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残念ながら日本は三流敗戦国です。バブルの時に成金だっただけ^^;

日本の政治が三流だというのは、昔から「常識」。

学術界では、一部のノーベル賞級の人を除き、ほぼ無視されている。東大なんて海外で知っている人はいない。

軍事力では、そもそも「軍」がない(笑)。軍隊に似た強力な武装集団はいるけれど、憲法に縛られて運用できない。いないのと同じ。また日本は未だに「敗戦国」であり、国連における発言力(拒否権)も無い。

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唯一経済力はあった。しかし、半導体、家電、鉄鋼、造船は死んだ。自動車も先行きはないし、ITはスタートアップがいないので話にならない。金融、特にメガバンクは財務省に守られていただけで、国際競争力などこれっぽっちもないし、国内でも青息吐息。

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そしてここが大事なのですが、みなさん、この30年間を「失われた~」と言っている。そうじゃない。1975~1990年が異例だったのです。ちなみにその前は「貧乏敗戦国」でした。

この15年ぐらいだけは、日本は異常なまでに経済力を持っていた。半導体がバカみたいに売れて、「技術立国日本」としてバブルに浮かれていた(注1)。

注1:これは私見ですが、半導体で成功したのは(当時の)日本人気質に合っていたからでしょう。実は半導体産業とは非常に泥臭い物なのです。ひたすら試行錯誤の繰り返し。「賢さ」とは無縁です。理論などどうでも良い。長時間、無数のテストを繰り返し、製造工程を改良し、製品の不良率を下げた人(企業)が勝ちです。だから「低賃金で長時間働く技術者」が必須だったのです(注2)。
 そして中国と韓国が、まさに同じことを繰り返しました。彼らは日本人に学んだのです。「このやり方で経済力を付けられる」と。
注2:NECあたりの工場には「クリーンルームに入って3日間出てこない技術者」なんてものが実在しました。実を言うと私の前の職場の人です。NECに製造装置を納めていたのです。これが1990年代後半のこと。ピーク時にはどれほど過酷な労働をしていたのか、想像を絶しますね。

でも、今振り返ってみるとあれは何だったか?

基本的には、日本経済が巨大化したのは、日本人が多い、というか安い労働力が多かったからです。1億人もの単一経済圏は、ヨーロッパにはなかった。だから世界第2位の国民生産を達成したのです。別にヨーロッパ人よりも金を稼ぐのが上手かったわけではない。数で勝負です。

そして、あの時代は「24時間戦えますか?(リゲイン)」が、平気でCMに流れる時代でした。低賃金労働が美徳だったのです!(注3)

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注3:これは中国と同じです。あの国は人口が14億人もいる。労働人口が日本の10倍もいて、賃金も安かった。だから「奇跡の経済発展」を遂げたのです。平均的な中国人の1人1人を見れば、あの国はいまだに「発展途上国」です。金持ちはごくわずかしかいない。

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結論を書きます。

日本は極東の貧乏国です。バブル期の15年間を除き、今までずっとそうだったし、特に何もしなければ、これからもそうでしょう。

欧米から見たら、宗教を持たず、価値観も共有しない、何を考えているか分からない「野蛮な」国なのです。

具体的に言うと、民主主義が機能している節がない。なにせ「自由な報道」がない。有権者のレベルが低くて政治家はアホばかり。そして「女性の人権」が認められていない。

裁判は99.8%(刑法犯)が有罪という異様なシステム。検察幹部が何人も刑法犯で有罪となる。カルロス・ゴーン氏は「推定無罪」で裁判すら行われていないのに、牢屋に1年間も閉じ込められた。そして未だに「犯罪」の証拠が公開されていない。

司法は中国と同レベルだ。

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待っていれば、そのうちにまた「世界の一流国」になるなんて思わない方がいいです。それは可能だが、相応の努力が必要だ。

しかし、一方で「一流国」の仲間入りをしなければいけないという理由もないのです。世界に数多ある小国の一つとして、「普通に」生きていくのも選択肢の一つです。

そして、それを決めるのは、今の若い世代です^^

私はもうじき死ぬので、意見はあるけど言いません(笑)

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