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リーダーの育成

今期、ねぎお個人の大きな目標の1つに、リーダー陣の育成があります。

昨年は大胆な組織改革を行ったこと、コロナという未曽有の事態への対応、いわゆる緊急事態ということで現場業務にがっつり逆戻りした一年でした。
リーダーには3つの時間が存在すると言われています。

①機会追求の時間(未来)
②現状維持の時間(現在)
③問題解決の時間(トラブル)

本来であれば①に最も投資すべきところを昨年は③、②に追われた一年だったと言えます。改めて現場に戻ったことで見えてきた課題や新たな気づきもありました。何しろ緊急事態なので、とにかくなりふり構わず行動した1年でした。

その副作用、代償としては、メンバーの育成機会を奪ってしまったことです。緊急事態とはいえ、社長が現場で陣頭指揮をとってしまったことでリーダー陣が自分で考え行動し、結論を出し、責任を取るという工程を奪う形になってしまっていました。

緊急事態とのバランスの問題ではありますが、コロナも緊急という状態から常態化しつつあります。終わりなき変化の連続の中で、しっかりリーダー陣を育てていかなければ、強い組織は作れないという反省から、今年の目標に『リーダー陣の育成』を掲げました。

人材の5つのタイプ

3月、4月とリーダー層と1オン1、リアルMTG、会食などを重ね、コミュニケーションをとってきましたが、その中でリーダーに必要なスキルは何か?を考え続けてきました。以前読んだ本に人間を情熱という観点で5つのタイプに分類できるという話がありました。

①自燃型  比率:5%~10%
志や大望を持ち、誰に言われなくても自ら燃え続けるタイプ。人、会社を動かす原動力になる。一方で、独立志向も強く、転職やフリーランスへ移行する人も多い。
②可燃型 比率:80%
マッチを擦ってもらえれば燃えるタイプ。周囲の影響を良くも悪くも受けやすく、環境次第では自然型に進化する。組織の大半を占める人材。
③不燃型 比率:1~2%
マッチを擦っても全く燃えないタイプ。火をつけても意味がない。元々燃えないタイプと、燃え尽きたタイプの2通りがいる。採用時点で見極める必要がある。
④消化型 比率:1~2%
せっかく点いた炎を消しまわるタイプ。大企業病や役職や経歴の長い人の中にもたまにいる。人の成功を妬んだり、足を引っ張る最悪の人材。
⑤点火型 比率:5%~10%
80%の可燃型人材に炎を灯することができるタイプ。マッチの擦り方を知っている。周囲を巻き込み、火力を上げることがでいる人材。

周囲を巻き込む力

この中で、リーダー層は①自然型、且つ、⑤点火型の人材である必要があります。この点火型の人間がもっているスキル、それこそが『周囲を巻き込む力』ではないかと思います。

この巻き込む力の源泉になっているのは、エネルギー量の高さ。部下はもちろん、上司、パートナー、時には顧客すらも巻き込み、物事を推進できるエネルギー量が成功するリーダーの共通点ではないかと思います。私個人が一緒に働きたい人物像でもあります。

エネルギーが高い状態というのは、『何かをしたい、解決したい、改善したい、役に立ちたい、成し遂げたい』という想いが常に強い状態。もしくは他人に大きな興味を抱き、人を頼るのが上手い、話を聴くのが上手い、人柄が優れている、そんなタイプもいます。

リーダーに必要な4つの姿勢

経営の神様、稲盛さんの有名な名言の中でも端的に下記、公式で表現してくれていますが、『熱意』の部分がまさにこのエネルギーに当たりますね。

人生・仕事の結果=能力(0~100)×熱意(0~100)×考え方(-100~100)

一方で、リーダーたるもの、考え方が歪んでいては、メンバーもついてきませんし、正しい方向に導くことができません。能力や熱意が0~100に対して、考え方だけは、マイナスのパワーも秘めているからです。

だからこそリーダーにとって最も大事なことが、『正しい考え方(姿勢)』を持てるかどうか?ではないかと思います。そこで、ねぎおなりにリーダーに求める姿勢を4つまとめてみました。

1.ビジョン、ミッション、クレドの代弁者となる姿勢
組織の理念、方向性、ルールを自分の言葉に落とし込むまで理解し、それを自らの言葉でメンバーに伝える。
2.過去の知識、経験のみで勝負せず、新たに学ぶ姿勢
自分の経験値や過去の資産のみで戦わず、謙虚さと素直さをもって自ら積極的に学ぶ。
3.失敗を恐れず、リーダー自ら仕事(人生)を楽しむ姿勢
挑戦思考を持ち、どんな状況でも楽しみ、チームを前向きに引っ張る。
4.他責にせず、自責の念をもって、自ら考え、行動をし解決する姿勢
できない理由ではなく、できる可能性を探り、それをやり抜く。


この4つの姿勢をもったリーダーに点火させられた人材は、自身の能力を遺憾なく発揮し、また爆速で成長してくれるのではないかと思います。

無論、優秀なリーダーを育てる為には、ねぎお自身がさらに高い視座をもって日々行動する必要があります、、、汗。特に上半期は、リーダーを信じて、任せて、責任を取る、この姿勢を貫きたいと思います。

個人がフォーカスされる時代。マネジメントや管理職は心労も、残業も、そして責任も多いし、損な役回りなんて風潮もあるかもしれません。しかしながら、チームを動かすということは自分一人では決して登ることができない山をそれぞれの力を結束させて目指すという人生をかけるだけの価値のあるゲームだと思います。そのリーダーたる者、苦労以上に得られる人生の糧は大きいと信じています。

自身への備忘録の為にこんな記事を書いてみました。最後にリーダー陣にオススメ書籍を参考までに。


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