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努力をするな

誰にも頼まれてはいない。

この社会を回すために必要なわけでもない。

人が生活するために必要なものでもない。

人に一番に選んでもらえるものではない。

世界中に溢れる娯楽の選択肢の一つでしかない。

それに命を捧げる人達がいる。

私もその1人。

表現やエンタメを生業としている人。

楽しくて過酷で残酷な世界。

戦いの世界。

そこに入り込んでしまった。


こんな人生一度だって想像できなかった。

想像できなかった。

と言い続けて何年も経っているが。

毎日がストレスで、

毎日が怖くて、

毎日が楽しい。

「大事なことは、たいてい面倒くさい」

宮崎駿の言葉。

本当にそう思う。

ジブリ映画なんてまさに、

執念と継続とその積み重ねの結晶だと思う。

しつこくしつこく継続する。

何年もかけてやり続ける。

そうしないと出来上がらない。

それを何度も繰り返して作品を次々と世に出す。

数を重ねる。

経験を重ねる。

失敗を重ねる。

それが出来ないと何も出来ないと思う。

そしてまず大きな夢を持つ必要がある。

「夢なき者に理想なし
理想なき者に計画なし
計画なき者に実行なし
実行なき者に成功なし
ゆえに、夢なき者に成功なし」

吉田松陰の言葉。

私は人が好きだし尊重するようにしているが、

夢を持つ人を馬鹿にする人は心から軽蔑する。

真面目な人を嘲笑う風潮は情けないと思う。

それでも、笑われるくらいの夢を持って、

言葉にして行動する人は心から応援する。

私もそうでありたいと思う。

YouTubeやSNS等ネットの時代。

〝仕事〟の形態はとっくに変わっている。

一般企業に属していなくても、

ネットで稼ぎまくる人達がいる。

ふざけたり、人を笑わせたり、

情報を提供したり、特技を披露して、

楽しくも挑みながら生きている。

カッコ良すぎる。

最近YouTuberさんに心動かされることが多い。

「自分」をプロデュースしてマネタイズして、

全力で発信し続ける。

誰にも頼まれていない一般人だったはず。

彼らは頭を使い、動きまくり、

誰かに求められる存在になっていった。

テレビに出る人、舞台に立つ人もそう。

自分の事業を成功させた人もそう。

自分の作品をヒットさせた人もそう。

何者でもない自分を何者かにする。

そのための努力を欠かさなかった人達。

夢を語るだけでなく、

それを自分の力で叶えた人達。

何万人、何百万人が見ている場で、

自分を打ち出し続ける。

本当にカッコいい。

「無理」「できない」は全て言い訳だなと思う。

「為せば成る
為さねば成らぬ何事も
成らぬは人の為さぬなりけり」

上杉鷹山の言葉。

成せないのは為さないから。

やってもないのに出来ないと言うなということ。

この言葉を忘れたことはないが、

まだ為せていない自分がいる。

やはり何か言い訳をして逃げてしまう。

弱い自分がいる。

それを消していこうと思う。

誰にも頼まれていなくても、

今までよりももっと自分から働きかけ、

やりたいことを全力でやる。

私は「努力」という言葉はほぼ使わない。

「努力する」
と自分で言うことにしっくりこない。

努力は、何か結果が出た時に、

「努力したなぁ」と感じるものだと思ってる。

努力というただの過程にすがるから、

「あんなに努力したのに…」となる。

努力は当たり前。

頑張るのは努力ではなく、

目標に向かって進むこと。

私個人の考えだが、努力を語る人は、

本当に努力で得た結果を持っている人か、

本当の努力ができていない人。

夢を持って全力で挑んでいれば、

何らかの結果に結び付いて、

多くの努力をしてきたことに

気付ける日がくると思う。


桜哉。

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