見出し画像

②学校に行きはじめる子供たち

「ママ、学校に行ってくるね」

毎日ではないけれど、

登校拒否だった娘が学校に行くようになった。

それを聞いた日は

喜びよりも戸惑いのほうが大きく、

「えっ!?突然どうしちゃったの!?」

と、慌てた。



この記事では

学校に行くようになった私の娘が

どうして学校へ行く気になったのか?

何をした結果、学校へ行けるようになったのか?

子供の不登校で悩んでいるあなたに

子供が学校へ行けるようになるちょっとしたコツを

シェアしたくて

「不登校は子供の数だけ理由がある」の続編として

書いている。

今回は第2回。

前回の第1回はこちら↓↓



どうしたら学校に行けるようになる?

あなたの子供が不登校になった時、

どうしたら学校に行けるようになるのか考えると思う。

どこの親もそうだし、学校の先生だってそう考える。

でも、現実はなかなか学校に行くことが出来ない・・・

この差ってなんだと思う???

・・・・・・

・・・・・

・・・・

・・・

・・

実はこの差は

どうしたら学校に行けるようになるのかというのを

子供が真剣に考えているか、考えてないか

それを考えた子供の出した意見を反映させているかいないかの差なのだ。

子供が自分でどうすれば学校へ行けるようになるのか

考えてそれを実行することが

学校へ行けるようになるコツである。

私が子供の頃いじめで不登校になった時に

味方になってくれた担任の先生から

「きみはどうしたら安心して学校に行けるようになる?」

と聞かれて、

私は「みんなと仲良くできるようになるなら学校に行ける」と。

その言葉を先生がクラスに反映してくれたおかげで

いじめのリーダーからのいじめはなくなり、

安心して学校へ行けるようになった。

私の不登校の経験が子育てで役に立つなんて

夢にも思わなかったけれど、

私の担任の先生が私にしたように

私は娘に聞いたのだ

どうしたら安心して学校に行けるようになるのかと。

娘は

「担任の先生が迎えに来てくれるなら学校に安心して行ける」

とのことだった。

娘は担任の先生が大好きで、

登校拒否で休んでいるときに先生から電話がかかってくると

「先生と話したい!ママ電話かわって!」と話したがるくらい

大好きなのだ。

学校側に協力を求める

さっそく娘の意見を学校側に伝えて協力を求めると

娘の支度が終わるころに担任の先生のお迎えは難しいけれど

娘が起きる時間帯くらいに先生が家に来て話だけをして

登校時間になったら他の先生が迎えに来ることになった。

最初こそ、お迎えは担任の先生じゃなきゃ嫌だ!と

嫌がっていた娘だったが

ひと月足らずでお迎えの先生が来る前に学校に行く日のほうが多くなった。

そのワケは3つ。

1つめは

学校だと大好きな担任の先生とゆっくり話すことができないけれど

毎朝、家に先生が来てゆっくり話ができること。

先生が娘を

「今日も起きられたね、すごいね」と

褒めてくれるのである。

これでやる気になったところをさらに先生が娘を誘うのだ

「今日は○○をするよ、楽しみだね」

「今日は○○の日だから絶対に来てね!」

誘い方が上手な先生で、

娘はとてもやる気になって

支度をはじめて学校に行くのである。

2つめは、

「今日はママと一緒にいたいの」…と甘えてくるときもあって、

そのときは

「じゃあ、今日はママと1日一緒にいよっか!」と

学校を休んでもOKにした

ここを無理やり強引に行かせようとすると

また登校拒否、不登校へと逆戻りするからだ。

3つめは

登校時間にお迎えに来てくれた先生と一緒に登校するのを

クラスの他の子に見られたくないという理由からだった。

恥ずかしいらしい…

この3つが娘の中で折り合いがついて功をなしたのか

学校へ行くようになった。

まぁ何にしても結果オーライというやつだ。

子供が学校へ行きはじめるときの注意点

子供が学校へ行くようになると嬉しい

よし、この調子で明日も…‼‼と思うでしょ?

