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女性のライフイベントを障壁に感じない。SalesNowでキャリアもプライベートも充実させた働き方ができるワケ

近年、社会における「女性の活躍」が重視されており、2022年4月の女性活躍推進法の改正や女性の管理職比率を2030年には30%となるよう目標が設定されるなど、その動きは活発化しています。
しかし、2022年度「雇用均等基本調査」の結果によると、管理職に占める女性の割合は12.7%とまだまだ目標の30%には及ばず、女性が活躍しているとはいえない状況です。このような背景には、日本において妊娠、出産、結婚、育児などのライフイベントや家事の担い手の多くが女性に集中していることが関係しています。令和5年8月に国立社会保障・人口問題研究所が公表した統計によると、家庭における妻の家事負担割合は80%以上育児負担割合は70%以上と女性が負担する割合が非常に高い状況です。

このような中でも、株式会社SalesNowでは「女性が自分らしく働ける環境」を目指して、ライフイベントのタイミングでもキャリアを諦めずに働ける環境づくりを進めています。そこで、今回はライフイベントを経験したSalesNowで活躍する2名の女性メンバーにお話しを聞き、キャリアにおいて大変だったことやSalesNowでの働き方などについて深堀りました。

小川 恵里子
2006年中途で人材派遣会社へ入社。入社から2年後の2008年に結婚、2011年には第1子を出産する。10ヶ月の産休育休を経て2012年に時短勤務で職場復帰。更に1年後に第2子を出産。1年の産休育休を取得後2014年に再び時短勤務として復職するも、子育てしながらキャリアを築くことに難しさを感じ、2016年に同社を退社。同年に友人の紹介で子育てに優しいと聞いていた生命保険会社へ転職。5年間勤めたものの、子育てとキャリアの両立が満足いく形ではなく、次の職場を探していた際にSalesNowに出会う。2021年にSalesNowに入社し、子育てとキャリアを両立させながら総務や経理などのコーポレート部門を幅広く担当している。

宮内 彩加
早稲田大学法学部を卒業後、2014年に新卒でメガバンクに入行し、コンサルタント営業を担当。その後2017年にIT大手に転職し、クライアント営業、営業企画を経験。2022年にセールスフォース・ジャパンへ転職し、法人営業を担う。2023年の結婚を機に、自身の中での価値観に変化があり、仕事もプライベートも両立できる環境を探して転職活動を開始する。同年SalesNowに出会い入社。現在は営業企画として全社のビジネスサイド全般を牽引してキャリアを築きながら、家庭の時間も充実させた働き方を実現している。

女性としてキャリアを築くうえで障壁となった「出社」「コアタイム」「業務時間の長さ」

冒頭でもあるように、日本ではまだまだ女性が活躍できる環境とはいえない現状ですが、実際にお二人もライフイベントを経験してキャリアとの両立に悩んだことはありましたか?

小川
ありましたね。あらゆる点で悩みましたが、特に妊娠・出産における産後のキャリアは本当に悩みました。

1社目は働くことが好きな人が集まっていて、アクティブに働く女性が多い会社でした。私も当初はバリバリ働いていましたが、結婚・妊娠・出産・復職を経験するとなかなかそうはいかなくなりました。
妊娠中は悪阻がとてもひどかったものの、コアタイムが決まっていたため勤務時間に間に合うように家から片道70分かけて通勤しなければなりません。働きたい気持ちはあるのに、悪阻の中での通勤が本当に苦痛で、電車で何度も泣きました。何度「家で体調がいいタイミングで働けたらいいのに」と思ったか数え切れません。

また、産後は時短勤務で復帰しましたが、時短である以上限られた時間の中でパフォーマンスの高い仕事を求められます。そんな中で、子供はすぐに体調を崩して保育園からお迎えの連絡がきますし、自分が思うように働けないもどかしさからイライラしてしまうことも増え、夫との関係も悪くなる一方でした。
自分が望んで結婚して子供を産んだはずなのに、「出社」と「コアタイム」が障壁となって思うように働けず、辛いと感じることが多々ありました。「このまま私は挑戦したい仕事もできずに毎日を送っていくのかな」という不安が募る日々でしたね。

