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これってITを使って効率化しよう!というレベルではない

「これってITを使って効率化しよう!というレベルではない」

というのが、今回団体名を「日本中小企業情報化支援協議会」から「日本デジタルトランスフォーメーション推進協会」に団体名を変えるにあたって、今一度考えの整理をするにあたって感じたことです。

デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉は、いまやバズワードで専門部署もできている会社もあるし、GAFAやBATHやUberやAirbnbなどもDXをテーマとしたイベントで事例としてよく取り上げられますよね。

変革する領域としては「顧客体験」と「ビジネスプロセス」の大きく2つあって、あとはその2つをセットで組み合わるパターンの計3つ。

自分の中ではデジタルトランスフォーメーションとは、
「デジタルを使う前提で考えると、もっとお客さんが良い価値を提供できるよね?そのための提供プロセスや組織についてもデジタルを前提とすると変わるよね。」ということだと理解しています。
(変わるかもしれないけど)

と考えたときに、
今のDXの主語って企業(提供側)になっているが、お客さんを主語としてものごとを組み立てていくという変革が本質なのでは?と思い、

「これってITを使って効率化しよう!というレベルではない」という冒頭の言葉が出てきました。

ちょうど団体名変更にあたって、役所関係の手続きをしていました。
企業からすると法務局、税務署、年金事務所や労働基準監督署などなど、複数の省庁とやりとりをしないといけない。
(印鑑証明書も必要だし、印鑑も作らないといけない)

デジタルファースト法が通って、インターネット上で完結する方向に進んで入るものの、企業活動領域において霞ヶ関のDXというのは、企業のフェーズごとに応じて成長支援し新陳代謝を活性化するためにはどういう組織体制にするべきなのか?と考えて、「省庁再編」も視野に入れて変えていくことといえる。

企業に置きかえると、新たに事業を作る、事業を買う・売るということをも視野に当然入るような話。さらに、お客さんの変化に対応するために、企業自体も変革し続けることが前提となるでしょう。
(そもそも人口減少、超高齢化社会で社会構造の前提も変わるので、組織も変わらないといけない)

そうなってくると
お客さん視点で考えて、
「なぜあなたたちを選ぶ必要があるのか?」という問いへの回答であったり、そもそも企業が企業として活動するアイデンティティとして「ビジョン」や「理念」というのがここ最近叫ばれるのは理解ができる気がする。

論理は飛躍するが、企業と顧客という関係自体も曖昧になってきて、I(企業)でもYou(顧客)でもなくて、「ビジョンの達成のために『私たち』はどういう価値を作って、提供していくのか?」とビジョンに共感する人たちが提供者であり受け手であるという世界になっていくのかもしれない。

デジタル技術を使って
未来に希望が持てる社会になったらいいな〜
好きだなぁ!と感じる地域が増えるといいな〜
面白い会社や組織が増えるといいな〜
それぞれの強みが活かせるといいな〜

と、頭の中はお花畑のようですがw

日本デジタルトランスフォーメーション推進協会としては、DX推進を通してこういう未来をつくっていきたいし、それを進めるために必要な場づくりや政策提言などやっていきます。

「日本でデジタルトランスフォーメーションを進めるためには何が必要か?阻害しているものは何か?じゃぁ何をやるべきか?」
ということで一緒に考えて動いてくださる会員も募集中です!

日本デジタルトランスフォーメーション推進協会のサイトはこちらです!
https://jdxa.org/




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