けど、今までずっと学校を休んでいた子供からしたら

「今日はとっても頑張ったんだからそれを認めてもらいたいし、

疲れたからちょっと休みたい…」

という心理が働いているので、明日もと期待を寄せるのはNG‼

まずは

「今日、頑張って学校に行ったね!すごいよ‼‼」と

学校へ頑張って行ったことを認めて褒めるだけにとどめる

子供は翌日休んで、ひと息したらまた学校へ行って翌日休む…

その繰り返しで段々と学校に行く日が増えていくので

不登校だった子が突然学校へ毎日行き始めるというのは稀である

不登校の経験のある私もそうだったし、

短期間で学校に行くようになった娘は月曜日は必ず休むし、

現在不登校中の息子は

自分の好きな給食の日に私と一緒に学校へ行って、

給食を食べて図書室で本を借りて家に帰ってきている。

学校に行き始めのころは、

週に1回、放課後に担任の先生に会いに行っていて

その延長線で

本が好きなので図書室の本を借りるようになって

慣れたら午前中に学校に行くようになった。

学校側から次からは週に2回3回と提案されても

実際に行けるのは相変わらず週に1回のままで

行けない週もあった

そのうち自分の好きな給食を目当てに行くようになり

2日続けて行く週もあれば

ひと月全く行かないときも…

これは個人差があって

3日に1回の頻度の子もいれば2週間に1回の子もいるので

子供ができる範囲で学校に行く頻度を決めたほうが

無理なく学校に行けるようになっていくのだ。

1歩進んで2歩下がるので

一見回りくどいようにもみえるけれど

確実に学校へ行けるようになるための土台作りなのである。


子供が不登校で後ろめたい気持ちになっているあなたへ

親自身が不登校を経験したり、

法律に詳しくないかぎりは

義務教育=子供は学校へ行くのが義務である

と考えているので、

自分の子供が不登校になった時に

社会のルールさえも守れないなんて…

法律違反をしているのではと、

後ろめたい気持ちになってしまうのだが、

これはちょっと違う。

義務教育というのは

国や政府、親が子供に教育を受けさる義務であって

子供が学校へ行くことに対する義務ではないし、

子供が登校拒否や不登校になっていて

学校へ行ける状態ではないときは除外されているのである

貧しすぎて子供を学校へ通わせられないことを除けば、

子供が学校に行ける年齢なのに

生意気だから学校に行かせないとか

借金を返せないから学校を辞めて働けとか…

親の都合で学校に行かせないというのが義務教育違反である。

ただ、日本はまだまだ学歴社会なので

全く学校に行かないよりも行っていた方がいい。

雇用される側で働くのなら

学歴が高いほど優遇され給料も高い傾向にあるし、

起業するにしてもある程度の読み書き計算ができなければ

何もできない。

不登校の子供は学校に行かないので

自分で勉強しなければどんどん勉強が遅れていく。

学校へ行ってないから勉強をしなくていいわけじゃない

学校に行っていない子は自分で勉強しなくちゃならないので

学校へ行かせることに力を入れるよりも

家での勉強に力を入れておいた方がいい

休んでいる間に勉強しておくと

学校へ行きはじめたときに授業について行けるので

子供の自信にもなる。

理想は授業でやっているところの少し先だけど

子供のできる範囲で無理なく勉強を進めていくのがコツで、

勉強が嫌いだったり

遊んでばかりという子には

1日5分からでもいいので

机に向かって毎日勉強するように時間をつくって

慣れてきたら10分、20分と増やしていく。

私の子供たちは自分から勉強をしないので

学校の先生に相談をして

プリント課題やドリルの課題をもらって進めている。

学校側もどうしたら生徒が毎日学校に来てくれるのか

考えているので、

勉強の面倒を見れない悩みは学校の先生に相談する。

本来学校は子供に勉強を教えるところで

学校の先生は教え方が上手い。

不登校でも子供は学校をやめない限りは

学校に在籍しているのだから学校をうまく利用するとよい。

また、

不登校はかわいそう、不幸な子という偏見があるが

そんなことは断じてない‼‼

不登校は学校に毎日行けなくなってしまった状態であり

ただの結果でしかないのだ。

息子が最近こんなことを言い出した

「ママが不登校やっててよかった」と…

息子自身の学校に行きたくない気持ちを

一番にわかってくれるからなのだとか。

不登校だからこその悩みや苦しみは

不登校になったことがない人にはわからない。

けど、

「子供の学校のことで手を煩わせたくない」と

自分の子供のことを何も考えようとしない親よりも

自分の子供の不登校をなんとか理解したくて

なんとか学校に行ってほしくて

こうして私の書くnoteを読んでいるあなたは

子供のことを一番に考えている親なのである。

子供は意外と親のそういうところを見ていて、

ずっと覚えている。


この続きはこちら↓↓


はじめてこのシリーズを読む人はこちらから↓↓

①不登校は子供の数だけ理由がある


+++あとがき+++
この度は私のnoteをご覧(購入)いただき、ありがとうございました。
不明点や疑問などがありましたら
ユキ(@kaban_neko) のTwitterDMからお問い合わせください。

★ユキからのお願い★
もし、こちらのnoteを読んで良かった!と思ったら

①下の「いいね♡」ボタンを押す
②このnotoで感想コメントを投稿
もしくは
Twitterで #ユキnote のタグと
@kaban_neko のメンションを付けて感想を投稿

していただけると踊り出すほど喜びます(^^♪

タグ付けいただいたTwitterのツイートは、必ずRTさせていただきます!
また、素敵な感想はこちらのnoteの冒頭でも
ご紹介させていただきますので、ご協力いただけますと大変嬉しいです。

これからも役立つ情報を発信できるよう努めて参りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

ユキ

いつも「スキ」「サポート」ありがとうございます。 超励みになってます。引き続き応援よろしくお願いします。