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中判カラーフィルム初めて使ってみた 〜フィルムの世界っていいね in 静岡〜

二眼レフと初めてのカラーフィルムを持って旅行に行った。
なんだかこんな写りになるんだな、このカメラってこんな写りなんだなってのが見えてきたので、記録として残してみる。

フィルムと機材

フィルム

今回はKodak GOLD 200 を使用して撮影しました。

カメラ

カメラはLUBITEL 166 UNIVERSALを使用

写真達

浜松駅前にある家康くんのモニュメント。
地味に写っている時計からも分かるように、昼間に撮ったが、全体的に黄色と赤みの強い画像になっているように感じる。
これは画像取り込みの際の問題のように感じるので、加工である程度対処できるような気がする。

ということで、簡易的に撮影して個人的にデータ化をしてみた。

とても簡易的に撮影したものなので、影であったりが出ているので単純な比較はできないが、全体の色味としては、灰色や白色がはっきりと出て、全体の夕焼けっぽさみたいなものがなくなったように感じる。

もし、さまざまな検証ができたら、次週以降、自前でのデータ化の方法を書いて見たいと思う。
上記の画像は、sigma dp2 quattroで撮影し、裏側に白い光の板を置いて撮影した。

そして、他気になったこと。
実はこの写真を撮影する直前、カメラの裏蓋が開くという事件が発生した。
もちろん感光するわけだが、このような慣行の仕方になった。
一枚目を撮影したあと、その画像の上4割と、2枚目、3枚目、そしてこの4枚目の下部が若干感光した。
次回以降同じような事件が起こった場合は、感光した後の2枚を送るという運用方法で良いというのが確認できたのでよかった。
ちなみに、数日前に撮影を行った際も同じような事件が発生した。
やはり裏蓋のロックなどがないため、こう言った事件が発生しやすいのだと思われる。とはいえ、あくまでも昔のトイカメラではあるため、その辺は許容範囲内かなと。

んーこの写真は構図がイマイチかな。
ただ、この画像の解像度感というか、ボケの風味がとても良いなと言った印象。

これはお気に入りの一枚。
日の差し方がとても良くて、暗いところと明るいところのグラデーションがいい具合に出ているなと言った印象。
この辺りからだんだんと水平に近い写真が撮れるようになってきている気がする。

静岡新聞と静岡放送のビル。
こちらも日の当たり方が好みで撮影したが、やはり少しオレンジ掛かった写真になっているように感じる。
個人的にはこれくらいぱきってしてくれる方が好きではある。

しかしまぁそれはそれで、現代のありきたりな写真に近い色補正になっている気もするので、一つ前の方が味があるといえばそうなのかもしれない。(でも少し青みが強すぎる気もする)
その場面の証明写真という意味では後者が、フィルムらしい雰囲気を残すという意味では前者の方が良いのであろう。
まぁここらは、完全に好みである。

浜松駅を昼間に撮った写真。
前川にある花が綺麗にボケて、奥側の駅名にピントが合っておりとても良い。
これまで撮影してきた素材は、全体的にピントを合わせるような写真が多かった。しかし、このように前後で厚みのあるような写真もしっかりと撮れることが確認できた。

新浜松駅側にあった商店街。通勤ラッシュの時間帯ではあったが、人通りが少なく、地元のお年寄りのかたがちらほらと散歩をしていたのが印象的だった。

そして、1フィルム目最後の写真。
個人的にはすごく好きな写真なのだが、固くてフィルムを送れなかったこともあり、少し裏蓋を開けてフィルムを送った。
そうすると、こう言った写真になった。
まぁ少し蓋を開けるだけでも当たり前だがこう言ったように感光するというのがわかった。
しかしまぁ前回のモノクロフィルムではこう言ったことはなかったので、単純にこのKodakのフィルムの巻き数が多いということに起因すると思う。

井伊谷宮の鳥居を参道から撮った写真。
ちょうど逆光の時間帯で鳥居側から光が差し込んでおり、神々しい。
しかし、だいぶ遠いので、もう少し鳥居に近づいた方が良かったなと反省。

こちらは、風鈴の画像。
だいぶ日が入る角度だったため、絞った一枚。
しかし、少し絞りすぎたようで、だいぶアンダー気味な画像になった。
ただ、これはこれですごい風鈴が際立って良い一枚になったと満足はした。

こちらは夜の浜松駅の一枚。
ライトアップされた浜松駅の文字がとても良い。

一回こういうの撮ってみたかったという一枚。
ただ、実はこれ間違えてフィルム送り忘れて二回シャッター押してしまったせいで、二重になっているという事実。

この辺の長時間露光面白いなとも思いつつ、んー別にこういう撮影するほどめっちゃいい画像撮れそうな雰囲気もないなと思ったので、多分最後な気もする。

まとめ

ということで、浜松旅行のフィルム写真はこんな感じでした。
初めてカラーフィルムでの撮影をしたということもあって、はじめましてな感覚がいろいろありましたね。
このカメラがどういう写真に向いているのか、どういう撮影がいいのかというのも現像後の画像を見るとなんとなく感じることができたかなとも思いますね。

ということで、今回はこんな感じで、初めて中判カラーフィルムを使ってみた話ということでした。

ただ、このフィルムの雰囲気であったり、独特の描写といったというのはやはりモノクロフィルムの方が味があって良いなと感じた部分もありますね。
なんだか、そのモノクロに映る世界がものすごく綺麗に感じたという感じですかね。
ただ、モノクロ現像は頼むと結構高いですしね……自宅現像始めようかな。
あとは、今度カラーでやる時はリバーサルフィルムも使って見たいな〜とも。フィルムの中に世界を閉じ込めるという感覚、感じてみたいです。

以上、初めてカラーフィルムを使ってみた者のお話でした。
まだ、カラーフィルムは余ってるので、どこかで撮影会をしに行きたいな……

本日のサムネイル


SIGMA dp2 Quattro 1/160 f2.8 ISO400

浜名湖沿いをドライブしていた時に撮影した一枚。
めちゃくちゃ白飛びしてたので、rawファイルから救い出した一枚。
背景は飛んでるが、なんだかランニングしているおじいちゃんの雰囲気が好きだなと。

SIGMA dp2 Quattro 1/160 f4.5 ISO100

完全に飛んでない画像を現像するとこんな感じ。
だけど飛んでる方がなんかその時の情景的に好きなので、サムネに採用したそんなお話でした。
夕方の浜名湖綺麗だった。

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