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繊細さん集合!HSPの正体とメンタル防衛策

実は繊細さんだったねぎお

皆さん、繊細さん、もしくはHSPというキーワードが話題になっているのをご存知でしょうか?

以前YOUTUBE大学で紹介されており、ベストセラーとなっているこの書籍を今更ながら手に取ってみました。

繊細さんとねぎお自身はむしろ対極的な存在だと思っていた為、正直、初めて聞いたときは興味がありませんでした。私の勝手な繊細さんのイメージは、色白で、インドアで、友人も少なく、非活動的なそんな私とは対象的なものだと誤解していました。TV番組で、ダウンタウンのまっちゃん自身も、『俺もHSPかもしれん!』と言っていた発言から、私自身も興味を頂き、書物を読み漁りました。

結論から申し上げますとねぎおは中度のHSP、いわゆる繊細さんという判定がでました。

HSP診断、数分でチェックできますので気になる方は是非やってみてください。

HSPとはなにか?

HSPとは、High Sensibility Person の頭文字をとった気質のことで、生まれつき繊細でストレスを感じやすい人のことです。

HSPの人の4つの特徴

引用:https://www.sankeibiz.jp/workstyle/news/200204/ecd2002040702001-n1.htm

勘違いしてはいけない点は、HSPは病気ではないということです。HSPはおよそ5人の1人の割合と言われ、脳科学的にも研究が進んでおり、HSPの人は脳の扁桃体の働きが強く、生まれつき不安に対するセンサーが高いということがわかっているそうです。HSPは几帳面な人、神経質な人、AA型と似ているようにみえますが、それとはまた異なる気質です。ねぎお自身は極めて、大雑把で、だらしない側面があるがHSPのスコアは高く、BOSSである林さんは、非常に几帳面できめ細かいがHSPのスコアは非常に低い診断結果にが出ました。

メンタルとHSP

前回、前々回とメンタルに関するNOTEを書きまして、多くのコメントやDMなどを頂戴しました。弊社内、顧客、パートナー企業、学校、老人ホーム。コロナ禍においてやはりメンタルの問題は各所起こっています。もはやこれは世界的な社会問題といえるかと思います。

メンタルは強い、弱いと単純に考えないで正しい知識をもって予防することが何より大切です。ねぎお自身メンタルと脳科学の勉強を続けているのですが、そんな中このHSPという言葉と出会って、
1つの大きな気づきがありました。

自分の感情や起こったことに対してどう反応するか、また心が折れないようにコントロールすることは知識をつけ、トレーニングすることで強化できることは理解できました。

しかしそもそも、些細なことで気にしてしまうこと自体が問題なのではないか?と。

『些細なことなんか気にするなよ』、こんなことも言われても繊細さんは生まれながらの気質です。なので、残念ながら考えないようにする、無視する、そんなことはできないのです。

だからこそ、繊細さんほど、自分自身のことをよく理解して、ストレスに支配されてしまわないようにコントロールする必要があるのです。

ねぎおのHSP症状

先日、弊社の校正スタッフのアルバイトの求人に占い師の方が応募してくれました。その方が、ご親切に無償で私を占ってくれました。その結果の中で、こんなコメントをもらいました。

”本当は精神的なものの割合が多く心がナイーブなのに、それを頭脳でコーティングされていらっしゃる不思議な方です。持ち前の知性で繊細な部分をはねのけていらっしゃると思います。”

この言葉が目にしたときに改めて、HSPという気質と独学で学んだ処世術が合間って今のねぎおの人格を形成していることを理解しました。

実は非常に感情的な気質をもっているにも関わらず、シビアなビジネスの世界で戦っていく為に頭で様々な仕組みをインストールして、コントロールしていたのです。特にメンタルのコントロールに関しては、莫大な情報量をもとに自分の感情を制御しています。

自分自身がHSPだと理解したときに、今まで自分自身に降りかかって心の問題に対して説明がつくようになりました。そこにはポジティブな側面もあれば、ネガティブな側面もあります。

■ネガティブな側面
・メールやチャットなどの文面や文脈から相手の負の感情を読み取り過ぎる
・回りにいる人の感情に大きな影響を受ける
・些細なトラブルも解消されないと不安を感じる
・些細な音や光で眠れなくなる
・他人の不幸やトラブルも自分事として考えてしまい割り切れない
・高所恐怖症。高いところに立つと所有物が落下しないかとストレスがかかる
・心配性で旅行や外出時に荷物が多くなってしまう
・家や車のカギを締めたか気になってしまう
・常にパソコン、スマホを持ち歩き、連絡が来ていないか確認してしまう
・何かができない(トレイにいけない、動けない、水が飲めない)環境にいると不安を感じる

