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その8 約1400年前の空。(琵琶湖疎水~三井寺)

石山寺を後にして、また京阪に乗り込み今度は三井寺へ向かう。

石山寺もそうでしたが、三井寺も学生時代の古文の中に出てきた寺の名前、くらいの認識でした。今回行くことになり調べてみて、ここいきたーい(*´▽`*)となったのです。

琵琶湖疎水を見ることができることもうれしかったのですが、それ以上に三井寺の「三井」が天智、天武、持統天皇の産湯を取った井戸があったことという由来を知ったためでした。

大学時代に井上靖の「額田女王」を読んで主人公の生きていた時代に興味がわき、一般教養でも万葉集の講座取った私でありました。(ちなみに井上靖の著書で好きなのは「額田女王」「蒼き狼」のふたつ。主人公がすごく魅力的)

その舞台の一つである大津京の場所の一つと知り、ここは外せんと楽しみでした。

ふふふふ、聖地巡礼だ( *´艸`)

三井寺の前の楽しみ、琵琶湖疎水は桜は散っていたけどまだ咲いている樹もあり、ゆっくり眺めながら三井寺へ向かっていく。

こじんまりとした入り口でておばちゃんからの関西弁マシンガントークの洗礼を受けてから(笑)、地図を貰いつつ参拝経路の説明をいただく。大津京の離宮がこの寺の始まりらしい。表情変えず聞いていましたけど、かなりテンションが上がってますぞーい(*´ω`)

「今日は天気いいからきっと琵琶湖が綺麗やでぇ」と言っていた言葉の通り、急な階段上がった先の段差からの風景は想像以上でした。

琵琶湖の湖面と青空がとても美しい。

何枚か写真撮りつつ、これって当時の大津京の人々も眺めていた風景なのかなあとふと思いながらしばらく眺めていました。

観音堂にお参りしたら、先ほど石山寺で見かけた西国巡礼の方々が到着したところでした。

バスで移動しているようで、バス用の入り口方面からみえました。

三井寺、境内図見て時間が掛かるのは覚悟してたけれど実際歩くとやはり広い。。。そして、入り口にて「ここで見るなら300円やけど、東京に持ってったら2000円払わないと観れないからお得やでー」とおばちゃんに押しきられて宝物館のチケット付きのを買ってもうた(笑)。

本堂に行く途中映画のロケに出くわしたり、そのロケ現場の前に満開の枝垂れ桜があり見事で写真を撮りまくったりしていました。

本堂は荘厳で、横に三井寺の名前の由来になった閼伽井屋がありました。井戸に近づくと、ぽこっ  ぽこっ と水が湧き出る音が等間隔で聞こえてきます。この音も当時の人が同じように聞いていたのでしょうか。

「三井の晩鐘」の写真を撮り、もうシャガの花が咲いてるんだと驚きつつ弁慶の引摺り鐘の傷の豪快さにうーわーとなってました。

宝物殿の絵というのは勧学院の客殿襖絵です。巡礼や参拝の方が多かったもの、人が全くいなかったためほかの方が見えるまでしばらくゆっくり眺めていることができました。

時間的にMIHOミュージアムに向かうバスの時間も無くなってしまいましたが、そのおかげで三井寺も石山寺もゆっくり見て回ることができました。

映画のロケはほかの参拝客の一人から聞くことができたのですけど、見たことないシリーズだから行こうか悩んでいるところであります。。。(^_^;)


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