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『嵐の夜に』


いつも決まって窓の外を眺めていた
君の背中を思い出し、真似をしてみる。

冷えたガラスに映る
電球の温もり。

「また積もるね。」

諦めと期待の入り混じる言い方は、
素直でない君そのもので。

今宵も私の声だけが、
吹き荒ぶ白い雪にかき消されていく。



#言葉の添え木 #詩 #散文 #雪 #夜 #写真

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