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【資格】就活のための資格取得に意味はないという話

私は大学時代・会社員時代を通して10を超える資格を取得してきました。そしてこれまでの経験に基づき、就職活動(以下、就活)としての資格取得と業務に無関係の資格取得はほとんど価値がないという結論に至りました。この記事では、前者のなぜ就活のための資格取得にほとんど価値がないのかという私見について説明させていただきます。


就活のための資格取得に意味はない

就活を控えていたり、今まさに就活中の大学生の中で「何か就職に有利になることをしたい」「何か資格を取りたい」と感じる人は多いのではないでしょうか?私自身も大学3回生になって就活を始めるタイミングで「資格とか取っといた方がいいのかなー」と漠然と考えていました。

冒頭にお伝えした通りですが、実際に就活を終え、会社員になって5年経ち、それなりに資格を取ってきましたが就活のための資格取得はほとんど価値がないというのが私の結論です。

その理由とは

新卒採用(特に総合職)を実施している大企業が大学生に求めるものはポテンシャルです。具体的には論理的思考力・問題解決能力・コミュニケーション能力・量的分析力・行動力・性格など、この人はうちの企業活で躍できる・仕事ができる人物かというポイントを見極めて採用を決断しています。

企業がそのようなポイントで大量の大学生を見る中で、その人が簿記を持っていようが、秘書検定を持っていようが、正直、大した差ではありません。本当になんらかの資格を持っている人物を採用したいと思っているのであれば、中途で即戦力となる有資格者を採用するでしょう。大学時代に実務経験もない中で取得した資格をありがたがって採用を決める企業など常識的に考えて間違っているのです。

むしろ就活で大切なことは、大学時代で力を入れた活動(研究とかサークル活動とか)に関して「どんな問題に直面し、どのようにアプローチして、どう解決したか」という実績を自信をもって伝えられるように、大学時代の活動に力を入れて取り組んで、それを自分なりにまとめておくことです。その際、上述した論理的思考力・問題解決能力・コミュニケーション能力・量的分析力・行動力・性格などがしっかりとアピールできるようにすることが重要です。きっとみなさんの就活で大きな力を発揮してくれるでしょう。

どうして資格を取りたいなら

とはいえ、少しの足しでもいいから資格を取っておきたいと考える人もいらっしゃると思います。そんな大学生に私がおすすめする資格はTOEICとMOSの2つです。

TOEICは一定の点数を持っていることが採用の条件になっている企業もあります。TOEICを英語の勉強と一般化して考えても、英語力を高めておけば入社後に英語を使える人材として可能性が広がります。あえて入社まで英語の勉強を控える合理的な理由もありません。

MOS(Microsoft Office Specialist)はいわゆるOfficeの資格です。会社員として働く人ならばOfficeを一切使わないということはほぼあり得ないでしょう。大学でもWordでレポートや論文を書いたり、Excelで分析をしたり、PowerPointでプレゼンする機会があると思います。大学時代から有効でその後の会社員生活でも使えるという点でMOSをおすすめします。

TOEIC(英語)とMOS(Office)の2つに共通することは、生涯にわたって役に立つということと、会社員になるまで勉強を待つ必要がないということです。その2つの理由から、大学生に向けてお勧めしたいと思います。この2つの資格については別の記事で詳しく紹介する予定です。

注意すべきこと

この私見は専門職・技術職採用には当てはまりません。また、例えば不動産業界における宅建の資格のような、業界・職種によっては求められる資格もあるので、あくまでも学部卒の一般的な就活の話として考えていただければと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?大した内容ではないですが、就活中の大学生は不安が多いと思いますので、少しでも参考になれば幸いです。




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