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映画 『ハケンアニメ』

WBB公演、バンクパックにご出演されていた、新谷真弓さんのTwitterを拝見していた時に、ずっと、、気になって仕方がなかった。

回数も少なくなっている中だけど、
タイミングよく観に行くことができた、

映画『ハケンアニメ』

出始めと、終わりの重要なシーンで新谷さん演じる編集さんご登場。いい一言をかされていて、馴染みのお声と共にとても印象にのこりました✨

制作現場のお話という前情報と共に、
観はじめたのですが、想像を超えましたw

“憧れて” 

ではなくて、

“憧れを超えたくて”

制作会社へ転職を決めた、斎藤瞳が新人監督として初めて挑むアニメ。
その同時間帯で放映されるアニメは、超えたい存在、王子千晴が監督を務める作品であった。

どちらがハケン(覇権)を取るか。

瞳は大物相手に勝負に打って出る。
視聴率争奪戦!の始まり。

でも、
売れること、数取り、
必要なこととそうじゃないこと、、

いい作品とは…なんだろうか。

制作にとって何が大切なことだろうか。

生み出すアイディアがあって、それをカタチにする人たちがいること。ただ一人の考えや、技術だけでは成り立たないモノづくりの世界。

その中で起こる、
葛藤や矛盾からの理解。

私自身が、制作に魅力に感じるのはこういう道のりがあるなんだよなって、改めて実感できた映画でした。

随所、共感できることが多くて、
随所、涙(笑)

どういう制作者になりたいのか…

行城さんほどの冷静さは、持てないかもしれないけど、、行城さんのように、1人のクリエイターの力を信じて、作るものをしっかり届けるためにあれこれ、動けるような制作でありたいっと。

思っていたりすれば、

制作もクリエイターの内とは思ってはいけるど、瞳のように物語を描いて形にすることや、作品づくりの一部をになえるようなクリエイターとしてもいたいなと、

まだまだ漠然とはしているけど、
漠然としていたことが少し晴れました。

前情報が薄かった私は、
エンドロールで原作が辻村深月さんであることを知って、妙に惹かれる人物たちや、心のやり取り、繋がりなどが、以前、舞台 『スロウハイツの神様』で観ていた時に感じたものと重なって納得しました。

劇中のアニメーションもクオリティがすごくて、、サウンドバックも、リデルライトも普通にアニメ化して欲しいくらいです。

今日、原作を手にしてきたのですが、
こちらは有科香屋子のことも、描かれているようで違いを楽しめそう。

どちらにしても、
女性が主であることはどこか力を貰えるし、
本当に今見れて良かった!

映画 『ハケンアニメ』
出足は苦戦だったようで、
上映も限られてきてはいますが、映画を作られた方たちの届けたい人に届くといいなと思います。


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