相場を知っているのにHP制作やコンサルにムダ金を払ってしまう理由と対策
おはようございます。スモールビジネスにご飯を食べさせていただいてるプロコンです。
知らぬが仏とは言いますが、ビジネスにおいて知らないほうが得をすることは少ないように思います。
今回は、実力が飛びぬけていても知らないがゆえに気付かないうちに損をしてしまう、知っていたために大きな得をする、そういったことについてお話していこうと思います。
この記事を読めば、「知らないことは、得意な奴に任せればいいんだよ!」と、良く言えば権限移譲が得意な、悪く言えば他人任せな意識を変えるきっかけになるでしょうし「あ、この3つだけ意識しておけば利益は伸びるのか」という気づきも得られます。
Twitterやってます。なんか知らないですけど、「フォローしたおかげで金運が上がりました!」と評判です。
フォロワーさん(嘘)
悪質なHP制作会社やコンサルと契約しがち
まず、知らなくて損する典型的な例を紹介しましょう。
個人オーナーの店舗経営者、悪質な業者(HP制作、SEO・MEOコンサル)と契約してしまいがち。
世の中にあるすべての制作会社が悪であることはもちろん無いです。しかし、悪質な業者と契約してしまうのは知識がない経営者だけです。
知識がある経営者は、「え?このWixやJimdoで作れそうなHPに30万円+運用費月1万円ですか!?」みたいなHP制作会社に発注することは無いですし、「ほぉ、今時ブラックハットSEOに月10万円と規約違反のMEOに月3万円ですか…」とため息をつきたくなるSEO・MEOコンサルとは契約をしません。
こういったHP制作会社、SEO・MEOコンサル業者と契約したことによる損失を三つほど挙げてみました。
一つ目は、ムダ金(品質以上のお金)を払ってしまうこと
二つ目は、本来そのお金で発生させることが利益を逃してしまうこと
三つ目は、良い業者、フリーランスとのつながりができないこと
toBビジネスは一物一価の市場が存在していないため、悪質な業者だけが悪いわけではありません。嫌なら契約をしない選択肢もあったのですから責任の一端は経営者本人にもあると言えるでしょう。
それはそうとして、だれもムダ金を払いたいとは思わないのに悪質なHP制作会社やSEO・MEOコンサルと契約してしまうのは、いったいどうしてなのでしょうか?相場を知らないから?Webについて詳しくないから?
HP制作やSEO・MEOコンサルの相場を知らないわけではない
こういった、HP制作会社やSEO・MEOコンサル業者と契約する経営者の皆様に話を伺ってみると、相場を知らないわけじゃないのです。今時、Googleで「HP制作 相場」、「SEOコンサル 相場」、「MEOコンサル 相場」と打ち込むだけで大体の相場は書いてあります。
そして、相場から大きく外れた請求をしてくるHP制作会社やSEO・MEOコンサルはほとんどないでしょう。Googleで数分調べればわかる情報を経営者が知らないと考えるほど馬鹿じゃないからです。
どうやら、”相場を知らないから”という理由ではなさそうです。
じゃあなぜ、悪質なHP制作会社や、SEO・MEOコンサルと契約してしまうのか?
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Webに詳しくないために質の判断ができないから?
それもあると思います。
HP制作と言っても、完全オリジナルHPの制作からWixやJimdoなどのツールを利用したものまで幅広く存在しますからね。SEO・MEOコンサルも同じです。相場は知っているけど、その詳細までは分からない人がほとんどでしょう。
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では、経営者は損をしないためにHP制作やSEO・MEOコンサルの質の良し悪しが判断できるほど知っておかなければならないのでしょうか?
そんな経営者は理想ですが、現実的に難しいですよね。日々の経営でいっぱいいっぱいなのに。
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じゃあ、多少騙されて(損をして)もいいのでしょうか?
