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穴にすっぽりはまったからこそ

この時期なので、県庁の職員や市役所など”公務員”を目指す方々が各種試験対策に来ることが増えています。
筆記試験は「まぁがんばって!」としか言えません。

私は公務員を目指したことはありませんので、その試験内容が難しいだろうなということは職場においてある「公務員試験対策テキスト」をパラっと見るだけで感じ取れます。

あーこんなことを学んでいるんだ、みんなすごいなぁ。

その次に控えている小論文を作成する練習を主に多いのですが
いろんなテーマをお題に「行政として取り組むべきことについてあなたの考えを述べてください」とこれまた難しい内容。

エネルギー問題・SDGs・少子高齢化・人生100年時代・AI
…多種多様。

皆さんが選ぶものとして外国籍の方との関係性という話が多く
展開の中で「バイアスをなくそう」に触れる方多数。

バイアスなくすのか…それはすごいなぁと考え込んでしまいます。


本当になくなったらいいなぁと思うこともあるのです。
そのバイアスのせいで、なんでこんな扱いをうけねばならないのか?という方も多く存在しているんじゃないかなと思います。


ただ…バイアスってなくせるのかなぁ。とふと疑問がわいてきます。
そんなわけで
そもそもバイアスについてなんとなーく知っているつもりになっているけどいったい何だろう。とさらに疑問がもくもくしてきたのでとある書籍を購入。

昨日ようやく読み終えて
バイアスはなくせないな、私は。しみじみしたわけです。

かの有名な確証バイアス(自分の信じたものの証拠ばかりあつめる)や
自己中心性バイアス(自分以外の人も自分と同じようなものの考え方をするに違いないと思うこと)
‥‥この本を読んでいる最中にまさに体験したのです。

猫ちゃんの膀胱炎の際
こんなに急に血尿が出るのは何か腫瘍ができているのではないか…
ああ、症状が同じだわ、Xでも同じことを言っている人がいるし‥‥
(膀胱炎 血尿 腫瘍 闘病と検索しまくる)

母も黙っているけど、大きな病気と疑っているはず。だからあんな心配そうな顔している。そうだそうだ。
(後々聞いたらそこまで心配してなかった…)

そうまさにバイアスの嵐。

人が生き抜くために備わった太古の機能ですが、私にはマイナスに機能しちゃいました。

なくせないとわかったのなら
「じゃあバイアスを知って、これを何か活かせることはないか」と
わずかな希望も抱いています。
とらわれてしまえば悪影響になりかねません。
…今回の猫ちゃんにアタフタ私のように。

まだどう活かせるかわかりません。これからちょっと探っていこうと思います。


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