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虎に翼57話(重遠の孫)

「上野はずっとこんな有様だ。
この寒さでまたガキがどんどん死んでいくぞ」

寅子「分かってる、だから今対策を..」

よね「どうせお前らも、他のお役人と同じさ...ガキ共を街から追い出せばいいと..」

道男「大人はみーんなそうさ、オレらを虫けらみてえに..」

佐田道男たかしも空襲で両親を亡くしてる...これ以上子供らに、ここ(心)に余計な傷を作らんでやって欲しい..」

汐見よねさん  あなたが!」
(ヒャンちゃんは、汐見に仲間たちの事をあれこれ話している‼︎)

よね「お前にが出来る?」
寅子「私だけでは無理よ、でもよねさんとさんだけでも無理」

多岐川「家庭裁判所は愛の裁判所だ。困っている者には必ず手を差し伸べる。君達を拒んだりはしない」

花江「安心できる居場所をみつけてやりたいわよね」

たかし「『それはおかしい』って道男兄ちゃんがいったら...」
道男「もう黙ってろ」

道男「今度サツが来たら、全員とっちめてやるよ。そうしたら少年刑務所だろ...オレが消えたら嬉しいだろ..
オレのことは ほっとけって」

寅子「ほっとかないってば」

道男「じゃあんた、何してくれんの?
家にでも泊めてくれるの?
アンタ生ぬるいよ、あんなカッコつけてたくせに」
寅子「いいわよ、いくらでも止めてやるから...」
(主導権は道男⁇)
優未「こわい」
直明「子供たちが怯えてるだろ」

花江「それが、泊めて貰おうって人の態度?」
道男「オバさんは、オレがひれ伏せば満足?」
直人「寅ちゃんぼくこんな人無理です。早く追い出して」
はる「でも泊めてあげなさい。今夜だけじゃない、必要なだけここに居ればいいわ。
人生は持ちつ持たれつ助け合いですよ
お天道様は見てます。
道男お風呂に入りなさい..
取り敢えず着る物は
お父さんの浴衣で...」
(大黒柱 はる、さっさと決断、段取り)
はる道男何をして捕まったの?
ああ云う子が日本中にいるのよね。この寒いなか外で眠っているのよね。寅子からずっとを聞いてたのに、あの子を見るまで
どこかずっと他人事だった。子供達を置いて亡くなった親御さん達は、さぞ無念でしょうね」

直治「今日はご飯少ない
はる「食事の時に大きな口を開けない」
道男「うるせえな、飯くらい好き食わせろよ」

頭の中と現実は、いつもズレている。
ひとり一人の心も、みな互いにズレている。
         光

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