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息子5歳、母5歳、得たもの、手放したもの。

こんにちは!さくら(@SAKURAs_letter)です。
先日、上の息子が5歳の誕生日を迎えました。
息子が5歳=母としても5歳。
まだまだ走りはじめの段階ではありますが、この5年はありきたりな言葉になってしまいますが、とても感慨深く、濃厚な月日でした。

「生まれてきてくれてほんとうにありがとう」

この一言に尽きるのですが、小学校就学まであと1年半を切ったこのタイミングで、激動の5年を振り返ってみたいと思います。

私の変化

私にとって育児は「育自」そのもの。
比較的やりたいことをやりたいタイミングでやってきた私にとって「育児」は頂上の高さが全く把握できない山登りに挑んでいるような感じでした。

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息子出産時の第1子出産は初めての育児。大変だとは聞いていたものの、1日中(特に平日)、息子と2人っきり。夫もその当時は22時までの仕事や地方出張が度重なってあり、常にワンオペ育児。

子どもは可愛くて仕方ないのですが、特にこれといった用事があるわけではないので、行ける範囲での動物園や水族館、博物館の年パスを所持し、「今日はどこに行こうかな?」と毎日考えていました。

家の中でじっとしていられない性分なので、お天気の良い日はお散歩がてら、外出。束の間に訪れたお昼寝タイムは、 SNSやテレビドラマの録画を観て、過ごしました。
大好きな読書もその当時は読む気がなぜか起こらず、していませんでした。
保育士資格に手を出して、資格取得に燃えていた時期もありましたが、本当にやりたきことではなく、頓挫。
何か子どもにとって良い環境を、とベビーパークや七田式、コペルなど様々な幼児期教室を体験したのも1人目の息子の時でした。
結局、自分にとって心地よかったベビーパークに落ち着きましたが、手当たり次第色々とやっていたなぁ、と思います。

1人目の育休終了時に感じたことは、

「最大限子どもには向き合った!でも自分のことは何一つ進化しなかったな。後退している気さえしてしまうかもしれない‥」

という満足感と焦燥感のなんとも複雑なものでした。

そして2人目の娘の育休時、ある一冊の本に出会い、変わるきっかけが到来します。

ここから一気に180度自分自身の考えが変わり、自分のやりたいことを子育てもしながら突き詰めていこうと、今のスタイルが徐々に出来てきました。
特に未就学児のうちは何をするにも親や周囲のサポートや同伴が必要なので、自分時間は1日のうちにほんの僅かしかありませんが、その少しの時間を欲張って「やりたいことをとことんやってみよう!」そんな思考の変化が生まれました。


結果、今は時短勤務をしている本業の他に、やりたくて仕方がなかった教育分野でご縁をいただき、空いた時間で業務委託として関わらせていただくことが出来ました。
2度目の復職で心が折れてしまったりと、試行錯誤はありますが、少しずつゆっくり前進しているのが、母5歳になった今の私です。
母1歳の時には考えられなかったことではありますが、息子と一緒に少しずつ外の世界を見て、色々な人と出会って、好奇心に身を任せてみる、というのは息子を見て学んだことでもあります。

本業も時短勤務なので、働ける時間自体は短いですが、私の場合は無限に時間があってもなくても、グッと集中できる時間は決まっているので、かえってお尻が決まっている分、いつまでに何を、を明確にしながら仕事を進めることを意識しながら仕事ができるようになった気がします。

また時短勤務だと、終業後お迎え後に時間の余裕があり、公園に寄って帰ったり、習い事を平日入れてみたり、育児にグッとアクセルを踏んだ過ごし方が出来るのも、今だけの醍醐味だと思って噛み締めています。

家事の断捨離

「何かを得るということは、何かを失うこと」、これは世の中の道理だと思います。
子育てをしながら仕事をすると、どうしても家事をすべて完璧にこなすことはできません。(少なくとも、私は全くできません…涙)
やろうと思えばできるのかもしれませんが、時間に余白がなくなり、私の場合は潰れてしまいました。
そこで家事の中で特に時間を奪う”料理”をアウトソースする選択をここ半年取ることにしました。
料理自体嫌いではないのですが献立を考え、買い物をして、料理を作り、後片付け、この一連の工程を省略するとどれくらいの時間が得られるのだろう?と気になり、ただいま実験中です。
東都生協の宅配弁当から始まり、つくりおき.jp、そして今オイシックスの献立コースを利用し始めた所になります。

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実際、料理にまつわる一連の工程を省略すると毎日1時間ほど、時間が創出されました。
その時間を 読書やブログ、複業の時間に当てることができ、精神的にはとても満たされています。
手作りをしないことによる負い目を感じないわけではないので、添加物や産地、料金体系、利便性、そして一番大事な味にこだわって、現在落ち着く先を探しています。

料理をやめると不思議なもので、たまには作りたくなる衝動に駆られるので(笑)、カレーやミートソースなど冷凍しても食べられるものなどを作りながら、うまく付き合っています。

夫との関係性の変化

夫との関係性については以前note記載させていただきました。

これまでの5年間、2人3脚でやってきて、お互いの心地よい方向へと少しずつ変化しているのかな、と思っています。(夫はもしかしたらそうは思っていないかもしれません笑)

これまで順風満帆だったわけでは決してなく、落ち着いて考えてみれば本当に些細なことですが、お互いの家事や育児の割合で揉めたりすることはしょっちゅうで、ほんの些細な言葉がトゲとして刺さり、傷ついたり、傷つけてしまったり、と沢山ありました。

