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女一人、インドで生きる術

私が初めて海外を一人で旅したのはインド、19歳の冬だった。

地球の歩き方で睡眠薬強盗やら悪徳旅行代理店やらのエピソードを読み、ブルブル震えながら「命だけは持って帰ろう」と出発した時のことは今も忘れない。

それから8年、旅行、留学、インターンでインドを訪れたのは計14回。
インド滞在時間はトータル3年半くらいかな。


今まで物を盗まれたことは一度もない。
ちょっとボラれたことはもちろんあるが、お金を騙し取られたこともない。女性であるがゆえの危険な目にも幸い遭ったことがない。

「インドに女の子一人で行くなんて...」と昔こそ言われたものの、今では誰からも言われなくなった。そこで私なりのインドでの生活・旅における安全管理をまとめた。

一人でインドを旅したい、インドで生活を考えている人に参考にしてもらったら幸いだ。

でもあくまでもこれは私が個人的にやってきたことなので、人には人の安全管理方法があるので何が正しいとかはない。

あと、インド人は言い方悪いが「外国人=尻軽」というイメージを少なからず持っている人が多いので、日本人女性はよくナンパされる。そこの対策を重点的に押さえた。

◉旅編

・生足、体のラインがぴったり出る服は着ない。

・日本からの到着時間が夜の場合、また初インドの場合は初日のホテルを予約しておき、必ずホテルからのピックアップを頼む。デリー空港のプリペイドタクシーで悪徳旅行会社に連れてかれた人多数。

・移動の時、お金とパスポートは肩掛けの小さいポシェットまたは腹巻タイプの貴重品ホルダーに入れ、肌身離さない。トイレ行く時も持って行く。

・睡眠薬強盗防止で、トイレ行く時や寝る時自分の飲み物はカバンの中に入れておく。

・見知らぬ人から食べ物・飲み物を貰わない。(とくに移動中)

・街ごとに日没後すぐお店が閉まって辺り真っ暗、23時くらいまでは出歩いても大丈夫、などの違いがあるので要確認。私は基本的に慣れない街では20時以降外出しない。

・見知らぬ人からの「飲もう」「案内してあげる」には応じない。向こうから積極的に話しかけてくる人はだいたい何らかの下心がある。(インドでは)

・物を売りつけようとしてくる人、しつこい人、日本語で話しかけてくる人には完全無視が一番効く。愛想笑いで「No thank you」とか言ってもいつまでも追われる。

・女性の愛想笑いはインド人男性相手には封印する。「ほほえんで会話してくれる」=「こいつイケるんちゃうか」っていう考えの人が一定います。


◉生活編

・デリバリー系(Zomato,Swiggy等)の人とは無駄な会話をしない。玄関先で品物受け取ってすぐドア閉める。露出多い服で応対しない。一度デリバリーに来た人から後で電話かかってきて住所も知られてるから怖い思いをした。

・リキシャ、タクシー(Uber,Ola含む)のドライバーとは無駄な会話をしない。毅然とした態度で行き先のみ伝えてあとは黙っている。極力日本人であると言わない。「彼氏いるの?」などの質問は無視か「結婚して子供もいる」など答える。

・見知らぬ男性から電話番号をしつこく聞かれても教えない。最悪の場合教えてすぐブロック。(その場でかけて確認してくるのでウソの番号はすぐバレる)

・ローカルな食堂、普通の家庭で出された水は飲まない。浄水器を使用していても、フィルター交換を全然していない場合もある。水は常に持ち歩く。

・「僕に日本語を教えてくれないか。代わりにヒンディー語を教えてあげるから」は大体下心しかない。本気で勉強したいなら人に頼る前に始めている。

・大家、職場の上司など責任ある立場でも、セクハラしたり口説いてくることは往々にしてあるので、誰に対しても簡単に気を許さない。

こんなもんですかね〜。

安全に気をつけていれば、危険な目に遭う確率はぐっと下がるし、親切で心が綺麗なインド人もたくさんいるので、出会いを楽しんでインドを旅・生活してほしいです!

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