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序章・ワイヤレスイヤホン実装までの軌跡。

本題の前にまずは恒例、今週の二郎系のコーナー!!

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主宰御用達の「麺家徳」新作メニューが甲子園口3号店で先行発売、担々麺小ライスセット。途中つい味変したくなる気持ちを終盤までぐっと堪え、メンマニラ刻み玉葱鶏そぼろを漏れなくオンザライスし濃厚スープを注ぎ込む。卓上の豊富な調味料棚から黒胡椒と魚粉をピックし気が済むまで振り続ける。小ライス完食後おもわす残りスープまで完飲する程の味わい。ごち。

(毎度ながら冗長過ぎる)前置き

有線神話、完全崩壊。

自称・浅瀬ミニマリストという謎ジャンルへと到達した(?)2020年。愛用機SENNHEISER IE40PROはこの度、後継機種登場により終売。イヤモニとしてはエントリーモデルの位置付けながら、必要十分の範疇を超えた定位感と中低域のコシで主宰を大いに魅了してくれた。そりゃ世間を見渡せばいくらでもハイエンド機種に出会えます、それでもこの音でこの値段なら断然買い。

SONYのマーク4シリーズがお好きなら大いに結構。しかしそれは同時に故障時に払い直す最低保証額ということにもなります。いつ壊れるかわからない代物に3万も4万も払うのか。無論「安かろう悪かろう」の原則は漏れなくオーディオ沼にも妥当しますがしかし、必要経費を引き上げることが家計に与えるインパクトは非常に大きい。いちオーディオ沼民からの助言。

「ソニータイマー」をご存知ですか、敢えて明言は避けますが。

つまり最優先事項は「音質」よりもむしろ「買い直せる価格帯なのか」。すなわちエントリーモデルながらハイエンドに肉薄するような品質/スペックの中間択を選び取る審美眼こそが、現代社会に求められるオシャレなのでは。元来そういった対象品の相場として「対抗機種に合わせて値下げ」したり「値下げのタイミングで後継機種を投下する」ものです。長年の経験則。

サードパーティへ安易に惑わされてはいけない。アフターの迅速性や確度対応窓口の広さ等総合勘案した結果、馴染みあるメーカーに流れ着くケースは決して少なくない。最初からこっち買っとけば良かったと、皆口々に言うもの。そういった場合、頼みの綱となるのは十中八九eイヤホン大手家電量販店。ネームバリューが実績を物語る世界線、どうぞご堪能あれ。

お待たせしました、ここからが本題

以上の観点から、ワイヤレス機種の選定作業に入った。

その理由は現行Android機の不調でして。購入から1年半。主宰目線尋常じゃない程看過し難い事情が発生したため急遽、iOSへ舵切り。これ以上のネガキャンは辞めますがしかし「2年持たないじゃん」の疑念はここ数年、遂に拭い去ることができず無情にもsimフリーiPhone購入。現状2台体勢ですが、逐次一本化へと緩やかに移行していく構え。

しかし、充電しながら音楽が聞けないというのはあまりにも一大事。

変換ケーブル購入、ポタアン購入等様々な葛藤がありましたが結局、無線化できるならそれに越したことはないという結論に。そこから現行機あるいは近時リリース機を中心にモデル選定に入った。完全ワイヤレスの耐久性は、あるいは有線機のワイヤレス対応状況は、ぶっちゃけノイキャンって必要か。加速する疑心暗鬼と近年の技術革新とを天秤にかけつつ行き着いた先。

IE100 PROVictor HA-FX100T。これでどうでしょうか。

厳密にはSENNHEISERの他機機も比較対象でしたが、実地調査の結果惜しくも選出ならず。なんかねえ、主宰の思い通りの操作ができなかったからなんですよ。単に使い慣れてなかっただけか。ただでさえ有線信者の立場が色濃いですから、ほんの少しの綻びすらノイズに感じてしまう。コレクター気質も相まって実際問題、モチベを下げない機種だけが生き残った形。

以下、各論に入っていきます

なにか、同じ轍を踏んでいる気がしてならない。

IE40 PRO購入直後に先行リリースされたBT BUNDLE版、あれ買うとけばよろしかったやん。今夏ワイヤレス対応ケーブル発売!との見出しが躍っていますが、果たして何月までが今夏なのか、コロナ禍の影響は如何ほどのものか等不透明な情勢。おそらく6千円くらいで販売されるはず。しかし現状IE40がバリバリに活躍してくれてますから、あまり浮気がちになるのも考えもの。

ナンバリングが進む度に所謂「改悪」を懸念される方がおられると思いますが、間違いなく正統進化してます。正直これまでのSENNHEISER製品の中で最もスッキリした音作りがなされている。ある意味SENNHEISERらしくない圧倒的なフラット感と解像度、それなのに全く聞き疲れしない。GAMEBOYのクリアカラー世代に刺さる風合いも魅力的。主宰は断然赤モデル一択。

音質は勿論ですが、むしろ「オプションが使える」点は大きな利点であると感じました。仮に無線機能が故障しても有線機として生き延びる術がある、これは完全ワイヤレスモデルにはないストロングポイント。汗や水に強い点や、断線しにくい設計がなされているところもイヤモニならではの長所。シンプルに、長く安心して使える。オーディオ沼からの脱却を目指す貴方に。

想像してみて下さい。耳元にニッパー君をあしらうという驚愕のオシャレ。

以前Marshallのヘッドホンを取り上げた際にもお話ししたことです、つまり音を楽しむためのツールでもあり同時にアクセサリーでもあるということ。FenderのTシャツを着たバンドガール(死語ですか?笑)を見かけたらつい、声をかけてみたくなりませんか。ギター、何使ってるの?ジャズマスなの!?ソソソ、ソニックユースとか聞くの!?!?あの感覚と似ています。

Tuned by Victor Studioという挑発的ワード。同時期リリースされたモニター機HA-MX100Vも、勿論サウンドチェックしましたが本当に感動しました。「900ST一強」の時代はガチで終わってしまうんだなと。初めてオーテクのヘッドホンを買った中1の頃に戻れるならこれを買っていたかもしれない。オーディオ沼と本格的にオサラバしたい所存の貴方へ。

星野源「不思議」を鳴らしながら、これって本当にケーブル繋がってないのと何度も指差し確認してしまいました。音の圧力と密度に思わずのけ反る。eイヤホンのはまちゃんさんが言ってた言葉そのまんまでした、音量を多少上げ下げしたくらいではリスニングの楽しさが一切揺らがない。令和3年、人類は遂にこの境地まで辿り着いてしまったのか。

果たしてどちらを購入したのか、答えは次章で



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