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134伊織さんのお義母さん

だ〜いぶ書いてなくてワタシ自身が忘れてしまいそうだ

プルルルプルルル

着信を見ると倉田さん

いい加減に話さないと…

と思っていたら龍星が電話を取った

龍星「久しぶり。元気〜?」

倉田さんと龍星は知り合いなのか

…当たり前か

伊織さんのホスト仲間なのに知らない訳無いか

龍星は何か真剣に聞いている

ワタシも倉田さんに謝りたかったのに電話を渡してくれない

龍星「OK。その方が俺もいいと思うわ。一旦会うか」

と言って電話を切ってしまった

ワタシ「もう〜龍星〜」
龍星「さくら?さくらは動けないんやから俺今から行ってくるな?」

えっ?どうなったんやろう…

龍星はご機嫌で部屋を出ていった

シ……ン

静かだ

いつまで入院しなあかんのやろ
かおるは元気にしてるかな?

その時また携帯が鳴った

【伊織さんのお義母さん】

お義母さん?!
どうしはったんやろ

ワタシは電話をかけ直す

すると

お義母さんは電話を取ったのに無言だ

ワタシ「お義母さん??聞こえてますか?」

…まえのせいだ

ワタシ「はい?聞こえないです」

「お前のせいで伊織は居なくなった!」

今までの穏やかなお義母さんとは声質も違いとても怖かったのを覚えている

ワタシは謝りたおした

それしか出来なかった

だって
ジ殺とは言え

ワタシが殺したようなものだ

ずっと心の奥底で燻っていた

ワタシ「本当に…ごめんなさい…」

お義母さんはまた無言になり急に誰かに代わった

「さくらさん?初めまして。
私、双子の姉のゆまと申します」

ワタシ「はい!初めまして!」

お義母さん双子だったんだ…

ゆまさん「さくらさん、ちょっとゆき(お義母さん)の容態がおかしいから
最近泊まりにきてるんやけど会いたいわ?今何処?」

ワタシは困る

どうしよう

その時たまたま看護師さんがやってきた

看護師「さくらさん、お腹は張ってない?どうですか?」

その声を聞いてかゆまさんが
「何?さくらさん病院?どこか悪いの?」

ワタシ「えっと…」

言えないよ
まさかの龍星の子供だなんて

ゆまさん「何処の病院?二人で行くから」

ワタシは冷や汗が出てくる

看護師さんは構わず点滴を替えている
*今だけですよ?携帯は*

ちょっと怒られたが構わずゆまさんは看護師さんに変われと言ってくる

看護師さんは変な顔をして
「何ですか?どうしました?」

ワタシは心の中で*看護師さんお願い黙って!!*
と思っていた

あまりにゆまさんが引かないので

看護師さんに代わった

看護師「はい。○○病院産婦人科ですね」

ヤバいヤバいヤバい

ゆまさんとの電話は切れた

*どう思ったんだろう*

看護師さんは変な顔をして病室を出ていった

ワタシは今から伊織さんのお義母さんと双子のお姉さんに会わなければならなくなった

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