見出し画像

記念日( 3 / 3 )

 25年まえの私は  新婚旅行をせず、結婚のための有休休暇をすべて、舞台公演の稽古と本番に あてました。「いいよ」と言った夫さんの本音は、納得いかないままに さびしくて。
あとあとまで 怒られる結果になりました。

さて 今回の記念日は、いい思い出になるのかな?

🎀


朝の散歩は 荒神橋のたもとから、
河原町通りの信号を 西にむかって横切って。
寺町通りを南へ折れて、
そのままてくてくと 下ります。

あれ? バラが咲いています
写真におさめながら 気がつきました
通りをはさんで 斜めむこうに …
大好きな  三月書房さん!

 子どもが まだ小さなころ、この本やさんをみつけ、ドキドキしながら入ってみたこと、いまも覚えています。(大人の本やさん)と感じる、特別なときに 寄る 本やさん。

 佐々木マキさんの絵本を何冊か 買って。やがて  短歌をはじめたときに、先生からこの本やさんをすすめられました。買ってだいじに読む本と、出会えるお店でした。

 そんな 本やさんに出会えて、よかったな。
おしまれつつ 閉められたシャッターに、往時の書店のようすが再現されていることに  胸があったかく 明るい気持ちになりました。

 どなたの されたことでしょう。
はからいに感謝します。


そして、発見!


 お宿にもどって、ずっと気になっていた鏡台を開けたんです。そして、気がつきました。

おさえた色味が とてもきれい!
椿を彫りこんだ 手鏡
小さなたんすや ざぶとんも
部屋のひと隅に
調和して 落ち着いた  はなやぎがあって

とてもきれいなんです つたわりますか?
どう撮れば つたわる??? と
夢中に撮っていて、はっと きがつきました。

 そうか、私は  じぶんの書いた台本に  姿を与えようとしているのかも 💡

 文では書ききれなかったなにかを、いま  このお宿のしつらえに見つけ、感動しているのかも ❗


 いつか、この素敵な鏡台や  雪見障子の三姉妹たちは、書きっぱなしの私の戯曲の 登場人物として  あらわれてくれるかも しれません。
その日が  楽しみです ( *´艸`)


仕事も、暮らしも、かきものも、あせらず
すこしずつ すすも♪



 20~30代の私が、劇団員として 公演チラシを置いていただいたり、OL として コピーや ファイルした文書を携えながら、あちこちにお届けしてまわった  この町。

 それは、遠い 過ぎたことだけど。
 私は、あの頃のわたしに  伝えたいです。過ぎゆくことは、悲しいばかりじゃ ないよ。やりのこしたことはあるけれど、それこそが、先への希望になるんだよ。
ほんの少しずつでもつづけること。
それで  いいんだよ。

 持ちきれなくなった  ものやことは、必要な人にゆずって、その人たちのがんばる姿を応援しながら  ときどき、しずかに  じぶんの心をみつめていけば  いいんだよ~

って。

あなたには あなたの道や
出会いがあるんだよ 😊 💌


また 日常へ♪


 さあ、いよいよ結婚式を挙げた神社へ
お礼をつたえ、お詣りします。


みまもってくださって ありがとう
これからも よろしくお願いいたします


 境内は人がいっぱいで。
空の写真をちょこっと、撮りました♪


秋晴れ!


 夫さんの先生のお店で お昼を食べて。
私たちは、銀婚式を終えました。さ、暮らしをつづけよう。課題やまづみですもんね。

きょうも、でかけます。

みなさんにも わたしにも
いい日でありますように !

そして ときどき、素敵な節目をみつけ
日々のなかに、ささやかな喜びを  重ねていけますように。