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【チェリスタ!運営×高校生対談】チェリスタ!参加メンバーと考える、高校生インターンのこれから

◎参加者プロフィール

・Fujiwaraさん(左上)
チェリスタ!エンジニアインターンに参加した、IT系の高校に通う2年生。将来の夢は警察官。

・Kanekoさん(右上)
チェリスタ!リピーターで、これまでにエンジニアと営業で2回参加。都内の高校に通う2年生。宝塚ファン。高校生の進路サポートをおこなうのが夢。

・Gunji(右下)
2021年新卒入社、セールスユニット所属。営業以外にも、新卒採用、オウンドメディア『sakulog』の立ち上げや、ブランディング推進室など多方面で活躍中。チェリスタ!運営担当を務める。

・Sato(左下)
2017年新卒入社、VPoE候補兼さくLab所長。自社サービスSangoportのサイト開発、Web制作、情報システム部門を担当する。チェリスタ!の立ち上げメンバー、現在は統括をおこなう。



チェリスタ!のこれまでとこれから

Sato:一番最初にインターンとして高校生を受け入れたのは2019年でした。初めて参加してくれたOさんのことはとてもよく覚えていて、金子さんと同じで、エンジニアと営業で2度参加してくれたひとでした。

当時は今ほど参加者数は多くなかったんだけど、主に参加してくれたひとは、海外留学を目指していたり、海外の高校に在籍しているというひとが多かったです。

海外の大学の入試だと、高校の頃に実績を残して、「私はこんなことができるんです」というのを論文にして提出しなければいけなくて。他己評価も必要になってくる。その一環で、企業のインターンに参加する、というひとが多かった。Oさんも、英語がペラペラで!

今後、こんな高校生たちがどんどん来るのかなと、わくわくした記憶があります。

Gunji:受け入れを始めたきっかけは何だったんですか?

Sato:きっかけは、IT系の高専から打診があったこと。年に何回か、高校のカリキュラムとして受け入れてくれませんか?と話があったのが、最初の最初かな。これは2017年の話で、僕が入社1年目の夏休みの話。その時は確か2人受け入れたと思う。

Gunji:そうなんですね!

Sato:どうしてそこからずっと高校生インターンを続けているのかというと、サクラグのビジョンが「ひとの可能性を開花させる企業であり続ける」だから。新卒採用に携わったときに、大学生でも自分のやりたいことをうまく言語化できないひとって多いのかなと感じて。あとは、将来の夢が変わることも多いんです。たとえば藤原さんは最初はITを勉強したかったけど、今は警察官になりたいよね?

Fujiwara:はい。

Sato:色んなことを知って、やりたいことを見つけていく。大学の4年間ってめちゃめちゃお金がかかるし、すごく長い。だからこそ大学選びの前段階で自分が納得できる進路を選べるように、社会を身をもって知ってほしいなと思った。

チェリスタ!は利益を求めて実施しているものではないので、メンバー達ができる範囲で受け入れています。今だと、多くて年間10~12名くらい。最初は僕が1人でおこなっていたけど、今は関わるメンバーも増えてきました。

Gunji:現在、私を含め21卒メンバー7名で担当しています!受け入れ体制もどんどん整ってきていますよね。

Sato:2023年1月にチェリスタ!公式サイトもオープンして、サイト内にも記載しているんですが、本当は実務をもっと体験して欲しいなぁと思っています。

将来的には、高校生インターンが当たり前の社会になってほしいと思っていて。サクラグだけでなく、色んな会社が実施してくれるといいなぁと。チェリスタ!サイトを作ろうと思ったのも、サクラグのノウハウを発信していくとともに、今後協力してくれる企業が現れたら、他の企業の高校生インターン募集を掲載したり、輪がどんどん広がっていって、いつか高校生インターンのプラットホームとして機能していってくれたらいいなという希望から。そんなビジョンを描きながら運営していきます。

Gunji:サクラグ以外にも、他の企業の色々な職種を体験できると更に素晴らしいですよね。高校生達のより良い人生の選択に繋がればと思っています。


チェリスタ!に参加して、自分の視野が広がっていくのを感じた

Sato:ここからは、お2人のインターンがどんな内容だったか、振り返ってほしいなと思っています!まずは、お2人がやったことを教えてもらえますか?

Fujiwara:もともと高校でJavaやPythonを学んでいて、サクラグインターンではGASを経験。1日目は担当の緒方さんと色々相談して「ゴミ出し通知ロボットを作ろう!」と決定。相談しながら追加機能の検討や実装を進めていきました。二日目は業界の説明を受けて、最終日は発表とフィードバック、将来や進路についても一緒に話しました。

Sato:プログラミング言語について、使いやすさはあった?

Fujiwara:僕、多分エンジニアむいてないんですよね(笑)。コードを書く作業が楽しいとあんまり思えなくって。

一同:(笑)

Fujiwara:でも実際に実務としてやってみると、仕事としては意外と楽しいなあと思えた。次は営業のインターンもやってみたいと思っています。インターンを探すときに思ったのは、高校生を受け入れてくれるインターンがなかなかないということ。サクラグ以外で見つけることができなかったです。

Sato:実際にやってみて、新しい発見が出てくるのっていいよね。営業にもぜひチャレンジしてみてほしいな。2種類のインターンに参加された金子さんはどうですか?