■ポジティブな側面
・人の機嫌がよくわかるので、空気を読むことができる
・危険察知能力や高く、事故やトラブルを事前に回避できる
・MTGや会食など相手の機微に気づき、言動できる
・交渉や営業時に雰囲気や空気を掴むことが得意
・相手の感情に敏感なので、共感力が高い
・文学、音楽、芸術に感銘を受けやすい

と挙げれば切りがないのですが、総じてネガティブとポジティブを足し合わせみるとHSPはむしろ私の人生の中ではプラスに働いている気がします。
特に、人の感情に敏感なことに関しては、今までは生まれ育った環境がつくったと考えていました。

・男三兄弟の末子
・年上の先輩に揉まれてきたこと
・短気で厳格な親父
・超スパルタ少年サッカーチームに所属
・地元が不良だらけのスラムのような稲城市

こんな環境に20年間いたことで、常に相手の顔色を伺い、危険を察知、回避しながら生きてきました。先天性のものなのか後天性のものなのかはわかりません。ただ生まれつき繊細でストレスを感じやすい人にもかかわらず、これほどストレスの多い環境で育ってきたことで、多くの処世術をインストールすることができるようになり、占い師さんに言うところの”感情を頭脳でコーティングする”という特質を持ったのかもしれません。

繊細さんのメンタル防衛策

さて繊細さんの皆さん、繊細さんであることは、メリットもデメリットもあります。むしろねぎお自身は、この気質のおかげで今があると思います。喜怒哀楽を楽しみながら生きています。

ただやはりメンタルにかかる負荷は通常の人よりも大きく、そして多いことは間違いありません。だからこそ、通常の人よりも予防をしっかりしないと簡単に心のコップは溢れてしまいます。

ここからは私がHSPだと認めてからやっている実践術8選をご紹介できればと思います。是非、繊細さんの皆さん、1つでも取り入れて頂き、メンタルを防衛してください。

①HSPだということを認める

まずは診断の上、自分がHSPであることを認めるのがスタート地点に立つことです。そして、些細な事が気になり、他人の感情が気になった時に、自分自身に声をかけてください。

『自分は繊細さんだから仕方がない。普通の人は気にならないことが気になってしまうんだ』

とこうつぶやくことで、諦めがつき、気持ちが楽になります。ねぎお自身、HSP診断以降、自分にも周囲にもそう話すことでグッと、心の負担を減らすことができました。

②メタ認知力を高める

メタ認知、少し難しい言葉ですが、簡単に言えば、自身を客観的に見る力のことです。自分のことは一番よくわかっているつもりですが、それはあくまでも主観的視点になっていることが多いのです。

鏡、録音、日記、動画、どんな形でもいいので、自分の考え、行動、表情など外から見つめる機会を増やしてみてください。自分の声を録音して聞くと他人の声のようで最初は聞くのも嫌になりますがそれがあなたの声なのです。

メタ認知力は使えば使うほど強化されます。客観的に自分を見ることで、自分が何者なのか、強みや弱みが理解できるようになります。オンラインMTGが増えて、自分の顔を見る機会が増えたと思います。客観的に自分の表情を見て、いい顔をしている確認してみてください。

③他人と自分は違うことを理解する

メタ認知によって自分を理解した上で、あなたと他人は違うことを理解してください。特にあなたは繊細さんです。普通の人よりも、人一倍、感受性が強く、色々な刺激を受けています。

相手は自分のことを100%理解してれくません。
自分は相手のことを100%理解できません。

この事実を受け入れて、諦めることが肝心です。100%理解できるのはメタ認知した自分だけ。そう思うと、わかってもらおう、わかってもらいたい、わかってあげたい、などという一方的な思い込みがなくなり、ストレスはなくなります。

私の場合、経営者ですが、ついついメンバーに対しても自分と同じ思考や想いを持って欲しいと無茶な期待をしてしまっていることが多かったように思います。立場が違えば、考え方も変わるのは当然、そう思えば、大抵のことは許すことができ、諦めがつくものだと今では気楽に考えられるようになりました。

