【第1回コラム】インサイドセールスに携わるとなにがいいの?
皆さんこんにちは!Sales Labの伊藤 由希(いとう ゆうき)です。
今回が初めての記事投稿になります。よろしくお願いいたします。
私伊藤からは、「インサイドセールスに携わると、結局なにがいいの?」 という点について、今後数回にわたってお話したいと思います。
「インサイドセールス」という言葉や職種は、数年前からバズワードに近いくらい広まってきているので、どんなものか、ということは様々な記事でも語られていますし、このSales Labのnoteでも少し触れていました。
以前の記事「社会とインサイドセールス(withコロナ/afterコロナ)」
そのため今回は、キャリアとしてみたらどんな可能性があるか、という点に触れてみたいと思います。
自己紹介
伊藤 由希(いとう ゆうき)
48歳。営業、マーケティング、インサイドセールス畑を主に、企業、転職で約10社ほど経験。
インサイドセールス業界は今年で12年目。
どんな人に読んでほしいか
「インサイドセールスって面白そう」
「よく見かけるキーワードだし、新しい手法だから勉強になりそう」
など、ご興味をもたれる方が少しずつ増えてきているようです。
実際、Googleのキーワード検索の推移を見てみると、過去5年間で検索数は3倍に増えています。
ただ一方では、インサイドセールスに携わることによってどんなキャリア形成につながるか、という点ではあまり情報が多くないのではないでしょうか。
そういった、インサイドセールスになんとなく興味を持たれている方や、そもそも今後のキャリアをどう考えていこうか、といった方々を対象にして、
「インサイドセールスに従事することによって結局どんな成長が得られるのか?」というテーマで、12年間私がインサイドセールスに従事してきたなかで感じていることをお話できたらと思います。
インサイドセールスを経験することで得られる機会や成長は?
ざっと、私が感じていることは、おおむね下の6つになります。
1.営業を科学的に理解でき、論理的にPDCAを回せるようになる
2.マーケティングへの理解が深まっていく
3.システム面の幅広い知識が身につく
4.部門間をまたいだお仕事のおもしろさ、むずかしさを体験できる
5.次のキャリアの幅が広がる
6.Sales Labだと、様々な業界を短期間で体験することができる
ということで、
第1回 営業を科学的に理解でき、論理的にPDCAを回せるようになる
今回は、この1番について触れてみたいと思います。
インサイドセールスにおいては、「商談を創り営業に引き渡す」ことや、「商談を進める上で重要なキーマンを見つける」など、何らかの成果目標をもって活動することがメインになります。
そして目標に到達するためには、「計画」から「実行」「検証」「改善」のサイクルを、なるべく早く回すPDCAが必要になってきます。
「早く回す」必要があるのは、必ずしも「計画」通りに成果がついてくるとは限らないからです。
実際のところ、当初は計画通りに行かないことが多いのではないでしょうか。
だから「計画」に対してまずは「計画通りにいっているかいないか」を早期に察知することが大事で、そこから、「計画通りにいかない要因」をつかめるかどうかが重要になります。
そして、「要因」を生み出している「真の問題」を特定し、改善策を立てていきます。
このサイクルをいかに早く回せるかが、「目標達成」の重要なカギにになります。
なぜなら、期日ギリギリに要因を特定できても時既に遅し、となるからです。
そして、このサイクルを早く回すためには、「データの取得」と「集計・可視化」が重要な意味を持ちます。
人の感覚やセンスで状況を見極めるより早く、データが「変化」を教えてくれるからです。
インサイドセールスで蓄積できるデータとは
Sales Labでは特に、「データ」を重視し、まず「事実」を掴んでいくことから始めていきます。
なぜなら、感覚だと「うまくいっていない」と感じていたものが、データを見ると「うまくいっていた」ということが、往々にしてあるからです。またその逆もしかり。
その結果見えてくる「事実」をもとに勝因や敗因をひもとき、「問題」を特定していきます。
「問題」を特定できれば、いくつかの仮設ベースで改善策を設計できます。
また、チームや他部門と議論をする際にも、こういった「事実」をベースに持論を展開することは説得力を生み、ともすれば難しい合意形成に役立ったりします。
まとめ。得られる機会や成長とは
インサイドセールスはこのように、ともすれば感覚やセンス、経験が問われることもある(それ自体は素晴らしいことですが)営業活動について、科学的なアプローチにより成果創出の手法を学べる環境があります。
さらには、データの読み解き方や、問題を特定する方法、特定した問題から改善策を見出す方法を身につける環境があります。
それは より本質的には、インサイドセールスとしてのキャリア形成のみならず、業務を進めるうえでの根本的に必要なキャリア形成となります。
だから私は、インサイドセールス業務はそういった基本的なスキル・ノウハウを得られやすい環境があり、かつ、インサイドセールスや営業職のみならず、様々なキャリアにおいても活かせる可能性があると感じています。
そういう意味も含めて、キャリアの幅が広がりやすい、というのはひとつ言えると思います。
おわりに
またおいおい、上記6つのその他の項目でも、私が感じていることをお伝えし、それによって皆さまがキャリア形成を考える参考になればと思っています。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
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