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51伊織さんバースデー《本営の固まり》

伊織さんはお客様が多い
沢山使う子も居れば、ちょっと飲んで帰る子も居た

龍星「さくらっワイン飲める?」
ワタシ「赤ワインだったら」
そうは言ってみたもののワインは久しぶりだ
*酔いそう*
外(VIPの)では、伊織さんのエースが卸したロマネコンティの周りにホストが集まってお祝いしていた
*よくそんなお金があるなぁ……*
、とその時
違う卓から
*きょうこさんより!リシャール頂きましたぁー*

伊織さんはエースの子に小声で何か言ってそこの卓に行った
きょうこと呼ばれる女の人はエースの子を見て鼻で笑った
ワタシ「……」
次々に色んな女の子が高級ボトルやシャンパンを卸していく
その度に伊織さんは卸してくれた卓に行かなければならない

ワタシ「…大変だね。」
龍星「伊織は私のものって全員が思ってるからな笑」
ワタシはワインが進む
……酔っ払ってきた
龍星が腰に手を回す
??「あ〜!龍星!いやらしい〜」
急に誰かがVIPROOMに入ってきた

ホストが慌ててダメですダメです言ってる
ワタシは面白そうだったから良かった…
けど、伊織さんのエースじゃん!
「私、えみなっていいます!」

ワタシとえみなの初対面はココだった。
伊織さんは慌ててえみなさんを戻しにいく
伊織「えみな!卓全部回ったらお前のとこ戻るって言ったやろ?」
えみな「だって…もう1時間も経ってるしっ」
龍星「えみなちゃん久しぶり」
えみな「龍星君♡何?何?彼女?」
ワタシはそういう設定にしようと思った
ワタシ「さくらっていいます。よろしくです!」
龍星は伊織さんに何か言ってる
伊織さんは任せたごめんと言って
また何処かへ行ってしまった
えみな「ほらぁ〜また呼ばれたし…」
龍星「伊織戻ってくるまでここに居る?」
えみな「良いの?ロマネあるよ!持ってくる!」
ワタシは純粋に可愛いなぁと思った
キツそうな雰囲気も喋ったら別人だ

えみなは人懐っこく、お世話焼きだった
えみな「さくら!さくら!これっ美味しいから飲んで?」
えみな「おつまみ要らない?私頼んでくる!」
ワタシはもう酔っ払いそうだ
龍星「ハハッ。相変わらずだなえみなちゃん。」
えみな「龍星飲んでないやん!」
一気コールが始まる
高級ボトルで。

ワタシ「えみなちゃんこそ飲みなよ〜」
えみな「さくら!あんまりゲームとか知らんやろ。ウチ教えたる」
えみなはカラオケを入れる
飲みコールだ
順番に回ってきて皆イッキ
龍星が珍しくふらついてる
龍星「さくら。飲みすぎるなよ」
えみな「えーっ龍星君お父さんみたい」
龍星は今日、パパとかお父さんとか言われて落ち込んでいる
面白かった
*外では相変わらずシャンパンコールが鳴り止まない*
ワタシ「えみなちゃんは何で伊織さんがいいの?」
聞いてみた
えみな「ぶっちゃけて言うと〜
伊織はマメやし優しいし…ウチがリスカしたら飛んできてくれるし!」
ワタシはやっぱり聞くんじゃなかったと後悔した
龍星「俺もっさくらにはそんな感じ!」
えみな「やぁ〜ラブラブ〜」
ワタシは龍星の肩にもたれる
*手を握って*
と言う。
龍星はワタシが手を繋いでもらったら機嫌が良くなるのを知っている
龍星は手を握る
えみな「えーっ超羨ましいんだけど!」
えみなはヤバいヤバい言いながらお酒を一気に飲んでいた
結構時間も経った
龍星「姫。シャンパンタワーの時間だよ」
えみなは急いで またね と言いお化粧直しをしに行った
続く

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