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54えみなを➕したカラオケ

伊織さんと龍星とえみなとワタシで
カラオケに行く事になった

えみな「嬉しい〜!」
えみなははしゃいでいる
龍星も嬉しそうだ
伊織さんは何だかボーッとしている

カラオケに着いた
結構広い
ワタシはフラフラしていた
龍星が肩を貸してくれる
ワタシ「龍星、ありがとう」

伊織さん…どうしたんだろう
心ここにあらずだ
えみなが伊織さんの横に座り
ワタシと龍星が横に座る

龍星「えみなちゃんまだ酔っ払ってる?」
えみな「うん!まだ飲むよ〜」
龍星「俺も飲も」
ワタシも飲もかな…
ワタシ「伊織さんは?」
伊織「ビール」
皆飲むみたいだ

全員ビールにした
*カンパーイ*

何だか楽しいな…
学生みたい

えみなも楽しそうだ
伊織さんはグイグイ飲んでいる
龍星「伊織〜お前イベント後にすげえな笑」
ワタシも飲む
実はワタシはビール飲むと酔っ払いやすいのだ
顔がすぐ真っ赤になる

龍星「さくら?!何か熱いぞ?」
龍星はほっぺたを触る
ワタシ「うん笑笑」
龍星もイッキで飲む

えみなはもうノリノリだ
カラオケ大好きなんだろう
えみな「伊織ぃ〜」
えみなは伊織さんに抱きつく
伊織さんはヨシヨシしている

ワタシ「おかわりっ」
龍星と伊織さんがびっくりしている
ワタシが自ら飲むのは珍しいからだ
龍星「さくら…無理するなよ?」
ワタシ「大丈夫!」

沢山のお酒をちゃんぽんしてワタシは人生初ヤバかったかもしれない

ワタシ「龍星は私のどこが好き?」
龍星「えっどうしたん?えっと
優しい所、色んな意味で可愛い所、世間をあんまり知らない所、
っつうかっ全部!!」
えみな「めっちゃいいなぁ」

ワタシは本当におかしかった
何だかもう一人の私が見ているみたいに
ワタシ「龍星……手」
龍星はもう分かっていて手を握る
本当に優しいのだ

龍星と付き合えば優しい未来が待っているだろう
将来は先生になると言っていた
本当になると思う
きっと浮気もしない
全力でワタシを守ってくれるだろう

…………
だけど……
ワタシは伊織さんを見る
目があった
ワタシはそらす
伊織さん……

伊織さんは急にワタシの手を引っ張ってカラオケから出ていく
後ろで龍星とえみなの声が聞こえる
待てとか言ってる

ワタシ「伊織さん!どうしたの?」
伊織さんはワタシを違う階に連れていった
伊織「俺にそんなに嫉妬させたい?」今はえみなが居るから話せなかったけど……」
伊織「さくらちゃんは誰が好きなん?!」
ワタシは戸惑う
変な汗が出てくる……

ワタシ「いおりさんが気になる……」
涙が溢れてきた

伊織さんは凄く嬉しそうな顔で
「一緒にお家帰ろうな?」
と、言った
でも、今だけ我慢して欲しいとも言われた
えみなは大量のお金を使ってくれている

ワタシ「はい…ごめんなさい」
また、龍星達が居るカラオケの部屋に戻る事になった
続く


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