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年金と学生とアルバイト

大人になるまでに、ぶつかった壁を、ヒントとしてまとめていきます。

【年金と学生とアルバイト編】

今回のキーワードは、「年金」「学生納付特例」「所得」「税金」「103万」「アルバイト」。
18、19歳の、アルバイトしてる人たち、20歳の自分のために今読んでおくといいと思います。


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20歳になると、こんなものが、頼んでませんが、送られてきます。

年金手帳


多分20歳の人って大体、学生です。私の周りは95%くらい大学生でした。
働いてる人の方が少ない。

んで、年金って、何?

最初に当たるのがここ。
送られてくる書類読んでもよく分からない。
それに最近「私たちが年金もらえる頃にはそんな大した額もらえないよ」なんて耳にする。それなのに振り込まなきゃならないの?


とりあえずね、学生の大体は、年金の保険料の振込は、先延ばしにできます。
だから、とりあえず、免除してもらおう。学生だし。
後から「追納」できるし。
その手続きをまずしよう。
で、免除してもらってから、年金とは何か考えても遅くない。です。
免除申請が遅れる方がまずい。
だから今回は、年金とは何かの前に、密接に関わるアルバイトの話を中心に、年金と税金、やった方がいいことの話をします。

それで、今回の重要なキーワード。
この年金の保険料の納付を免除してくれる制度を、


学生納付特例制度


と呼びます。

まあ多分リンクしてあるサイト読んでもよく分からないです。
1.対象者 の欄でもうアウト。なんだこれ。
だからざっくり解説すると、

1. アルバイト代の年収(その年の1月1日から12月31日までに支払われた分が約194万円以下
2. 対象の学校(大学、短大、高専、など)に在学中

の人が対象。
(アルバイト代が年194万超える人はほぼいないと思います。万が一いたら、ここでは書いてないので自分で調べてみて下さい。)

最初は窓口か郵送かで免除の申請ができるらしいので、学生納付特例制度のサイトや、最初に来る封筒の中身を読んで申請しましょう。

2回目以降は学生納付特例制度を申請するための葉書が送られてくるから、名前とか住所とか学校名とか学校の住所とか、色々書いて個人情報保護シールをペタッと貼って送れば完了。
この葉書で注意すべきは、前年の所得の欄。これも気になる人は調べてみるといいです。
解説なしでとりあえず書くと、
(1)バイト代の合計が65万円以下
「1.なし」に○をつける
(2)バイト代の合計が65万円超、約194万以下
所得が118万円以下になるので「2.あり(118万円以下)」に○をつける
(3)バイト代の合計が約194万超
「3.あり(118万円超)」に○をつける
ことになります。


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さてここで、あれ、103万って数字を聞いたことがあるんだけど?
っていう人がいると思います。

103万円の壁は、税金(所得税とか住民税とか)がかかるかどうかの壁です。
年金の免除とはあんまり関係ないです。


103万円以下の人、税金何もかかりません。安心して下さい。

103万円以上、130万円以下の人、は、勤労学生控除という制度が受けられます。
これを申請すれば、自分には税金がかかりません。
ただし!親(扶養してくれてる人)の税金が増えます。なので、親の収入次第では、103万超えてしまうと損だったりします。
勤労学生控除を申請しない場合、住民税等かかります。

130万円超えてる人!
親の税金も増えるし、自分も税金払わなければいけないです。
で、こうなると、200万弱くらい稼がないと損だったりする。
働いてるのに、手元に残らない。税金で取られる。
確定申告もしなければならない。


だから、

103万円以内だけバイトをする。

のが、学生納付特例を申請するにも、税金がかからないという面でも、一番賢いかと思われます。学生の本分は勉強だしね。


この仕組みをわかりやすく、解説してくれているのが

学生と税金

こちらのサイト。特に103万円超えちゃう人、よく読んでみて下さい。


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もう一つ、ここで追加したい情報があります。
バイト戦士と化している人たち、よく読んで下さい。

月に8万8千円以上稼ぐと、源泉徴収と言って、大体のバイト先は、税金を引きます。給料から。引かないとこもあるけど。
たとえその月だけでもです。

8万8千円って何?って思いますよね。
月8万8千円×12ヶ月=105万6千円(年収)
8万8千円、毎月稼いでいくと、年収が103万超えちゃうから、自動的に税金を給料から引くのです。

でも、例えば夏休みの8月だけ10万稼いで、年で103万超えてなければ、税金は引かれないはずでしょ?
だから、税金として引かれた分を返してもらう手続きができる。(=確定申告でできる。)
ずっと同じところで働いているなら年末調整って言って、会社から自動的に返してくれる。けど、年末前にやめたらしてくれない。確定申告は色々必要なものもあって、申請が大変。

だから、オススメは、年103万、かつ、月8万/社、超えないように、バイトを掛け持ちすること。

私は特に、大学の授業のある期間はほぼバイトできなくて、長期休みにバイトして稼いでた。だから2,3,8月は月収8万超えることもあった。
でも確定申告を一度もしてないのは、源泉徴収をほぼされてないから。

A社で月6万、
B社で月6万、
C社で月6万、
なら、月18万稼いで、源泉徴収は各社8万超えないからほぼされない

あと、単発のバイトの会社は、月8万超えても源泉徴収しなかったりする。自分で確定申告して税金払ってねーっていう方針。
そうやって考えると、本命を1つと、単発を2つくらい掛け持ちするのがオススメ。私はフォトスタジオのアルバイトが本命で、バレンタインのチョコの販売やるような単発週払いの会社と、コンサートのグッズ販売をするような単発の会社(調べるといろんな会社あります)を掛け持ちしてました。あと、大学の試験監督とか。季節ものの単発の方が時給が良かったりする。登録会に行かなきゃいけないのは面倒だけどね。

以上です。長かったー。
年金とはなんぞや?はまた今度。


参考としてー
学生納付特例の、年収約194万の式はここから考えると出せます
→ 給与所得控除について





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