④共感はしない

二つの似たような英単語があります。

・Sympathize
・Empathize

同情する、共感するという意味では同じような意味なのですが、英語のニュアンスは微妙に異なるようです。繊細さんは感受性が高いので、Sympathize(共感)してしまうと自分自身も感情的な影響を大きく受けてしまいます。
③と挙げたとおり、他人と自分は違うので、共感することが必ず解決に向かうとは限りません。

なので、Empathize(相手を理解)する姿勢が大切です。共感しない=相手にしない、ではなく、ちゃんと相手の立場や状況を理解してあげることで、
自分のメンタルに負荷をかけることなく、相手に寄り添うことが可能になります。繊細さんは周囲に影響を受けやすい為、Empathizeを意識することで
ポジティブな影響はもろに受け、ネガティブな影響は縮小させるようにしましょう。

⑤所属コミュニティーを増やす

どんな組織やコミュニティーにもいろんな人がおり、色々なことが起こります。繊細さんがそんな中で、ノーダメージでいられるはずがありません。1つのコミュニティーにのみに属しているそこでのトラブルや負担があなたの人生のすべてとなり、どんどん追い込まれ、負荷が高くなってしまいます。彼氏や彼女に依存してしまうのも同じことが言えます。

なので、職場、家庭、サークル活動など複数のコミュニティーに属し、気晴らしや気持ちの負荷を分散させてあげることが特に繊細さんには必要です。

⑥刺激を減らす

繊細さんは刺激をもろに受信してしまいます。なので、物理的にも心理的にも刺激を減らすことが予防につながります。過激な音、光、映像、言葉を避ける。刺激を受け過ぎたら、間を開ける、休息をとる。こんな発想で、自分の見に降りかかる刺激をコントロールしましょう。

よく眠れる環境を整える、部屋の中を整理する、断捨離をするなどの物理的なメンテナンスを定期的に実施することもプラスに働くと思います。

⑦心と身体の休息をしっかりとる

繊細さんは、一見すると人見知りでもなければ、コミュニケーション下手でもなく、誰でも上手くやっていけそうに見えます。逆に、周囲の感情をよく理解できるので、周囲に目を配り、気を使いながら、MTGや飲み会でも上手く立ち回ることができます。

しかしながら、そこでの気遣いや気苦労は普通の人以上に心に負担がかかります。だからこそ、しっかり心と身体を休めることです。

身体の疲労は、よく寝るに尽きます。睡眠に関しては今回省きますが、繊細さん故に睡眠トラブルを抱えていることも多いので、良質な睡眠をとる工夫をしましょう。

そして、もっと大事なことは心の休息です。周囲への気遣いと緊張で、疲れた心を休息する為にはちゃんと自分自身の時間を確保し、好きなことをして、自由な時間を作ることが必要です。たとえ忙しくても、自分は繊細さんだから、この時間が必要なんだ!と自分に言い聞かせて、しっかり心を休めてください。

⑧ポジティブなスイッチが入る仕組みをつくる

繊細さんはストレスを感じやすい一方で、プラスの刺激にも過敏に反応できます。音楽、映画、読書、スポーツ、どんなことでも良いです。自分自身のポジティブスイッチが入る仕組みをインストールしておくと自分の感情がコントロールできます。

私の場合は、朝のランニング、瞑想、昼の散歩などでポジティブなスイッチをオンにしています。

最後に

メンタルの勉強を続け、さらに自分自身がHSPだと認めた時、40年間も生きてきて、自分のことをちゃんと理解できていなかったことに気づきました。
脳科学には、こんな格言があります。『Usei it or Lose it』。脳の能力は使えば強化され、使わなければ失っていくのです。

メタ認知を繰り返すうちに、メタ認知力が向上し、自分自身の特性が理解できるようになります。何に対して、ポジティブに反応し、何に対してネガティブに反応するのか。この仕組みがわかります。

つまりメタ認知を高めることで自分の取扱説明書が完成し、それを読みながらうまく自分の感情や言動をコントロールできるようになります。

スピリチュアルなことを書いているかもしれませんが、人間の脳には無限の可能性があり、まだまだ活かし切れていない点も多いそうです。

ねぎおは専門家ではないので、難しいことはわかりませんが、少なくともねぎお自身の専門家として、自分自身を上手くコントロールしていきたいと思います。ねぎおの人生が困難や難題に打ち勝ち、周りの人たちと喜びや楽しさを分かち合いながら素晴らしい日々を送っていきたいと考えています。

そんな日々を最高に楽しむことができるのはHSP故の感受性なのではないかと思います。

HSPで困っている人や悩んでいる人は是非、コメント、DMください。

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