カザフスタンは中露の「国境」です。中露ともに狙っている模様。
どちらから見ても、カザフスタンを相手に取られたら国家安全保障上の大問題です。
単に領土が欲しいだけではない。相手に取られたら「敵軍」が国境に配置されるのです。
たしかに今でも中露は国境を接している。しかし、それは極東(満州)であり、地政学的な重要性は低い。ロシアからしたら極東は「前哨」であり、いざとなったら捨てても良い場所だ。
しかし、カザフスタンはシルクロードのど真ん中であり地政学上の超重要地域だ。
ここで中露が国境を接したら、紛争が起きた場合には主戦場、国家総力戦の舞台となる。ここを突破されたら国が滅びる。
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Xiもプーチンも、必死に取りに来るはずです。少なくとも、相手が取りに来る気配を見せたら、すかさず反応するでしょう。
そして、Xiはすでにプーチンに反応しました。治安部隊を送ると言っています。これはプーチンに対する警告でしょう。
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カザフスタンは、かつてのドイツ、ベトナム、朝鮮のように、大国の代理戦争の舞台になる可能性がかなりあると思います。
プーチン、Xiがともに傀儡政権を樹立して、内戦を始めるケースです。
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追記
中国から見たら、プーチンがウクライナを抑えても脅威です。
黒海経由で海軍艦隊をインド洋に送り出せる(注1)
そうするとロシアは海から中国を攻撃できる。中国海軍など、ロシアから見れば子供の遊びです。一蹴されるでしょう。
そうなったら、上海、香港、南京は、プーチンが好きなように攻撃できる。明治維新の黒船来航と同じ状況が発生します。
おそらく天津と北京の攻撃も容易でしょう。ロシアには曲がりなりにも空母艦隊がある。対して中国の空母はデモ用の船に過ぎない。動けばラッキーという代物だ。
注1:現在それをやるとしたら、バレンツ海、バルト海/北海経由ですが、このルートは西側諸国がガチガチに固めている。
東西冷戦の時にNATOがソナー網を作ったので、隠密に抜けることは不可能。たぶん潜水艦も突破できません。ロシア艦隊の動きは早期に筒抜けになる。
これはジブラルタル海峡も同じ。
あと、要所はボスポラス海峡ですが、ここはトルコのエルドアン大統領を抱き込めば通過できるので、プーチンならなんとかするでしょう。
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