弁護士って、それだけじゃどうということもない資格です。ただのバッジ^^;
だって大学を出たばかりの若造が取れるんですよ。
取得するのに、経験も知識も能力もほとんど要らないのです^^;
法学部を目指して、仮に高校1年生から勉強を始めたって、司法修習までで、たかだか8年で取れる。その後の人生の長さと比べれば、どうってことないし、学生の勉強なんて片手間でもできる。
また、大学入試問題で高得点を取る能力は、弁護士業務にはほとんど役に立たない。
しかも、学校の先生が全部教えてくれて、正解が存在するとわかっている問題に答えられれば、司法試験には受かるわけですよね。楽なものです^^;(注1)
注1:ちなみに司法修習でも試験は有るが、落第は100~200人に一人ぐらいしかいない。
そりゃあ、4年間遊んで暮らせる大学を卒業するよりは大変でしょう。しかし社会に出て、正解のない問題に何十年も取り組んでいる人々が、世の中には無数にいる。彼らの苦労に比べれば児戯です^^;
無資格でも、社会で何十年も経験を積んだ人々の方が、遥かに優秀だ。彼らは血を吐くような思いで、毎日のように解決困難な問題に取り組んでいますからね。
実際、バッジだけに頼っている弁護士は多いようです(注2)
注2:私も会ったことがありますが、基本的なコミュニケーション能力すら無いので愕然としました。
不当解雇問題で法的助言を受けに行ったのですが、法的能力以前の問題として、顧客の話を全然聞かない。
1時間も一方的に自分の見解(一般論)を喋った後で
「詳細がわからないと、なんとも言えないですけどね」
と。そこで、
「これこれこういう事がありました」
と説明すると、
「それでは話は全く違いますね」
と来ました。
こいつはバ○だと思いました(笑)。まず最初に依頼人の話を聞け^^;
それに案件の概略は事前に電話で伝えてあったのです。彼は覚えていなかった。というかメモすら取っていなかったらしい。
「電話で聞いた話は忘れてしまいましたが」
と平然と言ってのけました^^;
もちろん、優秀な弁護士はいます。でも、その人は弁護士だから優秀なのではなくて、その人が優秀なのです。
これは、ほぼどんな業界でも同じでしょう。
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医者も同じです。医師免許はほんの僅かの経験と勉強で取れる。
もちろん、優秀な医者はいます。でも(以下略)
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資格や肩書には騙されないように、気をつけましょう!
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おまけ
そういう意味でいうと、真に取得するのが難しい資格(というか肩書)は、軍における階級でしょう。
米軍の将官(将軍)などは、20年~30年ぐらい掛けて、文字通り実戦で命懸けで自分の能力を証明しなければなれない。米海兵隊の大将などは、経歴を調べるとほとんど超人です^^;(注2b)
注2b:一例として、トランプ政権の初代国防長官のマティス氏は、退役海兵隊大将です。ずば抜けて実績のある軍人で、たしかに米国の国防を任せるのにふさわしかった。トランプの間違いを指摘し続けたらクビになりましたが^^;
ちなみにトランプは徴兵逃れを6回もやって、軍歴はゼロです。
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追記
これ、キャリア官僚でも同じです。
たぶん多くの人は、彼らは「国家公務員試験でトップクラスの成績をとった超優秀な人」と思っているのではないでしょうか?
たしかに、それは「狭き門」です。でもそれは、
学生でもくぐれるのです(笑)
全く社会経験のない21歳のガキでも、キャリア官僚への切符は手に入る。
別にそれ自体はどうってことないです。(注3)
注3:しかも国家公務員試験の問題を作成しているのは、他ならぬ官僚(人事院)だ。実務は大学教授などがやっているのだろうが、作成者を決めるのは官僚だし、最終的にOKを出すのも官僚なので、官僚が気に入った問題しか出ない。
そして、その官僚が、その権限を持っている理由は、国家公務員試験で優秀な成績を取ったからだ。
つまり問題作成者が人材選抜に関して、特に優秀だと考える理由はない。
また、さらに重要なことに、その選抜過程の妥当性をチェックする機関は日本に存在しない。
でも、日本ではその門をくぐりさえすれば、財務省や経済産業省を牛耳れる。だから官僚は無能なのです。
真面目にやるならば、10年、20年の経験を積み、実力を証明した人々から省庁の幹部を抜擢するべきでしょう。
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