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○○したら○○だった。を実現させる!100% PLANT BASEDさんとの夢コラボ

「おいしい料理を食べたらヴィーガン食だった。」

「おいしい料理を食べたら在日アジア人のお母さんシェフが働くお店だった。」

はじまりは、SALAで働く学生スタッフからの「大学の授業の一環でSDGsに関連するプロジェクトを立ち上げる」という相談でした。

SDGsとは?
SDGsは、Sustainable Development Goalsの略称で「エス・ディー・ジーズ」と読みます。SDGs とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に掲げられた「持続可能な開発目標」のことです。
持続可能な世界を実現するための17のゴールとその課題ごとに設定された達成基準である169のターゲットから構成されます。SDGsは、貧困や飢餓から環境問題、経済成長やジェンダーに至る広範な課題が網羅されており、豊かさを追求しながら地球環境を守り、「誰一人として取り残さない」ことを強調し、2030年までに達成することが目標とされています。
発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

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彼女たちが取り上げることになったテーマは「ヴィーガン」。

その内容は、

プロジェクトの目的:「すべての人々がエンパワメントされる社会をデザイン」
プロジェクトの手段:「心にも身体にもやさしいヴィーガンカレーを提供」

というものでした。

みなさんはヴィーガンと聞いて何を思い浮かべるでしょうか??

ビーガン(完全菜食主義者)
ビーガンという言葉は、1944年イギリスでビーガン(ヴィーガン)協会(The Vegan Society)が設立された際に命名されたとされています。ベジタリアンとは様々なタイプの菜食主義者の総称ですが、ビーガンは卵や乳製品を含む、動物性食品をいっさい口にしない「完全菜食主義者」のことです。さらに、食だけに限定するのではなく、身の回りのものからできるだけ動物由来のものを避けることで動物の命を尊重する「エシカル・ビーガン」の人たちもいます。エシカル・ビーガンの人は、例えばレザーや毛皮などの動物性製品全般の使用を避けます。

SALAもヴィーガンやベジタリアンに関するお問い合わせをいただくことがありますが、私自身ヴィーガンとベジタリアンの違いもはじめはよく分かっていなかったのが正直なところです。
意識の中にはあるけど、個々人のセンシティブな部分に関係してくる側面もあるのではと思い、必要以上に身構えてしまっていたのかもしれません。
しかし調べてみると、健康や思想、宗教など様々な理由でヴィーガンという生き方を選択している人がいるということが分かりました。


学生の彼女たちはなぜ「ヴィーガン」に興味があるのか?

そもそもこのテーマを取り上げることになった理由を聞いてみると、自身の留学時代の経験にその背景があるようです。

彼女たちが留学していた海外には、ヴィーガンの友達もいるし、様々なレストランにもヴィーガンメニューがあり、日常生活の一部になっていたといいます。(最近では日本でも大手チェーン店が大豆ミートを使用したハンバーガーを発売しているということも耳にします。)
彼女たちは自分自身がヴィーガンになりたいというわけではなく、このような生活スタイルがあることを広く知ってもらうことで、相手を理解する一歩に繋がるのではと考えたようです。

相手の文化・背景を理解することで「全く一緒の考え」にはなれないとしても「寄り添うことができる」ということ。そのためには、生き方や考え方を押し付けるわけではなく、そもそもヴィーガンに関心がない人たちに対して「自然な形」で伝えたい。

その想いは、私がSALAで様々な国籍のスタッフたちと一緒に働く上で常に意識していることと同じだと感じました。
SALAの場合は、「在日アジア人女性の就労支援とエンパワーメントの場を提供する」というコンセプトを一方的に伝えるのではなく、まず「おいしい!」と感じてもらえることから社会問題に興味関心を持ってもらうという伝え方です。


彼女たちのプロジェクトの場合は、「おいしい料理を食べたらヴィーガン食だった」という伝え方が自然に伝わるし、インパクトも強いのでは?と考えました。

学生スタッフたちの役に立ちたいと思いましたし、彼女たちも「せっかくSALAで働いているのだからSALAを絡めてプロジェクトを行いたい!」と言ってくれています。
じゃあSALAという場を使って自然な形でより広く想いを伝えるためにはどうしたらよいか?