確かに、事業全体として利益が出ているなら良いという考えもありますね。ただ、少し意識するだけで損をせずに済むなら無駄金を払いたくないはずです。
このように、思考を突き詰めていくと「経営者が集中すべき3つの観点」これを意識していれば簡単に損をすることはないのではないか?ということに行き着きました。
経営者が集中すべき3つの要素
そもそも、ほとんどすべての経営者は利益を伸ばすために事業を行っているはずです。
HP制作も、SEO・MEOコンサルもすべては利益を伸ばすために行うことです。なら、当然のごとく「これを実行したら何が良くなり利益が上がるのか?」に集中していればいいのです。
このままでは、「は?コスパ考えろってこと?そんなん分かってるわ。そうじゃなくてもっと具体的にどうしたらいいのか知りたいんや」と思われても仕方ないのでもう少し具体的に説明します。
まず、経営者は今から行う施策が次の3つの要素どれを伸ばそうとしているか意識します。
1. 認知
2. 配荷
3. プレファレンス
そのうえで、最も伸びしろがあるものに働きかける施策かを意識する。
例えば、大きな伸びしろがプレファレンス(消費者がサービスに覚える印象の良さみたいなもの)にあるのに、少ない伸びしろの認知を伸ばすためにWebからの集客を伸ばそうとしてHP制作会社やSEO・MEOコンサルに委託する。
こういった状況の場合、業者の質にかかわらず勿体ないお金を払うことになります。
ポスティングや日ごろの活動のおかげで既に地域に根付いて認知がとれているにもかかわらず、Webからの集客を伸ばそうとしてHP制作などを依頼するようなものです。
とはいえ、「”効率の良い経営方法”であって”ムダ金を払わない方法”ではないのでは?」という疑問もお持ちでしょうが、私たちが求めているのは利益の追求であって、質の良いHP制作会社、SEO・MEOコンサル会社の追求ではないですよね。
とはいえ、「あ、この業者全然だめだな」と見分けるポイントもキチンとあります。重要なのは一回きりの取引をしないこと。
基本的にお金が余って仕方ない、騙されてもたまにある成功を当てればいいので気にしないよ。と言う方以外は、継続的に関係が続く契約を持ち出してくる業者を選びましょう。
その上で、各作業において、説明した3要素(認知・配荷・プレファレンス)がどれだけ伸びるのか?を業者に推測でいいから確認しましょう。この時の数字と実績を比較して関係を継続するかを決めましょう。
この時に、「HPというのは、皆さんに知ってもらうためだけでなく銀行との取引や他社との取引の時の顔になるようなものです。」と認知を伸ばすことが目的じゃない説明をされた場合は”利益を伸ばすための行動じゃない”ことを意識して「見栄えのいいだけのそれっぽいサイト」を作るために妥当だと思える費用を払いましょう。
経験上、認知が取れてない事業が多い
どんな事業であれ、経営上の悩みのほとんどは”認知がとれてない”ことが多いです。つまり集客につながる悩みですね。
GoogleもAmazonもFacebookも、GAFAの3つは集客の悩みを解決することによって超巨大企業に成長しました。集客の悩みというのはそれほど大きな痛みなのです。
話が脱線してしまいましたが、店舗事業の場合も、認知が取れていないことがほとんどです。
不思議なことに、店の前を通ってもらっているのに、意識されてないってことがめちゃくちゃ多いです。
何度も鬼ヶ島の前を通っていたのに「あれ、鬼ヶ島ってこんなとこにあったんだ」と気づく桃太郎(嘘)
なので、多くの経営者の方は認知を上げるためにHP制作会社、SEO・MEOコンサル業者に依頼をするのですが、その多くの方は無駄にお金を使っているのが現実です。
認知をとるために無駄なお金を払う事業の多いこと
認知をとるために一番手っ取り早いのはDMとかGoogle広告、Facebook広告とか業種の特化型広告(ホットペッパーとかそういうの)ですね。
短期間でもキチンと認知が獲得できるのは広告のメリットです。ちゃんとROASがあってるかどうかは確認しましょうね。
ただ、一生お金がかかるというデメリットを抱えることになるので、ある程度お客様が呼べる状態になったら自社でもお客様との接点を持つべきです。
そのためには、オウンドメディアとかSNS運用をするべきですよね。
ただ、店舗ビジネスでそれほど店舗数が無い方にとっては運用代行(外注)してもらうのはコスパ悪いです。30万円払ってHP制作して、月額10万円を払ってMEO・SEO対策をしても元が取れることはないでしょう。
規模の大きくない事業であれば、自分でやりましょう。
「ひっきりなしにお客様がくるから自分で運用はできない」って場合は仕方ない(というより認知を伸ばすより店舗を増やしたほうが良い)ですが、店舗数増やして利益の絶対額を上げない限りは元が取れません。これはほぼ100%そうだと言えます。
オウンドメディアやSNS運用をちょっと頑張れば、今後永遠に毎月数万~数百万円の費用が節約できます。
月間1万PVのnoteやブログが作れたらCPC30円と低めに仮定しても30万円分の広告費の節約ができたことになります(単価の高い業界であれば1万PVで数百万円になることも)。
面倒くさいなーと思っても、積み上げていくことには価値があります。
良いことを言う宮崎駿
オウンドメディアもSNSアカウントもBSには記載されない資産になりますからね。ということです。
めっちゃいいです。
ここを他人任せにしてふんだくられている経営者様が多すぎです。一定規模以上の事業であれば外注してもリターンが大きいため利益が伸びますが、小規模事業だと元が取れる場合はかなり少ないです。
効率良く認知を増やせれば売上が2倍以上になることなんてザラにあります。
そして、自社で認知を増やす方法を蓄積していくことで店舗数も増やせて、FC化するときも強みになります。。
しっかりと書籍で勉強すれば、時間はかかるかもしれませんが絶対に到達できることです。
自分で認知を上げることで、売上も伸びて、経費も削減できるのにやらない理由は何ですか?
海外のスモールビジネス事例を紹介し、お金持ちを増やすマガジンを書いてます。
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