新しいお友達
畑友達が出来た。
若ーい女の子だ。
ここ小田原の畑に、最寄りの駅から向かう途中には、貸し農園が続いている。
どこの農園も私くらいか、もっと年上の方々が野菜作りを楽しんでいる。
その中に、若ーい女の子を見つけた。
初めてお見かけして、声をかけたのは
「収穫した高菜を漬けるんです。」
と話していたので去年の冬だったと思う。
その後、彼女の畑の横を歩いても
タイミングよくお会いすることなく、夏を迎えていた。
上手に野菜を作っている畑を横目に、また会いたいなぁと思っていた。
再びお会いしたのは8月の終わり。
私は畑に向かうところ、彼女は収穫を終えて、自宅に帰るところだった。
ご近所で無肥料無農薬栽培をしている人がいないので、友達になりたいです。
と言ってくれ、嬉しくなり連絡先を交換した。
9月の初め、時間を合わせて再会し、
彼女の畑を見せてもらい、私の借りている畑も見学してもらった。
年期の入った納屋を見てもらい、
「この前でランチしてるの、今度一緒にランチしよう!」
と約束して、その日はそれぞれ畑仕事が待っているので、そのまま別れた。
私のお借りしている畑の横に、竹がたくさん生えている。この竹を切って畑の支柱にしている。
台風が来る前の畑の日、
この竹を取らせてもらえませんか?と彼女から連絡が来た。
畑を広げないと、秋冬野菜の種が蒔けないと言う。
そして、ノコギリを携えて彼女がやってきた。
ケール、スティックセニョール、芽キャベツの苗を植え終わり、ランチにしよう!という、ちょうどいいタイミングでやってきた。
雑司ヶ谷茄子をたっぷりの油で炒め、
お蕎麦にトッピングします。
チャッチャッ、チャッと茄子を炒めているところに、
「こんにちは〜。」
と彼女がやってきた。
「えー、ここで料理しちゃうんですか?茄子、美味しそう!」
「いいタイミングで来たねー。食べる?」
「皆さんのご飯が足りなくなっちゃいませんか?」
と心配しながら、
「茄子、食べてみたいです。」
まだお昼ご飯は食べていないというので、お蕎麦も分けて、炒めた茄子ときゅうりとシソと茗荷をトッピングして、
「いただきます!カンパーイ!」
「茄子、おいしい!ハヤトウリの芽も美味しい!」
ハヤトウリの芽は、油で炒めただけ、味付けなしで食べてみたが、かぼちゃの芽とはまた違う、優しい甘味と食感で美味しかった。
竹を取りに来た彼女を引き留めて、
一緒にランチしながら、いろんな話をした。
私もほぼベジタリアンだが(魚は、たまに食べるので正確にはフレキシタリアンかな。)彼女はビーガンだったり、
地元が一緒だったり、
よく行くベジタリアンのお店を知ってたり、
年齢は娘くらい離れてるのに、
共通点がいっぱいあって、嬉しくなった。
無肥料無農薬で野菜作りしている仲間が出来て、心強い。
私にとっては、ここに住んでいる人と友達になれて嬉しい。
いろいろ情報交換しながら、美味しい野菜を作って楽しみたい!
次回、Yさんも畑にくる日にランチ会にお誘いした。
ワクワクがまた増えた〜。
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