

このうち3つの人格、または心臓はイム様が持っていると予想されます。イム様3人説はまた別の記事でまとめます。

本来のイム様の人格は、「白いクジラの木」があるズニーシャに入っていそうです。

レヴィアタンの心臓は石のように硬い=ハートロック
仏つながりのイワンコフがいるカマバッカ王国には、ハート型のロック(岩)があります。
「カマバッカ」は「オカマの牛」という意味です。

『ONE PIECE』103巻カバー折り返しのイラストは「ブルートゥース」。
ドラマのロケ地で有名な、ロックハート城の紋章は青い舌を出した猪の頭が描かれています。
青い舌は青い歯に見えるから「ブルートゥース」。

ふたつのチカラを持つ神ニカ

太陽の神「ニカ」は「ふたつのチカラ」と読めます。
「ニカ」がふたつのチカラ「ラ・グリル」と「オリハルコン」を併せ持つ創造主なら、レヴィアタンやベヒモスを倒せる唯一の神となります。

レヴィアタンとベヒモスはハルマゲドンの後、生き残ったひとたちの食料となるそうです。
ルフィが肉好きなのは、物語の最後のご褒美が悪魔の肉だからかも。

まとめ

「世界をひっくり返す」とは、ワノ国を開国し、海外にはない日本独自の認識を世界にひろめること。

「"D"の意志」とは、相反するものを一体化、融合させて中間にし、みんなをハッピーにすること。

イム様の目的は、失われた力を取り戻し、悪魔を復活させること。

今回は日本と海外で認識が異なるキーワード「△」「白鯨」から伏線回収を予想してみました。

今後も日本独自の認識から、伏線回収の予想をしていきます。
次回はシャンクスとイム様と穴掘り名人を予定。

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