Kaneko:エンジニアと営業の2回、チェリスタ!に参加しました。エンジニアインターンでは、GASを用いたゴミ出し通知LINEBotを作成しました。文系なので、せっかくだし真逆なことをしてみたくってエンジニアのインターンに挑戦したんです。

深めていくと楽しかったんですけど、知らない言葉がたくさん出てきて。すごく難しかった分、自分の視野がどんどん広がっていくのを感じました。こんな言葉が世の中にあるんだ、こんな便利なものが自分の手で作れるんだという知らない世界を経験できて、作ることが楽しい!と思うことができました。

Sato:営業はどうでしたか?

Kaneko:営業では、求職者の人材マッチングを体験しました。こちらも楽しかったんですが、専門用語がたくさん出てきて驚きました。企業と求職者の橋渡し、mtgに同席させていただき、人と人をつなぐ仕事の楽しさを知ることができました。



チェリスタ!を通じて、高校生の可能性の開花に立ち会える

Sato:軍地さんが担当したインターンには、どんなものがありました?

Gunji:私は、同期のデザイナーと一緒にデザイナーインターンを担当しました。参加してくれたのは、自身が所属する学生団体の宣伝用バナーを創りたいという明確な目標のある学生。ただ、デザイン自体は初めてだったので、0からのスタートでした。4日間のインターンで、ツールの触り方から始め、最終日にはオリジナルのバナーを完成させることができました。

印象的だったことは、デザイン初心者だからこそ、そもそもデザインと趣味の絵は何が違うのか、そこから入ってくれて。デザインを通してどんなメッセージを伝えるのか、ただ作成するだけでなく、デザインとは?という部分を考えて学んでくれたこと。

あとは、最初にやり方や調べ方をお伝えしたら、2日目から自分でどんどん調べて自走していってくれたんです。私いらないんじゃない?と思うほど(笑)。こんなに成長できるんだと、本当に密度の濃い4日間で…可能性の開花の瞬間を体験できました。

Sato:すごいですよね。社会人になってからも、自分で調べて自走できるかできないかで大きな差があります。お互いにいい経験となった、そんなインターンだったんですね。金子さん、藤原さんは、デザインには興味ありますか?

Kaneko:デザインにも興味があります!もう一回参加しようかなと思っています。

Fujiwara:僕は学校でデザインの授業を取っていて、多分、デザインは合ってないかも?と思っています(笑)。でもその予感が的中しているのか知る意味でも、一度インターンを体験してみたいです。

Sato:藤原君の、合っている合っていないの基準、とても気になります!

Fujiwara:警察の仕事なら給料も休みなしでも365日やりたい!と思うんです。だけど、パソコンに向かっての作業は10分で疲れてきちゃって。向いてないのかなぁと。

Sato:なるほど。でも、僕もそうかもしれない。最初は営業でサクラグに入社したんだけど、2年くらいしてからエンジニアの業務を始めたんです。

元々理系で、数学が専門だったので、プログラミングも少しやっていた。じゃあ、なんで最初からエンジニアにつかなかったのか?でいうと、ずっとPCに向かうのは合わないんじゃないかと思っていた。

向いてないと思っていたけど、人材営業でエンジニア業務を見ていると、実はエンジニアってパソコンに向き合うのって、人にもよるけどだいたい全体の3~4割くらいで。あとはなにをするのかっていうと、設計をしたり、1人で作るわけではないので、周りへの説明のための時間やドキュメントを作ったりという時間の方が多い。

営業をやりたかったのは、クライアントと話しながら課題を解決したかったから。けど、営業って実は最初のとっかかりだけで、エンジニアはその先の「実際にこうしたら解決できる、実際に作ってみて、これでどうですか?」や、保守を担当する場合は、作った後のフォローまでできる。実は、営業よりずっとクライアントと話すボリュームが大きいんじゃないかと。僕がやりたかった「クライアントと話しながら課題を解決」というのは、エンジニアの方ができるんじゃないかと気付いたんです。


高校生に聞く、チェリスタ!をもっとよくするためにできること

Sato:今度は、チェリスタ!をこうすればもっと良くなるんじゃないか?というのを、高校生のお2人の目線から聞かせて欲しいなと。

Kaneko:長期的に参加ができるといいなと思う。時間などの兼ね合いは難しいかもしれないけど、もっと深く関わりたいなと思っています。

Sato:高校生は平日は毎日授業があるよね。どの位だったら、参加できるものなんだろう?