宮内
私の場合は、家庭も大切にしながら自分が希望するキャリアを描くことはできないのだろうかと悩んでいました。前職はフルリモートフルフレックスでしたが、実力主義の社風で仕事の優先度が高い人が多かったため、私自身も頑張り続けて業務時間が長くなってしまい、それが叶わなかったんです。

特に20代は仕事に全力を注いでいて、プライベートも仕事の取引先や同僚たちと飲みに行っていたため、プライベートはあってないようなものでした。当時は仕事に全力を注ぐことが楽しかったですし、自分はこのままキャリアを積んでいくんだと考えていたんです。

ただ、20代後半になって、ふと周りに自分が目指す女性のロールモデルがいないことに気が付きました。今まで経験した企業を思い返してみると、リーダークラスに女性はいても、部長クラスになると男性のみ。ダイバーシティーを謳っている企業であっても、実際には上のポジションは男性で埋まっています。女性が多い部門は、同時にバックオフィス部門であることが多く、割合が少なくてもいいのでフロント部門の仕事もしたかった私は、「どの方向を向いてキャリアを築けばいいのだろう」と不安を感じていました。

そんな中で、結婚をしたことがきっかけでこの不安とちゃんと向き合うべきだと考えるようになったんです。当時、私はフルリモートフルフレックスでしたが、夫は多忙な職業のため、自ずと家のことは私が担当することが多くなります。実家も遠いため頼ることはできないですし、実力主義の社風の中で成果を残すために仕事に全力を注ぎながら二人分の家事も両立させないといけない
自分が働きたいと思う会社だけどフロント部門を諦めるのか、なんとか気合いで我慢してこのままキャリアを積んでいくのかを考えた時に、どちらも長期的には続かないと思いました。希望するフロント部門の仕事を続けつつも、家事を両立しながらバランスの良い働き方が叶えられる企業はないかなと悩んでいましたね。

次のライフイベントとして出産・育児も考えてはいるため、この環境では難しいと思っていました。たしか小川さんも両家共にご実家が遠く、旦那さんもお仕事忙しかったですよね。そんな中での子育てってどうでしたか?

小川
そうですね。うちも両家共に実家には頼れない状況で、子供が産まれたのは30代だったため、私も同い年の夫もキャリア的に大事な時期で忙しく、働きながらどう子育てするかは本当に悩みました。

お互い出社だったため、子供が体調を崩したらどちらが休むのかとか、どうしても難しい場合は病児対応のファミリーサポートを利用しないといけないとか。二人目に関しては、割り切って有給を消費していましたが、休みが増えるとやはり周りの目も気になりました。
上の子がインフルエンザにかかって会社を休んだことがありましたが、同時に下の子も感染してようやく二人が治ったと思った頃に今度は私がインフルエンザにかかり、結局2週間近くも休むことになってしまったんです。当時はリモート勤務もできなかったため、子供が寝ている間に仕事をすることもできず、本来働けるはずの時間があるのに、仕事を休むしか選択肢がない。
その時は、周りの目が気になりましたし、業務も滞って迷惑をかけてしまい本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいでしたね。「私だって働きたいのにな」そんな言葉が、ずっと頭の中にありました。

社員の声に耳を傾けてくれる経営陣だからこそ、安心して働くことができる

お二人とも「出社」や「業務時間の長さ」から、キャリアを築くための理想の働き方ができずに苦しんだ経験をお持ちなんですね。そんな中、SalesNowを選んだ理由はどこにあるのでしょうか?

宮内
やはり、不安を感じていたプライベートとの両立に理解があり、かつそれが整った環境でキャリアを築けるという点です。

フルリモートフルフレックスである点は前職と変わりませんが、「業務の拘束時間」を改善したかった私にとって、「SalesNowではカルチャーとして時間あたりの生産性を大切にしている」という面談時の話はとても安心に繋がりました。「短い時間でも生産性の高い労働ができれば何も問題はありませんし、逆に、仕事が好きで長時間働くことを問題と捉えることもありません。どちらの価値観も尊重されるような価値観の多様性が浸透しているから安心してほしい」と言っていただいたんです。そんな環境で希望していたフロントの業務もできるとなれば、もう魅力しかなかったですね(笑)

