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給食のアジの骨が喉にささって 病院へ行った話


こんにちは桜です。
今日は次女が病院のお世話になった話です。
ささっていたのは…アジでした。


「ママあのね、魚の骨が喉にささって痛いの」

帰宅し開口一番、ただいまより先に不安そうにそう伝えた娘9歳。
私がびっくりしなかったのは、その5分前に担任の先生から一応と連絡をもらっていたから。
本人から給食後申し出たが、その後授業も受けていたし大丈夫そうとのことだった。他の地方の料理というイベント的な献立で、“アジのごまだれかけ”が出たらしい。


「大丈夫?ご飯と一緒に食べた?」
たいしたことないだろうと聞いてみた。
「うん。痛い。右の奥」
小さい頃しょっちゅう熱を出していた次女の喉を今もよくライトを当てて見ている。とりあえず見えるかわからないけれど、今日も見なくちゃと思った。

「どこかなぁ?」と喉を見てみる。

「ああっ!!ある。右奥。」


見えたのは、まさかまさかの絵にかいたような右の丸い扁桃腺に突き刺さる白い奴。こ・れ・だ。
確かに大人より扁桃腺がしっかり場所をとっている。“喉って思ってたより狭い”んだ。
「うわぁこれはお母さんでも無理やなあ」
子育て14年にしてはじめての経験。

「どうする?今日は習い事ないから病院いく?」
「嫌だけど、ずっと痛いんなら取って欲しい。」とムスメ。

うーん。一晩立てば勝手に取れる気もする。
でも見た以上めちゃくちゃ気になる。
自然経過を見るべきかって、内科的な風邪のことも、外科的な足をひねったなんてこともいっつも迷う。このままほっとくべき?
頭の中をぐるぐる“自然にとれたバージョン”と“取れなかったバージョン”の映像が流れる。

どうしよう。

悩む私にちょうど帰宅した長女が病院いけば?とあっさり言ってくれ、よしと決意。
流石いつも冷静な長女よありがとう。


で、
ここで我が地区あるある“水曜日病院は休みがち”問題が浮上。バタバタと診察券を広げ、3つの小児科のうち1件だけやってる!のを発見。

「で、電話するね。」
ドキドキ待つ次女。私も緊張。

「あのーすいません。給食の、魚の骨が…。」
「あっそれでしたら耳鼻科へ行かれては」
「あっそうなんですか。失礼しました。ありがとうございました。」

ええっ?耳鼻科!?

早速またまた診察券探し。
開いている耳鼻科に電話すると、二つ返事で空いているからどうぞとのこと。

「行こう!」車に飛び乗り5分で到着。
「先生すみません。」と親子でペコリ。
「どうしたの?ささったかな。じゃあ、あーんして」ニコニコしながら先生は覗きこんだ。

「あーあるね。よし取るから大丈夫じっとしててね。」
ひょいとピンセットで取った先生。
「お母さん見て、見えている骨よりも入ってる部分のほうがずっと長いでしょ。痛かったでしょう、来てくれて良かったよ。」と先生は自分のボールペンの端から4分の1のところを、指で挟み「こんな感じ」と示してくれた。わ、分かりやすい。

それはまあ立派なアジの骨だった。
お皿が白いから食べる時見えなかったのかも。
病院に来てよかったぁと安心した私達親子。
「よかったね。」
「うん。」

***


あのドキドキから2ヶ月が経ちました。
次女は魚をもう食べない!なんて いまだに言っています。学校では真剣に骨をよけてるうちに給食の時間が終わるのだとか(笑)。これは練習しなくちゃいけないかも。

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で、昨日帰宅した娘が一言。
「◯◯くんが昨日骨ささって病院行ったんだって!その横で俺もってとなりの子も。お母さん二人もいたの!二人とも見えないところだから病院で鼻からチューブ入れてカメラで見ながら取ってもらったんだって!」


「嘘!?そんなによくあることだったの!」


まさかそんなによくあることだなんて初めて知った9月。あーびっくりした。なんとうちだけじゃなかった。


なるほどカメラや器具は小児科にはないと納得。あんなに小さい骨だけど、痛いし声が出にくいし、めちゃくちゃ気になる。


みなさん気をつけてくださいね。
何かあったら耳鼻科へ!


お読みいただきありがとうございました。



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