ノート用ダイアグラム_180921

俺が俺がなら独立しなさい。本気でデザインする姿勢。

設計士の人って、建築に対してピュアすぎる方が多いですよね。それはもう痛々しいほどに。いい建築が作りたい、美しい建築が作りたい気持ちはわかります。僕も建築好きですし。
しかし、あなた方がいい建築だと判断する価値基準はどうしてそう均一なのでしょうか?建築教育で植え付けられたアカデミック由来の価値基準なのではないですか?

真に良いものを作るには、答えを強引に作りにいく姿勢はよろしくないですよね。自分が作りたいものを作るのは赤子と変わりません。様々な要因から、最もふさわしい姿を導き発見していく姿勢こそが、本当のデザインだと考えています。

メーカーの設計士たち(うちだけかもですが)は、建築が好きすぎるあまり、会社の商品を否定したがり、会社のゲタを脱いだつもりになって、建築家と同じ土俵で好きなように設計をしています。会社に所属している限り、ゲタを脱げるはずもないに。

本気で建築家と競いあいたいなら、会社の力を使う必要があると思います。会社の商品を読み解き、抽象化し、自分なりの方法で活用していく。自分がいる環境の力を活かす事が、自分にしかできないデザインをする方法ですよね。それが嫌なら、独立した方がまだよっぽど自由に設計できます。
姿形だけ真似した建築よりも、そこでしか作れない建築を作る事の方がよっぽど意義があります。

建築家と本気で闘う、自分の設計を本気で世に問うということはそういうことです。才能のあるふりをするのは辞めましょう。

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