私が力になれる部分は3つ。
①SALAの場所をみんなに提供すること
②SALAに来てくださっているお客様に彼女たちのプロジェクトを伝えること
③その道のプロの方を紹介すること
だと考えました。

自分にできることを伝え、彼女たちも一生懸命話し合いを重ねた結果、SALAの定休日に行っているチャレンジショップの中でおいしいヴィーガン食を提供して、ヴィーガンに対する理解を深めてもらうというイベントを行うことが決定!

何よりも大切なのが「おいしいヴィーガン食」。

しかし、SALAはヴィーガン食を普段から出しているお店ではないし、私自身勉強不足なので簡単には料理のことをアドバイスできません。
ならば最前線で事業を行っている方は!?すぐに思い浮かんだのはフードピクトの菊池さん。

食材表示の絵文字「フードピクト」は?
ISO(国際標準化機構)とJIS(日本産業規格)のピクトグラム制作規則と
CUD(カラーユニバーサルデザイン)のガイドラインに準拠し
世界1,500名への理解度・視認性・必要品目の国際調査から開発されました。
観光庁が推奨する情報開示に基づくインバウンドの食事対応の1ツールとして
アレルギーやベジタリアン、宗教上の理由により「食べられないもの」があるお客様との言葉や文化の違いを超えた正確なコミュニケーションを実現します。
FOODPICT ©️ INTERNASHOKUNAL & NDC Graphics
フードピクト日英一覧

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最近では新規事業100% PLANT BASEDを展開されています。

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早速ご連絡をしてみると、勝手すぎるお願いにもかかわらず本当に快く引き受けてくださり、学生スタッフと一緒に菊池さんを訪ねることになりました。

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※その様子を菊池さんがnoteの記事にしてくださっています!

打ち合わせでは、菊池さんのされている事業の説明、そして実際に植物性の食材のみで作ったキノコたっぷりのタコライスを試食させていただきました。
全員ペロリとたいらげ、「おいしい!」の大合唱。詳しくレシピや調理方法を伺うと、その「おいしい!」へと導く、味・工夫(食感など)が盛り沢山で、まさしく「おいしい料理を食べたらヴィーガン食だった」を体現するものでした。
見た目の彩も美しく、美味しく、心も満足。しかもこれが植物性の食材だけでできているヴィーガン食である。眼福満腹です。

はじめはヴィーガン食のヒントになることを聞くことができたらと思いお邪魔したのですが、菊池さんからは100% PLANT BASED のメニュー開発の一環としてシェフ監修のもとヴィーガンカレーをレシピ化、学生とのコラボイベントを提案してくださりました!

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100% PLANT BASEDさんが目指しているものは

「食」は人と人をつなぐ、人と社会をつなぐ

誰かと一緒に食卓を囲む幸せを再認識、好きな人と作る楽しさ、食べる喜び、地域と繋がる幸福感

それは決してみなさん、ヴィーガンになってください!というわけではなく、普段お肉やお魚を普通に食べる人たちに向けて対話や交流のきっかけになればいい、という考えなのです。

100% PLANT BASEDさんとのコラボであれば彼女たちの伝えたいことをさらに深く、広く伝えることができる。

こうしてワクワクコラボ企画が始動することとなりました!

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おいしい料理を食べたら100% PLANT BASEDさんと学生が力を合わて作ったヴィーガンカレーだった。

こう言ってもらえるように!今後の開発にこうご期待です。

そんな夢コラボのヴィーガンカレーが食べれるのは12月8日(火)SALAチャレンジショップのランチにて!詳細決まり次第広報させていただきます。

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100% PLANT BASED
Twitter:https://twitter.com/PlantBasedHyogo
Insta:https://www.instagram.com/100plantbasedjp/
note:https://note.com/100pb




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