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5月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が5月に読んだ本まとめ。
 簡単な感想があったり、なかったりします。

49~50冊目『死神を食べた少女 上・下』七沢またり

 ネット小説発の戦争もの、軍記ものにハマってて、その流れで読みました。
 最初から主人公陣営が負けると決まってて、主人公も決して英雄になりはしないと分かっている状態で始まる軍記ものけっこう好き。

51冊目『滅びの鐘』乾石智子

 オーリエラントシリーズを全巻一気買いする前の前哨戦。
 『夜の写本師』をはじめて読んだ時のような衝撃はなかったけれど、それでも面白い。まさか大人になってからファンタジーにハマると思いませんでした。

52冊目『殺人鬼探偵の捏造美学』御影瑛路

 作者が続編決まってる(刊行から2年経った2019年時点)って言うのでギリギリ面白いと言えますが、一向に続編出ないところを見ると打ち切りっぽい。
 同じ作者の『神栖麗奈』シリーズを読んでいるかどうかで、だいぶ評価分かれると思います。神栖麗奈知らない人は、被害者がとち狂ってるだけの三流ミステリーやんけ!ってブチ切れる可能性大。
 殺人鬼っていうわりに殺人シーン全然なくて、察しの悪い主人公刑事と一緒に、でっちあげ推理に付き合わされるだけなのでバッチバチの猟奇殺人が読みたいなら内藤了の『藤堂比奈子』シリーズをおすすめします。

53~57冊目『鹿の王1~4巻+外伝』上橋菜穂子

 『獣の奏者』を読んだ時も思ったのですが、親子の描写がめちゃくちゃ上手い。なんというか、子を見る親の慈しみあふれた感じがよく表現されているなぁと毎回感心します。自分が成長して歳を重ねて、親の年齢になったからそう思うのかもしれないけれど。
 黒狼熱をめぐるあれこれ、とても最初期のコロナ禍を思い出しますね。
 色んな人の視点から話が進み、ある時ぱっと全員が交わって話の全貌が見える瞬間が好きです。


 今月は9冊で終わり。なかなかまとまって本を読む時間が取れませんでしたが、『鹿の王』が読みやすくてほぼ1日1冊読み切るくらいのペースで進みました。
 来月は58冊目からスタート。最近Kindle Unlimited登録してるのに紙の単行本を買ったり、シリーズ物の文庫本を古本屋でまとめ買いしてたりして積読がエグいことになっています。


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