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料理をもっと楽しくする【包丁研ぎ講座】

料理好きにとって道具って大切ですよね!

料理道具と言ったら包丁!でもどんなに良い包丁も使っているうちに切れ味は落ちてしまいます。私も良い包丁を買って、ルンルンで料理していたのですが、ひと月もしたら、切れ味イマイチだなと感じるようになりました。切るものや使用頻度によって切れ味の持ちは異なるようですが、いい道具であればあるほどメンテナンスは大切です!そこで、包丁のメンテナンスについて書いてみました。

《目次》

①メンテナンス道具
②メンテナンス方法

③包丁研ぎ講座

④結論


①メンテナンス道具

手軽にかつ簡単に切れ味が戻るのはシャープナーですが、その反面包丁寿命は短くなります。少しでも長く大切に包丁を使いたいと言う方には砥石で研ぐことをおすすめします。

砥石とシャープナーでは切れるようにする原理が全く異なり、砥石で研ぐと真っ直ぐきれいな刃がつきますが、シャープナーは刃の表面を傷つけることによって無理やりとがらせているイメージです。

私は後々のことを考え、砥石一択だったので、シャープナーは購入していないですが、棒状のものが簡単で使い勝手がよいようです。砥石についてはシャプトンの「刃の黒幕 オレンジ 中砥 #1000 」をおすすめします。

研ぎ師の先生も一般家庭でのメンテナンスは中砥一本で問題ないと言っていましたし、ネットでも評価が高く、今回の講座で使った中砥もシャプトンだったので、コレを買っておけば間違いないです。


②メンテナンス方法

・プロに研いでもらう

一番間違いない方法です。メーカーによって無料または有料(千円くらい)で研いでくれたり、近くの刃物研ぎ屋さんも同じく千円くらいでやっていました。刃物の長さによって多少値段は変わるようですが、通常の家庭用の三徳包丁や牛刀の研ぎ代は千円くらいが相場のようです。

店舗持ち込みだとそのお店の予約状況にもよりますが当日や翌日には出来上がります。刃研ぎ屋さんによっては包丁が使えない間の貸出し包丁もやっていました。手ではなく機械で研がれることも多いようですが、お金はかかっても研ぐ手間はかかりませんし、間違いなく切れるようになって手元に戻って来ます。


・自分で研ぐ(我流、自分で調べて研ぐ)

全くの素人が参考にするとしたら動画(YouTubeなど)を見るのが一番分かりやすいと思います。結構いろんな方が研ぎ方を教えてくれていますし、私も最初はYouTubeを見ながら研いでいました。買った当初ほどの切れ味までは戻りませんでしたがそこそこ切れるようにはなりました。ただ変な力を入れてしまったせいで、私は包丁にキズをつけてしまいましたが。(泣)

また、包丁を研ぐときに角度が難しいと感じた方には包丁研ぎ用のサポートクリップも市販されています。ただ口コミを見ると包丁に傷がついたと言う声があったので、傷を気にされる方はやめた方が良いのと、通常の包丁は刃先に向かって緩やかなカーブになっているものがほとんどのため、クリップだけに頼ると上手く研げない部分が必ず出ることを頭に入れておいた方がいいです。


・自分で研ぐ(プロに教えてもらう)

今回私が受けた講座の先生は刃物研ぎを本業にしている方で、講座を受けてまず思ったことは、こと包丁研ぎについては、YouTubeやネットの情報は間違った情報が多いということです。刃物研ぎを本業にしてる方ではなく、おそらく料理人だったり我流でやってる素人の人が動画を流してるからだと思います。

濁った研ぎ汁で刃が研げるから研ぎ汁は流さないようにと言ってる方が多いですが、それは間違いです。

砥石には天然と人造があり、今は天然を見かけることはほとんどなく、まず市販でよく見かけるものは人造砥石で間違いないです。研ぎ汁で研ぐのは天然砥石だけで、人造砥石を使っている人は濁った研ぎ汁を流しながら研いだ方がよく研げます。ただ砥石を濡らしながら研ぐのは天然も人造も一緒なので、乾いた砥石で研ぐことはないように。


③包丁研ぎ講座

講座はまず砥石(種類や粒度)の説明から始まり、マイ包丁持参で研ぎ方を教えてもらいながら粗砥、中砥、仕上げ砥の三本を使って自分で研いでいきます。

研ぎ汁で服を汚す可能があるので気にされるかたは多少汚れても良い服またはエプロンを持参、それと靴を脱がずに立ち作業でやる可能もあるのでヒールが高い靴で行くのはやめましょう。

私はストアカから申込み、お値段は3,400円で、時間は約1.5〜2時間でした。マイ包丁1本は必ず切れるようになり、一生使える研ぎ方も学べるので、受けておいて損はない講座です。


④結論

間違いなく、安心して切れるようになるのはプロに研いでもらう方法ですが、自分で研いでみようと思った人には我流でなく、プロに直接教えてもらってから研ぐことをおすすめします。なぜなら包丁を研ぐのには聴覚、視覚、触覚全てが必要になるため動画やオンラインで学ぶのは難しいからです。

一回では上手く研げるようにはならないので自宅で研ぐ回数を重ねていくうちに角度や研ぎ方を自分なりに試行錯誤しながら習得する必要はあります。ただ基礎を全く知らないでやるのと、知ってやるのでは全く違うと思います。

私は学ぶ前は不安になりながら「これでいいのかな?」と思って研いでいましたが、講座を受けたことによってなんとなくこうやれば研げるんだという安心感が生まれ、自分の悪い癖も発見できたので、そこを意識しながらまた切れなくなったら自分で研いでみようと思います。

切れ味が悪くなった包丁を持っている方はぜひ包丁の切れ味を取り戻して、より楽しく料理しましょう。

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