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「イヤーピース探しの旅!!!」その後。

本題の前に、今週の二郎系のコーナー!!!

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二郎インスパイア系の雄「麺家徳 本店」の限定、もつ煮込み塩ラーメンを堪能。ガーリックスライスがデフォであることを完全に忘れたまま、麺大盛ニンニクアリヤサイマシアブラマシマシカラメコール。鷹の爪のアクセント、中太麺のモチモチ食感も相まって塩ラーメンのようなペペロンチーノのような唯一無二の味わい、これは新ジャンル。コロナ対策の徹底ぶり。120点。

あれから半年余り。水面下で静かなる戦いが続いておりました。

「SpinFitに落ち着いた」んじゃなかったのか?

主宰は齢30を過ぎたというのに「天邪鬼」という暗黒面を拭い取れぬまま。レビューを見てから食べに行くラーメンなんて本当に美味しいですか。糖質を気にするなら最初から食べなきゃいいだけじゃないですか。に代表されるニヒリズムと日夜、格闘の日々です。今回、それが見事に裏目った形。音質≫≫(超えられない壁)≫≫装着感くらいに高を括っていたんです。

そんなの慣れの問題じゃないんですか。ええ、全然違いました。

装着感がままならなければ肝心のリスニング作業まで辿り着けないんです。それどころか、あれ?片方どこいった??みたいなことになり。気付けば、残りイヤーピースは1つに。品質どうのこうの以前に、物持ちが悪過ぎる。慌てて主宰の故郷、e-earphone梅田EST店へとんぼ返り。念入りに耳掃除を済ませた後、わずかに精神統一、そこから小一時間に及ぶ選定が始まる。

SednaEarfit XELASTEC、名前から既に神っている。

明らかに出音が違いました。エラストマー素材、なる見たことも聞いたこともない半透明のそれは往年のゲームボーイカラークリアカラー直撃世代にはあまりに刺激的で気付いた時には小脇に抱え店を出た後でした。イヤホンが耳の形を変形させてしまうのはご周知の通り、それでいい、むしろ変形してくれ。とまで思わせる名器。新たなフェティッシュの開拓。

耳に吸い付く。それでいて異物感はゼロ。これは官能小説ではありません。

しかし興奮も束の間。再三、同じ轍を踏む中年男性の姿がそこにはあった。レビューには確かに「耐久性がほにゃらら」なる記載が二三見受けられた、それなのに主宰は、むしろ変形してくれとか言いながら鼻息をシュポシュポさせていた。ヘビーユースに耐え得る新素材とはならなかったか、消耗品といえ半年ともたなかったのはさすがに想定外でした。ネガキャン御免。

路頭に迷う主宰。

奇しくもラストワンエラストマーがぐにゃりと変形しお湯で戻せなくなったのはSpotify毎週のお楽しみ、Release Raderの投下日。主宰はこれがなくては穏やかな気持ちで金曜日を迎えられない。Noイヤホン、Noミュージック。緊急事態宣言解除下ですからとてもあちこち出歩ける状況ではありません。手短にパパっと済ます。悲しいかな、最寄りの家電量販店一択。

イヤーピース、そもそも売ってねえ問題。

天邪鬼だったことは謝ります。謝りますからお取り扱いの程よろしくお願い申し上げます。オーテクとSONY、究極の二択。主宰は初代ATH-M30購入でヘッドホン沼に片足を踏み入れた中年男性ですし、初めてのボーナスで購入したのが初代MDR-1Aでもありましたから。両社に感謝と畏敬の念がある。家電量販店の隅っこで立ち尽くす中年男性が突如壁に向かって喋り始めた。

オーテクにします。なんか久し振りな気がしたから。

安直。実に安直。6個入り500円ですから一体エラストマーの何割引きで購入した計算になるのか。「カードお作り致しましょうか」の「ー」ぐらいの間で拒否してしまった自分を恥じた。作ったって良いじゃないまだ「天邪鬼」引き摺ってるの。サウンドチェックも装着可能かの確認もしないまま、封を切る。もうこの時点でフラグでしかありませんでした。

余裕で入りません。

お湯で戻らなくなったラストワンエラストマーと何度も見比べ見比べしたのにも関わらず。パッケージを裏返すと回しながら差し込んで下さいの文字。それから何度回したことか。あんな格好悪い中年男性いるかねってくらい、回しました。すると徐々に、イヤーピースが吸い込まれていく。SpinFit氏がチラつかせていた不穏な装着感もない。むしろ微動だにしない感じ。

売値に翻弄されてはいけない。なかなかの良品。

音、良いですよ。耳馴染みのあるシリコン素材の音場の中にもキラリと光るものがある。エラストマーの再現性の高い中低音には、やや引けを取る感がありますがそれでもこの値段なら十分お釣りが来るレベル。然るに、主宰の見立てはこう変わります。「もはやイヤーピースは採算度外視の時代へ」。リーディングカンパニーが繰り出す衝撃の一手。

お取り扱いが少ない、のではない。信頼できる二社に全てを託した格好か。

どれだけ技術が進歩しても、どれだけ種類が増えたとしても、消耗品であるという事実に現状変わりはないということです。となれば主宰の合言葉は、「必要十分」これに尽きます。もうハイエンドに手を出さないと決めましたから、それに沿って粛々と品定めしていくだけです。今度こそは半年くらい耐えて欲しい。その週のRelease Raderも勿論、選曲バッチリでした。


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