実際に働いてみて、その通りだと感じています。
世間的には、スタートアップで働くと聞くと、「仕事の比重が大きくてプライベートが犠牲になる」というイメージがあると思うんです。
ですが、SalesNowは先ほど伝えたように「価値観の多様性」を認める文化があるため、バリバリ仕事をしている社員もいれば、オンオフしっかりさせてプライベートを楽しんでいる社員もいて、世間的なスタートアップのイメージとは大きく異なると感じています。
キャリアの挑戦を続けながらも、プライベートを充実させることができる。まさに私が求めていた「いいとこ取り」の環境です。

また、最後の決め手としては、今後のライフイベントとして出産育児を想定している中での不安に、毎回丁寧に返答してくれた会社がSalesNowだったということです。

私は、今までの経験を活かしながらプライベートも両立させて働けそうな会社を探していた中で転職エージェントからSalesNowの紹介を受けましたが、まだ創業年数も浅いスタートアップだったため正直当初はとても不安でした。人数規模的にも1人あたりの責任や業務領域がある程度大きくなることは分かっていましたが、たとえば2、3年後に妊娠したとなった場合、スムーズに産休育休に入れるんだろうかと。

そういった不安をCOOの粂に全て話したところ、粂自身も2歳の息子を育てている身で理解はあることや、会社としても採用に力を入れている段階のため、妊娠・出産のようなライフイベントがあったときに心配しなくていいような環境を準備する旨など、とても親身になって返答してくれたんです。

経営陣がそういう考えを持っている時点で安心できたため、SalesNowに入社を決めました。

小川
基本的にCEOの村岡もCOOの粂もまずは話を聞いてくれるスタンスがありますよね。それは私も感じています。

私の場合、SalesNowに入る時点で子育ての一番大変な時期は終わっていたんですよね。ただ、今まで働いてきた会社の経験から、出社やコアタイムによる時間の非効率さは感じていたため、フルリモートフルフレックスで働ける会社はないかと探していました。
そんな中、求人媒体で私の理想の働き方ができそうなSalesNowを見つけてエントリーをしたら、一瞬で返事がきたんです(笑)私自身が仕事でコミュニケーションを取る際、連絡のスピードは重視していたため、まるですぐそばにいるスピード感で連絡がくることに感動と働きやすさを感じ、この会社で働きたいと思って入社を決めました。

実際に入社してからも、連絡のスピードだけでなく意思決定のスピードも非常に早いと感じています。あっという間に仕事が進んでいきますし、経営陣の意思決定が早いからこそやるべき仕事もどんどん回ってくるんです。

もし子育てが大変な時期に、フルリモートフレフレックスかつスピード感のある仕事の進め方ができるSalesNowのような働き方ができていれば、子育てしながらバリバリ働くことができていたと思います。子供が体調を崩しても休みをどうするかなど気にせずに看病をして、寝ている間に仕事をすることもできたでしょうし、有給も使わなくて済んだはずです。会社全体で仕事が進むスピード感が早いからこそ、時短勤務だとしてもさまざまな業務を経験することもできただろうなと。

ありがとうございます!お二人ともSalesNowに魅力を感じて入社をされたわけですが、実際に働く中で女性としての働きやすさを感じたエピソードがあれば教えてください。

宮内
入社初日のオンボーディングで小川さんとライフイベントの話をした際に、「何かあればこっそり教えてね」と言ってくれたことは本当に心強かったですし、その後も何かと相談に乗っていただくこともあり働きやすさを感じています。

実は、SalesNowはまだ女性メンバーは少なくて、当時入社前の面談は全員男性社員でした。子育てをしている社員もいるし、経営陣の二人も女性のライフイベントに関して理解をしてくれていたため、働くうえでの心配はありませんでしたが、やはり女性の相談相手がいるということはとても安心感に繋がりました。特に小川さんはご自身もライフイベントを一通り経験されていますし、話しやすいお人柄だったこともあり、今後何かあってもきっと大丈夫だと思っています。

