2020.12.13 生まれ変わりと夢

生まれ変わりを信じるだろうか。


僕の脳みそでは根拠のあることは言えない。

ただあって欲しいと思う。



両親ではないが、尊敬できる人が家族にいた。

進んだ道は違えど、同じ環境で学んだ友人がいた。

過去のことを語り合える友人がいた。

肌と目の色、話す言葉が違う友人がいた。

最高にクールで、どうしようもなくダサい僕らの音楽を共に掻き鳴らす戦友がいた。

同じ夢を持ち、勉強と研究を高め合う友人がいた。

僕に夢を与えてくれた教師がいた。


僕の人生には間違いなく、出会いがあった。

同時に、別れもあった。



僕の本当の夢は、漁師だった。

小さな頃、テレビで見た。それは大きな大きな、見たこともないような魚を釣り上げる人。当時、僕は食卓に並んだ姿しか知らなかった "モノ" 。それはあの大海原を裂くように泳ぎ、生きていて。そいつは殺されないように、暴れまくり、血を垂れ流し、陸に打ち上げれる。

そんな姿がかっこよかった。



もう一度、初めから人生を始めることができるのなら、そんな道も歩めるのだろうか。


もう一度、初めから人生を始めることができるのなら、今までの出会いを大切にできるだろうか。


もう一度、初めから人生を始めることができるのなら、もっとうまくやれただろうか。


もう一度、初めから人生を始めることができるのなら、いなくなってしまった地元の同級生たちと、仲良くなれただろうか。



もう一度、初めから人生を始めることができるのなら、なんて考えても、しかたがない。




2020.12.13

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