何度も話し合い、その都度何が大切なのかを会話してきました。
夫も私も同じ年齢ということもあり、お互い仕事が最も山場である年齢。
仕事も頑張りたい、育児も積極的に関与したい。
行き着いた先は夫は当初息子が生まれた時から仕事を転職し、自宅から近く、時間の融通がきく仕事に。
「何かあればすぐに駆けつけることができる、そして自分自身も育児には関わりたい」、ということでこの変化は家族にとっては良き変化でした。
お互いの実家の近くに引っ越す、という選択肢もありましたが、自分たちが主体となって育児をする、と決めたことは大きかったと思います。

育児感の変化

育児感ではとても大きい変化がありました。育児をしているとつい日々不安になります。

「これでよかったのかな?また怒ってしまった‥」
「どんな風に伝えよう、うまく伝わっているかな?」
「子どもたちの1日は良い1日だったかな?」

流れゆく日々の中で、様々な感情が自分自身を取り巻きます。
子どもの喜怒哀楽が激しいように、私自身も日々喜んだり、怒ったり、落ち込んだりと、コロコロ変わる自分の感情に時についていけなくなったり、自信が持てなくなったり。
母5歳になった今、そんな自分の立ち戻る先が明確に決まり、自分の感情が乱れた時に必ずこれがあればまた気持ちがリセットされるものを見つけることが出来ました。

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常に自分自身の基盤が安定していると、子どもと言い合いをしてしまっても、怒りすぎたなと自己嫌悪に陥った1日の終わりにも「うん、明日はまた笑顔で過ごそう!」と新たな気持ちになります。

1)私の立ち戻り先その1〜花まる学習会/高濱先生〜
「あーあるある!」と育児中のお父さん・お母さんの心を掴むエピソード満載。たくさん著書も出されており、「はなまる子育てカレッジ」のサイト内でも複数の講演や、対談を見ることが出来、よくあるエピソードに励まされては、「よし!起こってしまったことは仕方ない!明日また頑張ろう!」と思う原動力になります。

育児中はつい孤独になりがちですが、皆同じ悩みを持っている、一人じゃないと思えるのは案外大切なことだと思います。

2)私の立ち戻り先その2〜石田先生〜
毎日聴いているVoicyで石田先生の存在を知り、聴くのが日課になりました。子育て中の方からの相談が、具体的で物事の捉え方や観点がとても勉強になります。

何よりも自分自身が悩んでいる内容は自分だけではないんだな、とホッとするのも石田先生のVoicyの魅力だと思います。

石田先生の著書もとても読みやすく、落ち込んだ日の私の心にはとても深く染みます。「あれ、なんだか子どもとコミュニケーションや関わりがうまくいってないな…」と思える時に石田さんの著書を読むと、ふと隣でアドバイスしてもらっているようなそんな安心感さえ覚えます。

3)私の立ち戻り先その3〜小宮山利恵子さん著書〜
これまでは育児の側面での立ち戻り先でしたが、こちらは「これからの働く」を考える上で今の私自身のベースとなっている本になります。

小宮山さんはスタディサプリAI研究所の所長をされている傍ら、大学教員やさまざまな講演にて世界や日本の教育について語られていらっしゃるので、その内容にも非常に興味があるのですが、それ以上に「レア力で生きる」を読むと人生100年時代と呼ばれるこれからの職業観を常に見つめ直すきっかけを与えてくれる一冊です。

話はそれますが、小宮山さんと石田さんの共著のこちらの本もとてもおすすめです!


こうして様々な立ち戻り先を手に入れた私は、何かあっても大抵のことは「うん、大丈夫!」と思えるようなコンパスをこの5年間で手に入れました。

いかに自分自身の気持ちの切り替えを素早くできるか、自分自身が自分らしくいられることがいかに大切か、をこの5年で実感したので、私が私らしくいられるお気に入りのアイテムは必需品となりました!

この5年、得たもの、手放したもの

子ども達の父母となって5年。夫も私自身も、そして子ども達も皆少しずつ成長をしてきました。

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その時その時立ち止まることはあっても、振り返ると一瞬で、繋がっていないようにみえた点も全部線になって繋がっていると感じます。

この5年間で苦手なこと、好きではないことは主体的に手放しながら、自分にとって必要な武器を手に入れました。丸裸の状態から、衣服を身につけ、少し手に武器をもった、そんな感じでしょうか。

少しずつ母としてレベルアップしながら、仲間ができ、経験値が上がり、行動範囲も広がりました。そう思うと着実に進化していることに少しホッとしつつも嬉しくなります。

おわりに

ふと子どもたちから見て「私自身はどんな母に見えるのだろう?」とも思うことがあります。口が達者な5歳の息子と、イヤイヤ期真っ只中な娘に挟まれ、いつも一杯一杯な毎日で、ふと気づくと顔が曇っている、ということよくあります。
(つい先日も夫に「顔が、、疲れているよ、、」と言われたばかり苦笑)

長いように見える子育て期間も気づけば一瞬で通り過ぎ、現にこの5年は台風のように一瞬で過ぎ去りました。

悲しいことに5歳の息子が話しはじめのころ、どんな風に話してくれていたのかもビデオを観ないと思い出せないほど、こんなに大切な日常なのに記憶も薄れつつあります。

毎日を楽しもう!
1つ1つの出来事を全力で楽しもう!

そう心から思います。

「お母さんいつも楽しそうだな」そう思ってもらえるようなご機嫌な母を目指して、子どもたちがふと思い出す母の顔がいつも笑顔な母を目指して、決して無理はしない育児を引き続き楽しみたいと思います。

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父だから、母だからといって無理をするのではなく、等身大の、ありのままの母でいたいなと思う母5歳の今日この頃です。(自戒も込めて…)

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます!


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