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虎に翼57話(一美)

「大人はみんなそうさ
俺らを虫けら みたいに 見てきやがって」

よね「家庭裁判所だか
何だか知らんが  どうせ同じ轍を踏むことなるだろう」

寅子「決してそんな事にはならないと誓うわ」

よね「誓うなんて言うな
お前に何ができる!💢」

寅子「そう…私だけでは無理よ。でも  よねさんさんだけでも無理」

何万人もいる孤児たち
全員を 救えない。

戦災孤児は増える一方で
警察は "浄化作戦"と称して
一斉 補導に。

捕まえた子ども達を
トラックに積んで 運ぶ。
まるで  家畜出荷のように…

その子ども達の
振り分けの"アテにされた"のが  できたばかりの家庭裁判所
なのだが…
子ども達の処遇が決まるまで  "寝泊まりする施設"が  
全く足りない。

子ども達を預かる余裕など  どこにも無いし
なかなか委託先は見つからない

…………
猪爪家で…

寅子「子ども達  保護されるの心底 嫌がるのよ。
寒くて  ひもじい筈なのに…」

直明「親戚の家で 厄介者扱いされて逃げてきた子や
施設ヒドい目に遭った子も大勢 いるから」

花江安心できる居場所  
みつけてやりたいわよね」

*↑ まだ他人事  :一美
………
そんな中
最後まで引き取り手の みつからない
道男 の"売り言葉"に
寅子 の"買い言葉"

道男「俺のことは放っておけ って」
寅子放って置かないってば‼︎」

道男「なに…じゃあ  あんた
何してくれんの  家にでも泊めてくれんの⁉︎」

寅子「.....」

道男「ほらな あんた生ヌルいよ。 あんなカッコつけてるクセに」
寅子    駆け寄って
「いいわよ!いくらでも泊めてやるから‼︎

*「言ったわねぇ!
なら  いくらでも泊めてやる」
に   一美:あはははは🤣

…………
猪爪

花江「それで
私たちに相談 無く
連れて来ちゃったの?」

道男は  もう来てた!:一美

寅子「ごめんなさい」

優未怖〜
怯える
子どもたち…

花江「君ねぇ それが泊めてもらう人の態度ぉ〜」

道男オバサンは  俺がひれ伏せば満足?」

直人「寅ちゃん  僕 こんな人  ムリだよ。早く追い出して」

*ここからが  おもしろい

はる「泊めてあげなさい。
今夜だけ じゃない。
必要なだけ ここに居ればいいわ」

はる「人生  持ちつ 持たれつ。助け合いですよ」


はる寅子  いらっしゃい」

…………
母と 二人になる

寅子「お母さんも  ありがとうございます。助かりました」

はる「ああいう子が  日本中に居るのよね。

この寒いなか
外で寝てるのよね」

一美:涙…

はる寅子から  ずっと話を聞いてたのに…

あの子を見る迄
どこか ずっと他人事だった。
子ども達を置いて  戦争で亡くなった親御さんたちは
さぞ  無念でしょうね」

寅子「うん  」

さて…
猪爪家で 道男君は  
どう  居場所を見つけていくか
                一美














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