「性産業」=「奴隷」ではない。「蟹工船」の舞台はソープではない^^;
要するに奴隷労働はどの業界にも有ったし、今も有る。そしてかつては酷いものだった。炭鉱、貧農、マグロ漁船、タコ部屋など。バブル期までは商社、証券、金融、自動車工場なども劣悪な労働条件だった。(注1)
注1:そして今日現在、最も身近にいる「奴隷」は、コンビニの店長です。
「騙されて巨額の借金を背負い、過労死寸前まで働く」
という構図はマンガに出てくる「可哀相なソープ嬢」と同じです。
その中で取り立てて性産業がとやかく言われるのは、はっきり言ってニュースバリューが有るからに過ぎない。オッサンよりも(性的に魅力のある)若い女性のほうが「悲劇のヒロイン」にふさわしいからだ。
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今でも、奴隷労働に甘んじている人は少なからずいる。報道されていないだけだ。
性産業にもいる。でも仕事に誇りを持ち、生き生きと働いている人も多い。そして、私の知る限りでは、そういう人たちは銀行よりも風俗業界に多いです^^
性産業を「奴隷」の仕事と主張するのは「誰もやりたがらない底辺の仕事」と言っているのと同じです。偏見であり、そこで働く人々に対する最大級の侮辱です。
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追記
今日現在、最も巨大な奴隷労働の「職場」が顕になりつつある。
家庭だ。
モラ夫の支配する家庭では、女性が育児と家事、夫の親の介護、そして横暴な夫に苦しめられている。その被害者の数は風俗業の比ではない。
千倍ぐらいはいるだろう。
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そして2番めは中学校だ。教員の労働実態は悲惨極まる。休日がないのが当たり前だ。あそこは労働法が適用されない「治外法権」なのです。
私の兄は中学校の教員だったので、よく知っています。
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