見出し画像

現代人は死を知らない?:死は日常。全ての人は死ぬ。皆さん死を恐れすぎと思う。

まあ、コロナの話なのだが、7000人死んだと騒いでいる。でも、そのぐらいは大した事件ではない。

もともと日本人は毎年150万人ほど死んでいる。死因は様々だが、ほとんどは病死だ。この辺のバランスがどうもおかしいのだ。

核家族が増えて親戚の葬式に出ることがなくなったし、戦争もない。一人っ子が増えたので兄弟が死ぬこともない。

だから知り合いの死を経験をした人は少ないだろう。人は未知のものを過度に怖がる。これがコロナ騒ぎの原因なのだろうなあ。

*******

全ての人は死ぬ。努力で変えられるのは、早く死ぬか遅く死ぬかだけだ。

でも、実際には、ほとんどの人は早死にを恐れてはいない。暴飲暴食はするし運動はしない。タバコを吸う人もいまだに多い。早死にを願う人はあまりいないだろうが、かといって犠牲を払ってまで長寿を求めてはいない。

だから、それを認めてしまって良いと思う。

極論だが、事故や病気で人が死んだって構わないのですよ。ただ、「普通より早く死んだ」だけだ。

*********

いつから価値観が変わったのか、今日現在、日本人は人が死ぬのを極端に嫌がる。だから世界一の長寿国になっているが、実態は老人に苦痛を伴う延命を強いているだけで、外国の人は別にうらやんではいない。

例えば、コロナ予防で老人は孫に会えない。厚生労働省は若い人に「老人に感染させないために帰省は避けろ」と言う。でも、ほとんどの老人は孫に会うのを禁じられてまで延命したいと思わないだろう。私だって孤独に長生きするよりも、親しい人に囲まれて早死にしたい。

*********

日本は無宗教国家だからかもしれない。ことにイスラム教では死に関しては明瞭で、天国は幸せだと言っているから、死を過剰に恐れることはないようだ。

ちなみに日本以外のアジア、アフリカそして欧米で戦争がなくならないのはこれが理由だと思う。彼らは理由があれば死んでもいいというスタンスだ。特にイスラム原理主義は自爆テロも厭わない。

それを日本人は理解しないが、別に彼らの価値観が異常なわけではい。むしろ日本人が特殊すぎる。

高齢者やニートを、これほどの犠牲を払って生かし続けるような社会は、たぶん世界史上でも現代日本だけだ。

だから、日本の働く若い世代が負担にあえぐのは当然とも言える。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?