仕事面では、女性でもかなりチャレンジしやすい環境だと感じています。今はたまたま男性社員の比率が高いですが、女性、男性だからといって責任の範囲が変わることはありません。みなさんと意見交換をしながら楽しく働けていますし、自分発で仕事をつくることもできています。責任ある仕事を任せてもらい順調にキャリアを築けていることはもちろん、フルリモートフルフレックスのため、早めに仕事を切り上げて家事や家族との時間を作るなど、メリハリをつけて過ごせています。

小川
余談ですが、女性が働くうえでの問題ってライフイベントだけではないと思っていまして。たとえば、「生理」も人によっては生理痛がひどくて動くことすら難しい方もいらっしゃいますよね。それにも関わらず、生理の辛さを理解してもらえなかったり、やる気がないと捉えられてしまったり、キャリアを築くうえで働き辛さを感じる部分ではあると思っています。
そこで、つい最近制度として生理休暇を設けることが決まりました。

宮内
実は、私がお願いして制度化が決まったんですよね。
私は生理痛がひどくて、最近通院を再開しなければならなくなったんです。フルリモートフルフレックスのため予定を調整しやすいとはいえ、通院の頻度が多く院内での拘束時間も長いため、このままだと欠勤時間が増えるのではないかと不安がありました。そこで、悩んだ末に経営陣に相談したところ、とても親身に話を聞いてくれ、相談して1週間経たずに「有給として制度を儲けることにします」と返事があったんです。

私が相談した際は「無給でも有給でもいいから年次休暇が減らないように制度を設けてほしい。そうでないと欠勤が怖くて有給がなかなか使えない」と話したのですが、毎月8時間までを半休か全休で有給休暇として取得できるように制度を設けていただきました。
それだけでなく、「制度導入にあたり制度名はどんなものがいいか」「人に知られたくないと思うのでどういう申請方法がいいか」「月に1日付与がいいか、年始にまとめて付与がいいか」など、さまざまな選択肢を挙げたうえで一意見を聞かせてほしいと言っていただき、本当に有り難かったです。

この1件で、女性ならではの悩みにもしっかりと向き合ってくれ、制度として解決してくれる会社なんだと感じ、より会社に対する魅力が高まりました。今では、毎月生理の度に感じていた不安が取り除かれ、安心して働くことができています。

今後SalesNowに入社する女性がより安心してキャリアを築ける環境を目指す

ライフイベントや女性特有の悩みにも寄り添ってくれる環境があれば、女性でも安心してキャリアを築けますよね。最後に、お二人が目指すキャリアの理想像を教えてください。

小川
SalesNowで働く社員が、「ここで働いていて良かった」と思える環境づくりに今後も取り組んでいきたいと考えています。

私はコーポレート部門で総務や経理などを担当しているため、直接プロダクトに関わる立場ではありません。ただ、プロダクトに熱い想いを持って働いているSalesNowの社員を間近で見ているため、一人ひとりを応援したい気持ちは人一倍強いです。だからこそ、制度を整えることで社員のみなさんの障壁になるようなものを取り除き、働きやすい環境を提供することは私の使命だと思っています。

先ほどの生理休暇もそうですが、今少しずつ制度を作って広げていくことにとてもやりがいを感じているため、その部分をもっと強化していきたいです。その中で、私自身も経験した「ライフイベントにおける女性のキャリアの築き辛さ」を少しでも緩和するために、女性が活躍できる働きやすい環境も積極的に整えていきたいと思っています。

宮内
私は、今後SalesNowに入社してくる女性社員のロールモデルになりたいです。

SalesNowに入社する前の私が悩んでいたように、世の中にはキャリアとプライベートの両立で悩んでいる女性はすごく多いと思います。プライベートを大切にしながら働くことって、本来誰にでも与えられた権利だと思うんです。それにも関わらず、ライフイベントが理由でどちらかを諦めたり、妥協したりしなければいけないって、すごく苦しいことですよね。

私は今後のライフイベントとしては出産や育児もあったらいいなと考えています。女性特有のライフイベントを経験した後も、仕事とプライベートの両立をしっかりさせることで、今後SalesNowに入社する女性社員が安心して働けるようにすることが私の目標です。


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