Kaneko:平日は難しいけど、長期休みの時にまとめて参加することはできそう。

Sato:長期で業務に関わってもらったり、成果を残してもらうと賃金の支払いが必要になってくる。その時、高校生の場合だと、バイトの許可を学校にとらないといけないのがネックなんですよね。

Kaneko:バイト禁止の高校って多いですよね。うちの高校もNGです。

Fujiwara:うちは比較的自由な学校なので、バイトに長く参加することも可能。僕は、半年でも3か月でも参加してみたいなと思っていて。前回のインターンがすごく楽しくて学びも多くて、3日間だったけど、4日目も自然にサクラグに行こうとしていた位なんです(笑)。

一同:(笑)

Fujiwara:なので、金子さんと同様で、もっと深く関わってみたいなぁと。営業インターンでは実践があるそうですが、エンジニアインターンでも実際の業務に触れることができると嬉しい。

Sato:それはぜひ取り入れたいです。実際、ソースコードなど初心者のインターンではなかなか触れられない部分もある。ソースコードの流出など非常にリスクがあって、数億円規模の保障に繋がってしまうことも。そういった部分には注意しながら、少しでも関われる部分を作れたり、掘り下げられると、もっといいインターンになるよね。貴重なご意見ありがとう!



高校生インターンを、もっと多くの高校生に広げたい

Gunji:これから、もっと多くの高校生達に高校生インターンを広めたいと思っています。お2人のように積極的に「やりたい!」という高校生だけでなく、高校生インターンの存在をそもそも知らない、そんな層にももっともっと届けていきたいと思ってるんです。私たちのネットワークだと、見えない部分も多くって。お2人の周りで、高校生インターンをやっているひとたちってどのくらいいますか?広めるためのアイデア、ぜひ聞かせて欲しいです!

Kaneko:私自身、進路で悩んだことがきっかけで、「高校生インターンをやりたい!」という想いからサクラグにたどり着いた。高校生インターンの運営側に携わってみたいと思っています。自分の周りにもいる、進路に悩むひと、適当に決めてしまっているひとのサポートをしたいという想いがあって、組織と学校の連携をしたいなと。

広めるには…インターネットやSNSの活用、企業と色んな学校の繋がりをつくるとか。

高校生でインターンをする意味、進路について考えるきっかけは、高校生にはあんまりないのではと思います。高校生で視野を広げる事の大切さ。気付くひとは気づくけど、どうでもいいやと思うひとは、そもそもやる気にならない。どうすればよいか、私も悩んでいます。

Sato:今はやる気がないという人にどう気づいてもらうか、すごく難しい問題だよね。

Gunji:元々興味がある人は、自分で調べて応募してきてくれるよね。今の参加メンバーもそうで、今後はもっと敷居を下げていきたい。藤原さんはどう?

Fujiwara:僕はIT系の学校なので、お給料を貰ってやってるひともいるんです。でも高校生でインターンやバイトをしたいと思って応募しても、断られることが多くて。どうしてダメなのか理由を聞いたこともあるけど、教えてくれなかったりします。そうすると、どんどんやる気がなくなってしまう。サクラグを見つけたときは、よっしゃー!って思ったんです。高校生OKなんだ!と。

Sato:チェリスタ!はどこで見つけてくれたの?

Fujiwara:学校のslackで、サクラグ見つけたよ!と紹介されていたんです。それでぜひ行きたいと思って。うちの学校では、もう1人参加しています。

Gunji:金子さんの周りには、インターンに参加するひとはあんまりいないですか?

Kaneko:そうですね。大学受験の勉強という感じの学校なので。中高一貫校なので、高校に入ってからはがっつり大学受験の勉強!という風になっている。自分で応募しようという人は少ないかな。

Gunji:私も、金子さんの周りのお友達と同じ感じでした。部活しかしてなくて。高校の中での文系理系、好きな教科だけで大学を選んでいた。けど、留学とか就職とか、もっともっと色んな可能性があるんだよということを広めていけたらいいですよね。

Sato:もっとマーケティングを頑張らないといけないですね!サービスがどんなに良くても、便利さは使ってみないと分からない。TVCMと一緒で、ストーリーにして実際の例を見せて自分事としてイメージできるように、チェリスタ!で学ぶとどうなるのかを見せていきたい。そうすることで、高校生の可能性はどんどん広がっていくのかなと思うので。お2人にも、ぜひお力になっていただけると嬉しいです。

Kaneko・藤原:はい!

Sato:チェリスタ!のこれからについて、今日たくさんお話をさせてもらったんですが、今メルマガの運用もおこなっていて、高校生との接触の機会を少しずつ増やしていく、そんな取り組みをおこなっています。

今後は、チェリスタ!を体験してこうなりました!の姿を見せていきたいなぁと。2019年初回なので、1期生はまだ大学生。社会人になったときに、チェリスタ!での経験がどう活きてくるのか、キャリアの選択にどんな影響があったのか、継続して見ていきたい。これまでに、参加したメンバーたちとチェリスタ!同窓会を開催したこともあるんですが、参加メンバーとのその後のお話はぜひお聞きしたいので、今後も継続してやっていきたいなと思っています。



■お2人のインターンレポートはこちらからご覧いただけます
・Kanekoさん:未経験からエンジニア領域へチャレンジ!タスク管理自動化のアイデアを現実に!

・Fujiwaraさん:GASでLINEBotを動かす!学校では味わえない達成感を得た3日間!


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