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こどもの習いごとのはじめ方に失敗した話

近年、幼児教育や知育、早期教育など様々な言葉が飛び交っていて、幼少期から様々な習い事をすることが珍しくなくなってきました。

今日は我が家の失敗から学んだことをお伝えすることで、お子さんの習い事を始めるに当たって悩んでいるどなたかのご参考になれば幸いです。

これまでの習い事の遷移も踏まえてご紹介していきます。

1.初めての習いごと

我が家には間もなく4歳を迎える息子と1歳半の娘がいます。

息子の育休時、子供と2人で過ごす時間が長かったので、メリハリをつけるためにも何か習い事を1つやりたいな〜という安易な気持ちで探し始めました。特に目的はなく、私も子供も楽しめて、負担なく通えるもの、また欲を言えば子供の成長にとってプラスになるものはないかな、という観点で見ていました。

ヨガやリトミック、七田式やコペルなどの幼児教室など、片っ端から体験会を予約して、一通り行きました。

色々と経験してみて、辿り着いた先はベビーパークでした。

ベビーパークは親子の絆をテーマにした幼児教室で、お子様のIQを伸ばすことはもちろん、両親の子供との関わり方(言葉がけや接し方等)について色々と教えてもらえるものになります。

私はベビーパークの回し者でもなんでもないので、何がよかったか一言でいうと、それは日々子供と向き合う中で私の心の支えになった、に尽きます。子供と関わっていて「こんな言い方はいいのかな?」「こんな時はなんて言ってあげたらいいんだろう?」「この月齢でこの発達でいいのかな?」

それはそれは日々目まぐるしく、色々なことを考え、ときに悩むのが親かと思うのですが、その一つ一つに答える形でマザーリングという時間がはじめに10分あり、講師の方から月齢にあった関わり方や声かけの仕方、またその月齢時期に大切にした方がいいことを講義してもらえる時間があります。

講義が一通り終わり、質疑応答が済むとフラッシュカードや歌、体を動かす体操の時間に入ります。

身内以外の方に認めてもらえること、困っているときに相談に乗ってもらえることはとても精神的な安定に繋がり、私も子供もとても楽しく通うことができました。ただどの習い事にも言えることですが、講師の方によってかなり差がありますので、相性の良い先生を見つけることがもっとも大切です。

そうしてベビーパークに1歳半まで息子はお世話になり、時間帯の兼ね合いで一度退室してしまいましたが、現在は1歳半の娘がお世話になり、楽しく通っています。

一つ目の習いごとはまだ息子が小さかったこともあり、入室は私が決め、教室のスケジュールと合わなくなってしまったのが原因でやめました。

2.2つ目の習いごと

今年息子は年少になりましたので、また何か習い事を始めたいな、と思うようになりました。男の子なので、体を動かす空手やサッカー、体操などを考えていましたが、保育園の行き帰りで必ず前を通るくもんのお教室に息子自身が興味を持つようになりました。

保育園では異年齢のクラスにいることもあり、年中年長の同じクラスのお友達がくもんのお教室によく吸い込まれていくところも見ていて、行きたい気持ちになったようです。

ちょうど8月中はサマーキャンペーンをしていたこともあり、いい機会!と思い、体験してみることにしました。そのとき息子と会話したのは「行きたいって自分で言って決めたんだから、しっかり通うんだよ」ということでした。

体験を2回させてもらい、「楽しかった!通いたい!」というので、本格的に始めることにしました。

さて通い始めると宿題が毎日あり、なかなか思うように進まず、初めて間も無く親の私の方が毎日様子を伺いながら宿題をさせるのが嫌になってきました…

「くもんやる〜?」と聞くと返ってくる言葉は…「今日はやりたくない」「キラメイジャー見たらやるかもしれない」「ウルトラマンで遊んだらやろうかな…」「ご飯食べたらママが先にやって」などなどそんな言葉が並ぶとまだ3歳なのになんでこんな小さいうちから宿題やらせているんだろう、と自己嫌悪にもなってきます。

くもんは2教科通っていて、1教科あたり1日10枚程度(裏表あり)の宿題があります。内容は簡単ですが、3歳の子がやるには15分〜30分ほどかかります。

毎日順調にはできないので、むらがありつつもなんとかこなしていました。

はじめのうちは楽しく通っていましたが、先日ついに「今日は行きたくない」と言い出しました。

あぁ…ついにキタか…(意外と早かったな…涙)

そのとき私が息子に返した返答は「自分でいくって言ったのに、なんで行かないの?」でした。すると息子は「う〜ん行かない、行きたくないから」といって、教室を素通りし、帰宅。

そして私はその日のうちに「もう休会したいと思う」と夫に切り出し、「行きたくないならそれでいいんじゃない?」ということでやめる方向に話は進んだのですが…

翌朝起きて息子は「くもんの宿題やろうかな〜やって持っていくんだ〜!」と言い出しました。

あぁ…その瞬間なんだかとっても申し訳ないという気持ちがこみ上げました。


3.今回の反省

1)まずどんな習い事なのかを子供としっかり確認する

まず習い事を始める前にはどんな習い事なのか、親側がしっかり把握し、子供が理解できる年齢でしたら、それを伝えてあげる必要があると思います。今回の息子のくもんの件では、お兄さんたちが通っている=なんだか楽しそうなところなんだろう!=自分も行ってみたい!!と思ったところから始まっています。しかし実際行ってみてきっと、あれなんだか遊びをするところではないらしい=思っているのと違う=うーん、行きたくないかも…と、これは私の推察ですが、そうなってしまっている気がします。

どんな習い事でどんなことをするのか、を事前にしっかり伝えてあげることが大切ですね。

母子分離なのかそうではないのか、どんなことをどんな人とやるのか、宿題があるのかないのか、もし宿題がある場合はいつやる必要があるのか(例えば起きてすぐ、保育園から帰ってきたらなど)、いつ通うのか(週に1回や月曜日と水曜日にいくよ、など)を子供と擦り合わせてスタートするのが良いでしょう。

2)親側が心構えをしっかりと持つこと

子供が行きたくない、と行ったときに怒ってしまうのではなく、「そっか、今日は行きたくないんだね」や「ママも一緒に行って待っててあげるから行ってみる?」など柔軟に対応してあげる必要がありそうです。

子供の気持ちはコロコロ変わるので、今日は嫌でも明日はやる気に満ち溢れているというのはよくある話ですよね。ただ、いざその場に出くわすと行かなければいけないものに行かないなんて…とイライラしてしまうのが親だったりします。今回の自分の対応にとても反省しました。

行きたくない日は行かなくていい、宿題もやりたくない日はやらなくていい、それぐらいのおおらかな気持ちを強く持つ必要があるんだと感じています。

宿題をやらせたい、毎週しっかり行かせたい、というのは私のエゴなんだな、と少し落ち着いて自分の状態がわかりました。

4.終わりに

子供が始めたい、と言って始めたくもんですが、「自分で始めたいって言ったんだから、行きなさい」はあまりにも子供に責任を押し付けすぎてしまっています。全く子供に伴走できていませんね…

どうしても我が子のことになると、ついついのめりこみがちになってしまいますが、明日は明日の風が吹く〜と思って、どーんと大きな心で子供を受け入れてあげられるとパパママの気持ちも少し落ち着くのかなと思いました。

また行きたくない、という日がきても、「そっか、今日はいいんじゃない?」とさらっと言ってあげられるように準備しておこうと思います。

子供の1つ1つの発言を真に受けすぎず、スルーする力も大切だなと思えたエピソードでした。


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