見出し画像

なにごともバランス

ダイエットは食事が99%だ。

尚且つ40代・50代以上になってから始めるダイエットは、健康的に痩せるためにも食事なしには語れない。

食事制限をしろ、ということではない。

何を食べるか?どうやって食べるか?いつ食べるか?が、人生100年時代の残りの半生を左右するのである。

大げさではない。

ダイエットをして痩せりゃあイイ、という問題ではなくなってくるのが、おじさん・おばさん達のダイエットなのだ。

では、いったい何を食べたら良いのだろう?

PFCバランスを知ってる?

食事はバランスが大切だ!と聞く。

心と体を健康に保つ基本だ。

厚生労働省も言ってるし、病院でも言われるし、健康指導の第一項目は「食事」だ。

誰でも知ってる。

では、その食事のバランスとは、具体的に何を指すのか知っているか?

人が生きるエネルギーの元になるタンパク質・脂質・糖質の三大栄養素のバランスのことだ。

英語の頭文字をとって、俗にPFCバランスと言う。

:Protein(タンパク質)
:Fat(脂質)
:Carbohydrate(糖質)

筋肉の材料になる、タンパク質。

脂肪を燃やすために、脂質。

エネルギーの材料となり、筋肉の分解を防ぐ、糖質。 

野菜をたくさん食べれば栄養バランスは完璧!という訳ではないし、炭水化物(糖)をできるだけ摂取しなければ良い訳でもない。

ましてや1日に必要なカロリー(エネルギー量)を越えなければ、何を食べても良い訳でもない。

脂質・糖質・タンパク質の3つの栄養素がそろった時、最も基礎代謝量が増えるため、どれも適量を摂るようにしないと、うまく体重が減らない。

そして代謝を上げて痩せ体質になるためにはちょっとしたコツが必要になるのだ。

適切な栄養バランスの「量」

バランスよく食べるのが大切なのは、よく分かってる!と言う人も多いだろう。

じゃあ、実際にPFCバランスに従って、それぞれどのくらい摂るといいのだろうか?

何も考えなくても適切なバランスで三大栄養素を摂れる方法は、以前に書いた。

問題は、食事の「量」だ。

「自分が食べたもののエネルギー摂取量が適切かどうかは、食べたもののエネルギー計算(カロリー計算)をしないと分からない」と思っていないだろうか?

そんなことはない。

実は簡単に自分にとって適切なエネルギー摂取量が分かる方法がある。

1人1人顔や体型が違うように、代謝率も違う。

なんでも計算通りに行くなら問題ないが、そうは問屋が卸さない。

自分が「調子が良い」と感じる体重も、人それぞれだからだ。

答えをお伝えしよう。

自分のエネルギー摂取量が適切かどうかは、体重を見れば分かる。

実に簡単だ。

消費量より摂取量が増えれば体重は増え、消費量より摂取量が少なければ体重は減る。

耳が痛い気がするが、至極当たり前の話である。

ちょうどいい体型ってなに?

健康な人の体重の目安にして欲しいのが、BMI(体格指数/Body mass index)という指標だ。

何を今更な話だが、ダイエットをするにあたって、あなたが本当に肥満なのかどうか、ダイエットが必要かどうかは、客観的に判定する必要がある。

私が推奨しているダイエットでは、単に体重や見た目の痩せを目指すのではなく、健康であることが前提条件となっているからだ。

計算式は簡単だ。

 BMI = 体重(Kg) ÷ {身長(m)}2

自分で計算するのがめんどくさい人は、「BMI」と検索すれば、身長と体重を入力すれば自動的に計算してくれるツールが出てくるから、苦手なことはスマホにお任せしよう。

日本では BMI が 22 のときの体重は標準体重または適正体重と呼ばれ、病気にもっともかかりにくい状態とされている。

25以上なら肥満、18.5未満なら痩せとして扱われる。

だが、あくまでも指標の1つとして捉えて欲しい。

血圧と同じように年齢によって基準値が変わるものだし、あなたが「調子が良い」「ちょうどいい」と感じる体型が、必ずしも適正体重とは限らないからだ。

人によって違うし、違って良い

たとえば私は、もう何年もBMI18前後で推移しているため、たとえば体重が減りがちな夏に健康診断を受けると「痩せすぎ」で注意を受けることがある。

ところが当の本人は至って元気で調子がよく、「ちょうどいい」と感じていたりするのだ。

そのため、他の検査項目に問題があるならまだしも、体重のことだけでいろいろ言われるのもめんどうなので、私は健康診断を体重が増えがちな冬に受けることにしている。

例えギリギリであったとしても基準値内なら医者は何も言わないからだ。

もちろん、私とは反対に少し太り気味の方が「調子が良い」と感じる人もいるだろう。

この個人差レベルの話は、フィットネス業界でも周知の事実として認識されているため、ダイエットやボディ・メイクのための食事のとり方や量の調整の仕方は1人1人違っているのが普通である。

論より証拠、PFCバランスを画像検索してみると良い。

いろいろなPFCバランスが出てくる。

性別、年齢、運動量、何を目的としているかなどによって、適切なPFCバランスが変わってくるからである。

栄養バランスだけじゃない。

食生活のバランスは、家計やライフスタイル、生活リズムによって、理想通りに行かないことなんて山のようにある。

なにごともバランスだから、PFCバランスも私が推奨するダイエット・プレートぐらいザックリで、「ちょっと気にする」「心がける」ぐらいがちょうど良いのかもしれない。

次回は、ストレスなく続けるためのちょうどいい食生活と、代謝を上げて痩せ体質になるためにはちょっとしたコツをお伝えしたい。







皆さまにお役に立つ記事が書けるように、サポートをお願いします!いただいたサポートは今後の勉強代に当てさせていただきます。